脳腫瘍の家族の交流の場 生命のメロディ 

そよかぜと申します。脳腫瘍を患ってみえるご本人を支え介護する家族のみなさんの交流が広がればと思っております。

謹賀新年

2013-01-11 23:09:51 | 交流
病院の見える風景

九階の病棟が私には見えるのだ
誰にだって見えるのだけれど
姉が病室から微笑んでいるように

陽光が眼にまぶしいときも
雨風が頬に吹きつけるときも
姉は見ていたのだろうなぁ

姉が窓から観た光景は

空が我が物顔に広がり
道路が軽快に走って
未来を担う学生たち

元気な頃は背筋を伸ばして
ベッドから眺めていたのだろう

車椅子に乗って屋上から
姉の目に映った光景は

家から車を出すと
雲間にしゃなりと病院が座っている


姉がお世話になった病院は車でなら30分で行けます。
ちょっと団地から足を伸ばしても、車を出してもよく見られます。
夜間でも病棟に照明があるので夜空にぼんやりと見えるのです。

姉の病を思い出として綴ってよいのか迷いがあります。
今、この一瞬も病に向き合われているご家族のみなさ
んに失礼であるように思います