通称「1航艦」と言われていた、日本海軍第1航空艦隊司令部跡です。
相当古いので「立入禁止」の案内も出されていますが、遠くから眺める雄姿は昔の面影を残しています。
この司令部を見るのは初めてというAさんが一緒だったので、白爺は自己責任で中に入らせてもらいました。
傷んでいても土台が落ちるようなことはありません。
ただ天井からコンクリート片が落ちるのが心配になりました。
向かって左には頑丈な壁で造られた小さな部屋があります。
発電機でも置いたのでしょうか?四角い土台が残っている大きな部屋もあります。
中央に見えるのは大きな風呂場です。
湯船はそのまま残っていました。
またこの付近には、厨房らしき部屋・洗面所・大小の便所などの設備跡が残っています。
部屋の中は土蜂の巣に占領されていました。
白爺は、Aさんに「絶対フロアーには入らないこと」を約束させて2階に上りました。
2階の階段からフロアー内を眺めた景色です。
フロアーの左端には、出撃機に「帽フレ」をして見送っていたと思われるテラスが残っていますが、今は危険で近寄れませんでした。
この司令部から、テニアン島南端のカロリナス岬まで撤退して玉砕された、角田司令長官はじめ1航艦の兵隊さんのご冥福を祈って、白爺は司令部を去りました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます