妻はオラを呼ぶとき二通りの呼び方を使う。「ベビちゃん」か「ジッちゃん」だ。一つだけだと飽きてしまう。
いつもいつも「ベビちゃん」では、あほカップルである。
いつも「ジッちゃん」というのも、勘弁してほしい。
どちらもしっくりするし、適当に使い分けて二人とも気分を一新する。
人は老いるにつれて、誰もが二つの面を露呈させる。赤ん坊にリターンするし、耄碌の坂を滑り落ちて行く。それが同時に起こる。おしめや「介護」が、それを象徴する言葉だが、これは避けたいところである。
では、何がシンボルとして好ましいか。
帽子、杖、シガー、などがファッションとして挙げられる。句集、回想録・・・まだ早いなー。若い愛人、妾宅・・・トラブルの元だ。
「ベビちゃん、お茶が入ったわよ」と妻の声がする。
「わーい、うれピー」と答えるか、「ウム」と答えるか迷うこのごろだ。
いつもいつも「ベビちゃん」では、あほカップルである。
いつも「ジッちゃん」というのも、勘弁してほしい。
どちらもしっくりするし、適当に使い分けて二人とも気分を一新する。
人は老いるにつれて、誰もが二つの面を露呈させる。赤ん坊にリターンするし、耄碌の坂を滑り落ちて行く。それが同時に起こる。おしめや「介護」が、それを象徴する言葉だが、これは避けたいところである。
では、何がシンボルとして好ましいか。
帽子、杖、シガー、などがファッションとして挙げられる。句集、回想録・・・まだ早いなー。若い愛人、妾宅・・・トラブルの元だ。
「ベビちゃん、お茶が入ったわよ」と妻の声がする。
「わーい、うれピー」と答えるか、「ウム」と答えるか迷うこのごろだ。