石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

イノセント・クェッション

2008-03-25 23:46:25 | 雑談
オラが住まいの隣に「向福寺」という幸せな名前の小さな寺がある。境内で、桜の花が二分咲きだ。いいなあ、今の季節。花も人も、狂うのである。

 テレビを見ながら、夕食はステーキ! 
番組は「芸能人42人、春の学力テスト、義務教育クイズに挑む!」、男性陣はお笑い系、女性陣はおバカ・キャラ。

 「薄暮」を何と読みますか、「うすぐらし」

 「浅野内匠頭」を何と読みますか、「あさのないとうあたま」

 義務教育レベルの質問に、こんな答えが連発されて、スタジオは爆笑だが、聞いてるほうはサムーイ感じでありました。

 織田信長が戦った戦場は? 妻が横で答えた「壇ノ浦!」。オラはぎょっとして妻を見た。オイオイ、大丈夫か? 答えは「桶狭間」だよ。

 自慢じゃないが、オラは全問正解であった。「壇ノ浦」で負けを喫した妻が、決死の「切り込み」を仕掛けてきた。

 「あなたは、そこまで出来るのに、何で、ここに並んだタレントの誰にも収入が及ばないの?」

 この鋭い質問にだけは、オラは答えられなかった。「桜散ル」の心境である。