四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(癸日干午月火旺生まれ)

2018年06月20日 21時23分04秒 | 命理
★命理
本日は癸未日。
戊戌(辛戊)
戊午(丙丁)
癸未(丁己)
○○

 本日命、癸日干で午月火旺は丁分野の生まれです。癸水日干は未に坐し天干には2戊土の官殺が透り、剋身甚だしい八字のようです。時干支の○○次第で命格までも違ってくるものですから、時干支抜きでは解命はまずできない日干支となります。
先ず普通格となるには時干支に金水干支が必須ですし、棄命従格となるのであれば、旺神の火土と剋戦しないように木火、または火土が時干支にくれば従勢格、または従殺格として成格できそうです。

 たとえば
戊戌
戊午
癸未
己未  となれば、棄命従格の部類として十分でしょうか!!財火に生じられた戊己土官殺が天干にずらりです。一点の比劫も印の幇助もありません。年支の戌中辛金は日干には無情で問題ともなりません。従格は調候不要、壬水などあれば成格しないので調候も不要なのですが・・・まず、これだけ財官が固まり火燥土に傾いても運勢に大きな忌は生じないのが本日命です。もし普通格であれば最悪であり、生きることすら難しいと推さねばなりません。
ですから本日命は普通には推せませんのでこれだけ日干が剋傷されていても無事だということです。
 
 格:棄命従格の一つですが、従殺格とまではいえず、財官に従するタイプとなるでしょうか!!従勢格の一つとみてもいいかと思います。
 用神:戊ととるか丙とするか迷いますが・・・一応「丙」
 喜神:火土
 忌神:金水
 閑神:木 ・・地支は問題なしも天干の甲乙は戊己と剋戦して忌。
 調候:不要
と取ります。

ですが、一方で看方を変えれば、戌中辛金は埋金は埋金です。旺神を洩らすとはいえ旺火に煽られて死令の金など生剋生化すらできないかもしれない辛金です。格の如何は別にして火燥土激しく、八字の燥湿のバランスを欠く八字ですから体調的には無水の忌、火燥土のアレルギー体質、いずれも持ち合わせていそうです。そういったものだと思うのです。格が成り立つか否かにのみ視点を置けば問題など起きそうになく財官のバランスのみに神経を遣いそうです。これ以上の官殺もまたバランスを欠きますから天干に丙丁火が透っていたほうが無難かと思うのですがそれもありません。パーフェクトがないのがこういった従格であり、運歳で必ず崩れるものですから命理を学ぶものを悩ませているように思います。

 たとえば本日命の喜忌で水運は忌のはずですが・・・さて、実際はどうなるでしょうか!!順行運でしたら、大運は己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥 甲子 乙丑 と続きます。おそらく格の成立条件から行くと無事なのは第一運だけと見受けます。が、ここはこれ以上の官殺はバランスを欠くので忌のこともあると推せます。また次からの忌の大運干支を八字がどう抑えていくか、ここに勝負がかかっていると言えます。前述しましたが、仮にも天干に欲しい丙火が透っているとしますと・・・第二運からの金旺運もたいして怖くないのです。透っていないのが現実ですが、それではどうなのかといいますと八字に庚申、辛酉では生水しようにも水が弱くて金の生は受けられないのが現実でしょうし、地支は火金剋戦して金も傷みます。破格と言うほどではないかもしれません。忌が最忌でないのが救いで喜はありえないでしょうが、思うほど悪くもないのではないかと推します。ただ金旺運で年運が水年、これはいけないでしょう!!破格です。こういった組み合わせさえなければやり過ごせるのです。

また水運でも癸亥運など調子が良いかもしれません。2戊と己が天干にあるのが原命ですから癸亥など陰干ですし剋されて日干の幇とはなり難く、破格などあり得ません。と思うのです。ただ次の甲子運はちょっと嫌な干支かではないでしょうか!!天干は木土剋戦、地支は子午冲剋です。日干立たずとも、これはいたしかたなく忌を受けなくてはならないかなと・・・・思います。
 本日命、ややこしくてすみませんでした!!たまにはいいかと・・・

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