脳腫瘍の家族の交流の場 生命のメロディ 

そよかぜと申します。脳腫瘍を患ってみえるご本人を支え介護する家族のみなさんの交流が広がればと思っております。

出来ていたことができなくなる

2007-05-17 22:48:19 | 看護・介護
姉はピアノ講師をして生活し経済的に自立していたので
病に倒れて本当に悔しい思いをしました。路上で意識不
明になり病院に搬送されました。病院に駆けつけて姉に
話しかけていたときに痙攣がおき、姉の手を握りしめる
ことだけしかできませんでした。「左手の指が思うよう
に動かない」と何度も口にし、指をなんとか動かそうと
していました。両手を使ってピアノが弾けなくなりまし
た。以後姉がピアノに向かうことはありませんでした。
脳腫瘍の疑いありで転院しましたが。結果として生活の
糧が絶たれましたが、ピアノを弾けなくなった姉にかけ
る言葉を失っていた私がいました。(続く)


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (COO)
2007-05-18 19:35:54
頭に腫瘍があるとわかってから、急激に病状は進行しました。目の焦点が合わなくなり、両目で見るのは辛く眼帯をして司会業をこなしていました。
術後も芳しくなく、「目は治らないかもしれない」と医師に言われました。妻は、「車に乗れなくても歩いて買い物に行けるよね」って言ってました。

がんセンターに転院し初めての受診で、「野菜を10個言ってみて」と医師に言われたのですが、どうしても3つか4つしか言えないんです。
退院後も家で寝る前には、『野菜15個言ってみるね』と『九州にある県名言ってみるね』って交互に頑張ってました。

一人で歩けなくなってしまったある日、私はずっとそばにいたんですが、ちょっとうとうとしてしまいました。その間に一人で歩いてみようと思って転倒し、私に叱られました。「一人で歩いちゃダメだよ」って。

これまで自然にできていたことができなくなる…どんなに辛く悔しいことでしょう…
「一人で歩いちゃダメ」って叱りながら、必死に涙をこらえました…

妻は病気になっても、ずっとずっと前を向いて生きていました…
返信する
姉は前向きでしたが (そよかぜ)
2007-05-19 23:46:03
Cooさんご投稿有難う。姉は前向きに生きようとしていました。文字通り「闘病」していました。私の方
が落ち込んでしまって、じっくり見守ることに徹し
ました。8月18日に倒れましたが年を越せないと
思い込んでしまっている自分がいました。
Cooさんお気軽に投稿してくださいね。宜しくお願いいたします。  
返信する

コメントを投稿