ゆんべは十六夜。霞んでいたので今朝は雨かと思うてましたら、晴れました。
何と、昨夜の稽古で最終稿が渡されました。台本完成です!「浪花恋ごよみ」全貌が明らかになりました。それぞれに見せ場のある良き人情時代劇でございます。作家神原偉い!
我ら劇団員(以外の方も)は台本の進捗を見守り、楽しみながら稽古しております。まず我らが感動するのです。それをさらに練って、もっと大きなものにしてお客様にお届けいたします。
芝居は驚くべき素敵な日常をお届けします。しかし、それを体現する俳優は極めて異常です。名の知れた稼げる俳優さんならいざ知らず(そんな方は日本全体の5%ほど)、生活自体がやっとの身で、何かを犠牲にしながら続けている俳優の多いこと多いこと。
描いた絵が売れている絵描きだけが画家ならば、この世に画家はほとんどいないことになります。絵が売れている絵描きだけが画家ではないように、芝居だけで食べられている俳優だけが俳優ではないのです。演り続ける、何があっても演り続ける者、表現し続ける者を俳優と呼んでほしい。一般常識からはほど遠いところにいるのが、我らなのです。ね、ちょっち異常でしょう?
その道をひたすら歩む者は、芸術家であれ、スポーツマンであれ、皆求道者なのだと思います。
追い求める気持ちのある限り、この人生は続くのだと思います。
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