12月5日、DeNAベイスターズはゼネラルマネジャーに高田繁氏を決めた。
高田氏は監督候補工藤公康とコーチおよびトレーナー人事について話し合いに
入った。話し合いはまとまらず、両者は信頼関係を築くことができなかった。
5日、高田マネジャーが工藤氏に断りの連絡をいれた。
工藤氏は今年、体の手入れに専念。グランドに立たず、来年投手として
現役復帰の予定であった。もし監督引き受けとなったら、
プレイングマネジャーとして選手兼務をするつもりだったのだろうか。
ベイスターズの監督ノミネイトが無理解であったことになる。
投手で監督兼務というのは1リーグ時代の阪神の若林投手以外、
私は知らない。
高田繁氏は栄えあるV9巨人選手。ヤクルトコーチ次いで、日ハムの監督と
ゼネラルマネジャー。そのあとヤクルト監督と球歴は立派な指導者である。
スタッフと選手の人選については、はっきりした意見をもっているはず。
シーズン途中で監督ともめる危険があるならば、今回断る決断をしたことを
よしとしよう。
この2年、尾花高夫監督が戦力不足に苦しんだのはコーチ・球団職員による
選手の管理と訓練の不足に原因があった。試合中、ダッグアウトの中に
立ち続けて選手を激励していた尾花監督の表情はテレビカメラを通して
幾度も拝見した。監督業の大変さを感じさせた。高田GMの
チームつくりは球団側の整備から始まる。
中日の落合監督が8年にわたって選手を鍛え、実力ある選手を、グランドに
送り出していたことは実にご苦労なこととわかった。
ベイスターズのマネジャーは新監督と一体となってチームつくりをして
ほしい。
セ・リーグの初めにスタートした歴史ある球団よ「がんばれ」。
下の写真は工藤氏と物別れになったことを発表する苦渋の高田氏。
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