みずいのblog

みずいと申すオレちゃん。えろまんが描いたり肉体労働したりの日々でございます。

倉田悠子(小説家)の新作

2010年08月13日 | 趣味
80年代後半に、「くりいむレモン」のノベライズを数多く書いていた
倉田悠子という作家さんがいるんですが、名前をぐぐってみたら
2008年に新作小説を出してました!びっくりして速攻注文。
http://www.amazon.co.jp/dp/4309018548/
http://www.amazon.co.jp/dp/4309018653/

オレちゃん、倉田悠子の小説版『エスカレーション』が大好きで
いろいろな部分でかなり大きな影響を受けてまして
http://www.amazon.co.jp/dp/4829144033/
特にあえぎ声の表現を、自分の作品にどうにかして導入できないか、と試行錯誤したりもしました。

具体例で言うと、とまどいや葛藤を延々と描いたあとのキスシーンで
『…んっ…………はぁっ……お…姉さま…………』
などと、”…”を多用して、長時間っぽさと吐息感を出すのが特徴なんですが
これが「エスカレーション」の世界観にめっぽう合うんです。ゾクゾクするぐらい。

オレちゃんが描くエロ漫画の、1p丸々使ったフィニッシュシーンで
淫語や『イク』とかではなく、吐息とあえぎ声で絶頂を表現するって描写の多用や
キスシーン以降、セリフの中に「…」を増やして吐息感を出したり
しかも吐息が長く、多いってのは、倉田悠子の影響だったりします。

内気な少女の内面描写を、かなり丁寧に描いた後にこういうセリフが入り
文体が上品なので、読んでる方の呼吸も合うというか、”…”を「吐息」と認識できるので
かなりねちっこい、女性同士のセックス描写に合うんです。
やっぱ時間かけるんだなー、みたいな。笑。