白爺の独り言

故郷テニアン島へ帰る旅!
 古い友達と巡る秘湯の旅!
白爺一人で ブツブツブツ・・
お暇な人 寄っていって~。

函南の仏の里美術館を見学(畑毛温泉親子旅12.08③)

2012-09-02 08:29:54 | 親子旅

ホテルの人に、「近くに仏の里美術館が出来た。短期間に2万人の人が観光している。」と案内されました。
白爺たちは、見学することに決めてホテルを出発しました。 

東海道線の熱海駅を一つ過ぎると、函南駅があります。
仏の里美術館は、この駅から近いところにありました。

                

ホテルから車で行ったのですが、函南駅を出発すると伊豆の山々の出発点と思われる里山が現れてきました。
その里山の中に美術館は建っていました。

  

館内に入ると、地元の書道愛好家が展示会を開いていました。
屏風に書かれた七福神の字が印象的です。
愛好家の方は「我々は字を書いているのではない。書画を書いているのだ」と説明してくれました。

                

本当にこれは字でなく画ですねー。
説明をしてくれた方は、
「感謝をするときにはありがとうと言いますが、そのびを書画に表した。」
と話されました。
ありがとうぶ字になっています。
礼状の葉書にすると良いと言われて、白爺は感心してしまいました。

書画展の隣には、仏様が飾られている展示室がありました。
入口を入ると、仏様の役割が説明されていました。
少し仏様の勉強をして見ましょう。(受売りです)

阿弥陀如来などの「如来」は、
心理を悟り真理の世界から現れた仏様で、極楽浄土に衆生を導いてくれる。
観音菩薩などの「菩薩」は、
自ら悟りを求めて修行をし、同時に衆生を救おうと努力する者。
不動明王などの「明王」は、
すべての悪を振り払い、邪神や仏敵に対し強い力を持って従わせる。
十二神将の「羅大将」は、
「天部」法を守る護法神、世界を守る護世神、あるいは信者を守る守護神。
「羅漢・高僧」は、
仏の教えを学び、修行をなしとげて、一切の煩悩を断ちつくした境地に達した聖者。

判りましたかな! 南無阿弥陀仏

              

源頼朝が流刑になっていた時代の仏像が、沢山展示されていました。
この仏像は、平安末期に実慶などが造った「阿弥陀三尊像」だそうで、国指定文化財だそうです。

十二神将像は平安時代の三体と江戸時代の一体を除くと、鎌倉時代や南北朝時代~室町時代初期の作品だそうです。
神将像が十二体揃っているのは、珍しいことだそうです。

                

これらの仏像は、この地桑原の土地に大事に保存されていたのだそうですが、地域の方が函南町に寄贈されたので、町は美術館を建設して後世に保存継承してゆくことになったそうです。
この集落の公民館が、美術館の隣に建っていました。

この里山と、重要文化財がいつまでも残っていくことを祈念して、白爺は美術館を後にしました。

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿