石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

フグがひっくり返る事態

2008-04-08 21:59:07 | 社会
 パリでは聖火が「バスに避難」した。こりゃ、もう「リレー」じゃないな。聖火の奪い合いを、新たなオリンピック種目にしたらどうか。  

 妻が風邪で会社を休み、家でゆっくりと昼食を共にする。  

 テレビでは、オリンピック聖火リレーのことを報じていた。コメンテーターの池上彰さんが「北京の開会式に、ダライ・ラマを招待すれば、一挙に問題解決ですよ」と、いいアイディアを語った。  

 オラはつぶやいた「だめだよ、ダライ・ラマは中国にとって”ふぐたいてん”の敵なんだから」  

 妻は、この言葉を理解できなかったらしい。彼女は言った「ふぐたいてん、というのは、フグがひっくり返る位、大変な事態、ということ?」とか、「不具大転」という文字を書いて「手足の不自由な人が、大きく転ぶことね」と解説してくれた。  

 オラは、こんな言葉を即座に正しく漢字に書ける「偏差値の高さ」を求めない。妻の面白さを買うのである。

 お百姓の夫婦が、あぜ道で弁当を食う、「幸福載天」のひとときであった。

 注 不倶戴天・ともに天を頂くのを良しとしない位に、相手を憎むこと。
 

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