下津一中すくーるらいふ

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3年生★道徳「ある中学生が起こした奇跡」(2012/11/1)

2012年11月01日 | 3年生
東日本大震災「ある中学生が起こした奇跡」

東日本大震災で、通信網が遮断され、大切な人と連絡が取れなくなったり、情報が入らなくなって、不安な上にさらに不安な時間を過ごしていた人たち。その人たちのために、違法とは知りながら、ネット上にテレビ番組を流していた中学生。その中学生の気持ちに賛同したテレビ局の人。

その行動について考えました。

You Tubeでその出来事を音楽とともに、読みました。


 

 

 

 




 

 





「ワークシート」より

♪ルールを破っているけれど、この人たちの判断は正しかったと思う。NHKの職員は決断するのにとても勇気がいったと思う。テレビが見られなくて、情報ウィ得ることが出来なかった多くの人たちが、二人の勇気と判断のおかげで助かったと思う。(Kelly)

♪日本はルールを守るけど、時には破るときもあると知りました。被災地から遠く離れている広島の中学生がこんな勇気のある行動をするなんてすごいと思いました。NHKの人もすごく頑張ったっと思います。(Joshua)

♪通常はマナーを守ることが大切だけど、時と場合でマナー違反をしなければならないその中学生の勇気によって心を動かしたことが感動した。急に起こった出来事にも、正しい判断と行動をできるようにした。(Sky)

♪私はこの中学生やNHKの職員が取った行動は間違っていないと思う。ルールは守っていないけど、この人たちが動画を流したことはたくさんの人を助けたんじゃないかなと思う。NHKの職員の人もこの動画を流し続けることの責任は自分が取る。というところがすごいなと思った。私もこのように正しい判断ができるようにしていきたい。(Britney)

♪ルールを守ることだけが正しいのではなく、ルールを破っても正しいことがあるのだなあと感じた。この2人の勇気のある判断にとても感動した。特にこの職員の判断はすごいと思った。私もこの先、どんなことがあるか分からないけど、正しい判断ができるようになっていきたい。(Jocelyn)

♪中学生は違法と分かっていても中継映像を流し、その映像を見た多くの被災者の人々は、とっても助けられたと思う。この行動が多くの放送局へとつながっていったんだな。すごいことだと思った。(Rachel)

♪ルールを破ることはいけないこと。しかし、正しいことをするためにルールを破ることは、素晴らしいことだと思う。小さな勇気と大きな決断が必要となってくるからだ。とっさの判断で、情報を発信したのが僕たちと同じ中学生。この場合ルールを破った方が正しいというべきものなのかもしれない。(Henry)

♪動画を投稿した中学生も、それを放送し続けた職員も、とても勇気ある行動をしたと思う。その行動によって何人もの人が勇気づけられたんだと思う。ルールを守ることも大切だが、このような大きな災害の時には、ルールを無視することによって、人の役に立つことがあるということが分かった。(Stasia)

♪確かに中学生が行った行動は許されることはないが、この場合、それは正しかったのではないかと思う。職員の人の行動も、正しかったのではないかと思う。私では、この中学生が行った行動はできないと思うので、よくこんな方法が思いついたな、と思った。(Violet)

♪広島の中学生のちょっとした勇気とNHKの職員の大きな判断で、たくさんの人を助けたと思える。ぼくは、この広島の中学生みたいなことができないと思う。でも、これを聞いてちょっとした勇気でも人々を助けることができるんだなと思った。彼らの行動は被災者にとっていい行動だったと思う。(Gavin)

♪この中学生が違法と知りながら、震災の中継を流すことは勇気がいることだったと思います。それと、それを見た職員の行動も勇気あるものだったと思います。この中学生と職員の決断は正しいものだったと思います。被災者に勇気を与えた行動だった思います。(Jordan)

♪放送を流した中学生と職員は決して怒られていないと思う。大変な状況にいる人たちのためにとったすばらしい行動だと思う。被災地の人々に怖さや心配を少しだけかもしれないけど、取り除けたと思う。(Sebastian)

♪ルールというのは常に守らなくてはならないものであると思っていた。けれど、時と場合により、ルールを破り、行動を起こすことも大切なんだなと、この文を呼んで思った。(Love)

♪何か大きなことをするときにはルールを破ってそれを実行する人は少ないと思うけど、上ではそれを実行して、みんなを助けようとする気持ちがある。この人たちの行動を見て、ほかの局も動いたと思う。自分を犠牲にしてまでしたことがすごいと思った。(Robert)

♪これを流した中学生は、すごいと思います。僕も多くの人に今の状況を知ってほしいけど、サイトに流したりすることはできません。なので、ほんとにすごいと思います。それとNHKの職員も本来とるべき行動を無視して、放送を流し続けたのもすごいと思います。よくこんなことができたと思います。でも、僕も困っている人を助けたいという気持ちは十分あります。(Logan)

♪時と場合によってはルールをある程度無視すると言うことも重要かもしれない。しかし、それが、ルール無視を助長しないように気をつけなければならない。ルール無視が正当化されるのがどのような場合かを考えなければならない。(Pete)

♪普段はルールは絶対に守らなくてはいけないものだけど、時にはルールを打ち破る勇気も必要だと思った。(Alexandra)

♪了承を得ずに物事を行ってはいけないけど、時にはそんな木を区を破ってでも、伝えなければいけないことがあると言うことを知った。大切なことのためなら、何かを犠牲にしなければいけない時があることを知った。(Julia)

♪ルールはきちんと守らなければならない。でも、そのルールを無視することで少しでも多くの人が助かることもあるんだなと思った。私なら、この広島の中学生のように違反と知っていながら震災中継を流したりできないと思う。でも、その子には少しの勇気があったから、できたんだと思う。やっぱりルールという決めごとは大切だなと思った。(Isabella)

♪本当はだめなことなのに中学生やNHKの職員は自分の責任を負いながら、自分のためじゃなく困っている人たちのために震災中継を流したことは、すごいことだと思う。この2人の勇気と判断に感動した。私も大きな判断をするときには勇気を持って良い判断をしたいです。(Brooke)

♪どんなときでも規則を守ってさえいれば良いというわけではなく、それを破ってでも行動するのが正しい場合もある。私もこれから大人になるにつれて、その状況でいったい何が正しくて、自分が何をすべきなのかを考えて行動に移せるようになりたいです。(Bailey)

♪広島の中学生がとった行動は違法であり、NHKの職員の行動も本来とるべき行動ではなかったが、そのときの日本のこと、大震災のことを考えて困っている人たちを助けたいと思う気持ちや、できるだけ多くの人たちに知ってもらいたいと言う思いから、こういう行為をしたんだと思った。(Spencer)

♪2人のしたことは正しいと思う。大変な状況で中継をUstreamで流した中学生も勇気があるし、NHKの職員の素早く正しい判断を下したことは本当にすごいと思った。ルールは普通は破ってはいけないけど、時には破ることも大切だということを知った。この2人がしてくれたことで、どれだけの被災者が助かったのだろう、きっと何人もの人が支えられたのであろう、と思う。(Merry)

♪ルールを守らないことは本来はだめなことだけど、誰かのために破ったルールは大切だと思った。「ルールにないからこれはだめ。」など型にはまった考え方をするのも良くないなあと思った。広島の中学生は本当にすごいなあと思った。これから私が社会に出たときはルールを守る考え方だけでなく、誰かのためになる考え方も持ちたいなあと思った。(Courtney)


♪中学生とNHK職員の行動は、TVを見れない人にとってとても役に立ったと思うし、助けられたことだろうと思う。この2人がしたことは決して許されることではないが、すごく良いことをしたと思った。(Angela)

♪この中学生の判断は良かったと思う。でも、それを見つけたNHKの社員も独断でNHKのツイッターに映像を流したのも良かったと思う。この2人の活躍が4万人弱の人の助けになれたのだから、すごいと思った。(Juan)



(資料)「東日本大震災 『ある中学生が起こした奇跡」

 3月11月 午後2時46分。東北地方の太平洋側で大地震が発生。連動して起きた大津波が町を襲った。繰り返される余震と津波に人々は翻弄された。
大規模な停電が人々の情報を得る機会を奪った。今どうなっているのか、震源地はどこか、情報を断ち切られ、不安が不安を呼び、なすすべもない中で人は唯一残された携帯電話を手にした。もちろん電話はつながらない。

 そんな騒然とした中、震災地から遠く離れた広島の中学生が機転を利かせてある行動を取り始めた。彼はNHKの震災中継をi-Phoneで録画して、Ustream*1に流し始めたのだ。俗にいうサイマル放送*2、ただしこれは許可の得ていない違法な行為だった。もちろん中学生の彼にも違法性があることは十分認識していただろう。

 情報の遮断された人、海外から安否を気遣う人、彼の発信したUstreamに、多くの人の目が注がれた。

 しかしそれを見ていたのは困っている人々だけではなかった。

 日頃からサイバーテロなどを監視するNHKのtwitter*3担当の男性が、震災情報が見られるというツィートをキャッチし、震災放送を流し続ける中学生のUstreamを見つけたのだ。もっともあってはならない由々しきことだった。見逃せるはずもなかった。
しかし、男性のとった行動は意外なものだった。未曾有の震災の最中、情報を必死に求めているだろう多くの人々のために、男性は違法に発信しているUstraemのURLをコピーして、自ら管理しているNHKのツィートしている場所に張り付け、そして一言こう付け加えた。
「停電でTVの見られない人へ…。できるだけ多くの人に見て欲しい」
彼は続いて、こうつぶやいた。
「これは私の独断です。責任は私がとります」
職務を超えた彼の判断は、正しかったのか。一切の責任を負うとした彼の気持ちはいかばかりだったのか。

 違法と知りつつ発信し続けた中学生とその発信を見守り、見てほしいと呼びかけた二人の気持ちが、ついにNHKを動かした。いや、そればかりではない他の民放もそれにならってUstreamで情報を発信し始めた。



3月11日(金) 東日本大震災
大地震による津波の被害は甚大で人々の心に大きな影を落とした。日本中が打ちのめされたような敗北感を味わい、悲しみだけが漂った。だけど、その一方で震災に向き合い、自分でできることを精一杯頑張った数多くの人々がいたんだ。自分の功名のためでなく、ただ困っている人のために…。その小さな勇気と大きな決断に、どれほど人々は勇気つけられ感謝したことか。
確かにNHKは公式的にはほかのメディアによる番組放送を認めていない。それは今でもこれからも異なることはないだろう。
だけど、ただ一つ言えるのは、そのときそれがUstreamに流され、4万人弱の人々の情報発信源になったことである。



*1 Ustream … インターネットによる動画投稿・配信サービスの一つ。また、同サービスを運営する同名の企業。利用者はパソコンや携帯電話などで動画を録画しながら同社サーバに送信し、同社サイトから視聴者にリアルタイムに配信(ストリーミング配信)することができる。テレビ中継のような動画のリアルタイム配信を個人レベルで行うことができるサービスである。

*2 サイマル放送 … 複数のチャンネルや放送方式で、同じ時間に同じ番組を放送すること。

*3 twitter … 今していること、感じたことなどを「つぶやき」のような短い文章にして投稿するスタイルのブログサービスの一つ。





























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