Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

投手王国復活か

2006年05月22日 15時39分27秒 | 趣味
ファンの贔屓目を差し引いても、今年のカープはひと味違います。
21日時点で41試合を消化して18勝21敗2分け、5位ながら借金3
と、開幕当初の状態を思えばまずまずの健闘ぶりです。
とりわけ注目は、18勝のうち、ダグラス6勝、佐々岡5勝、黒田4勝
と、先発3本柱が15勝も挙げていることです。あとの3勝も、開幕
戦で0-0のまま黒田が降板した後を引き継いだ横山と、ダグラス
が序盤のリードを守れなかった5/5とロマノが退場になった5/7に
急遽登板した広池が挙げたもので、3本柱の安定ぶりが如実に
表われています。今年だめなら引退とまで言われていた佐々岡が
これほどの結果を出してくれてるのは、嬉しい誤算です。
例年リーグワーストの失策数にも関わらずダントツで悪かった防御
率も、3点台と飛躍的に良くなり、とりわけ四死球の数が激減して
います。ブラウンイズムの成果でしょう。
とはいうものの、4本柱の一角と期待された大竹をはじめ、大島、
ロマノの3人は、先発白星無しの状態です。だからなかなか連勝
できず、勝率5割に届きません。
個人的には復活した高橋建を先発させてほしいのですが、左の
中継ぎエースとしていい働きをしているので外せないと、ブラウン
監督は会見で否定してました。
ダグラスが結果を残し、ロマノも中継ぎではそこそこの働き、ベイル
も怪我が治れば即戻ってくるでしょうし、2軍のマルテも首脳陣の
評価は高い、となると新外国人を獲得という可能性は極めて低い
ので、現有戦力で誰か出てこなければいけないのですが・・・。
安定感に欠けるものの、実力も実績もある長谷川と河内にぜひ
チャンスを与えてやってほしいですね。東出が今年甦ったように、
彼らも再生してほしいものです。昨年いいピッチングをした小島や
森、玉山にも期待。長谷川が先発に回ると手薄になる中継ぎ陣
には、天野が加わってくれるといいな。
でも、やっぱりこうしてみると層が薄いですね。名前で野球をやる
わけじゃないですが、経験豊富で格のある投手が少ないです。
そう考えると、玉木と菊地原の放出や澤崎と小林幹英の引退は
やっぱり痛かったなぁ。