石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

和服を着たら発情します

2008-01-02 23:12:49 | 社会
大島紬の和服で正月を過ごす。気持ちがシャキーンとする。

 外出の時はトンビを羽織って、ソフト帽をかぶる。ステッキは、いい女を見かけたときに転ばすのに使う。「どうしました?」なんて駆け寄る。なわけないか。

 和服を着ると「自分は自分である」という不思議な充足感が湧いてくる。ナショナリストではなく、むしろ、インディビジュアリストになる、その感覚の方が大事だ。

 和服にはじまる日本的な美意識が、何故、右翼的・愛国者たちの専有物であるかのごとき扱われ方をしてきたか。それは、実に興味深いテーマだ。

 大正時代は、政治家も、落語家も、社会主義者も、アナーキストも、プレーボーイも、男たちはみんな和服にソフト帽だった。

みんな、自分の思想と行動に、一途に発情していた。

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