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映画「イルマーレ」試写会

2006-09-20 23:51:15 | 映画
2006年9月23日公開
ジャンル:恋愛
製作年:2006年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:アレハンドロ・アグレスティ
出演:キアヌ・リーブス/サンドラ・ブロック
ディラン・ウォルシュ/ショーレ・アグダシュルー
/クリストファー・プラマー

スピードのキアヌ&サンドラが13年振りに共演!ということが話題だった本作。
オリジナル版の「イルマーレ」(韓国・2000年)が大好きだったので私としては初めはハリウッドリメイクを心配してたのですが、リメイク版の予告を見ていたらまた違った作品として楽しみに。
オリジナルよりも、仕事や人生に悩む働く大人達のラブ・ファンタジーに仕上がっていました。
手紙という古典的アイテムを介して培われる仄かな恋心が、やがてお互いを思いやる気持ちになり・・・。
現代みたいにすぐメール、すぐ携帯、即会う。なんて即物的な恋愛がまかり通る世の中へのささやかな反抗ってところでしょうか。
じっくりと育てるピュアな恋も良いモノだと思います。
人生を支え合える相手との出会いは、そんな簡単なものじゃないですものね(たぶん/笑)。
上映が秋というのも良いのかもしれません。ちょっともの悲しい、人恋しい季節の映画。湖に佇む家が、ぽつんと淋しそうに見えます。
いろんなアイテムが二人のタイム・ラグをさらに際だたせるものとして登場するのですが、ケイトが列車に忘れたジェイン・オースティンの小説「説得」が大事な場面で登場するのが巧い演出だと思いました。その内容と共に。
そしてオリジナルでは海の畔に建つ家を「イルマーレ」と呼んでたワケですが、こちらでは家は湖にあるのですよ。じゃあイルマーレは何処に?と思ったら、町一番の人気レストランの名前がイルマーレ。そこで二年前にアレックが予約を入れた席で、二年後にケイトは彼を待つのです。憎い演出です。
こういう部分を楽しみながら観るとさらに切なさが募る様子に共感出来るかと。

ファンタジーとSFの作品にありがちなツッコミを入れたい点は多々あれど(アレックが事故に遭わなきゃ、ケイトは湖の家へ行かないよ!とかとか)、そこは目をつむって、奇跡のような運命の相手との出会いを夢見ましょう♪


オリジナル版は↓
「イルマーレ」(2000/韓国)
監督:イ・ヒョンスン
出演:イ・ジョンジェ/チョン・ジヒョン
コメント (2)
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