脳腫瘍の家族の交流の場 生命のメロディ 

そよかぜと申します。脳腫瘍を患ってみえるご本人を支え介護する家族のみなさんの交流が広がればと思っております。

整容のことなど

2008-09-21 21:56:20 | 看護・介護
姉がオペをしたり、放射線治療のために頭髪が消失したり頭髪が抜けることが
あった。姉はそのたびに小奇麗な帽子を自宅で探すことになった。病院にも美
容院がありカットしてもらったりターミナル期には病室に来ていただいて整髪
もしていただいた。通院の時も元気な頃はドクターに会えると喜び勇んで自分
の好きな衣服を身に纏い、ドクターの診察を受けていた。でも足に腫れが生じ、
お気に入りの靴が履けなくなってサンダルになったり、スカートが着脱のしや
すいジャージになっていった。自力歩行が難しくなり車椅子を使うようになっ
ていった。自分の身体の衰えを感じ取り、生きようという意欲が希薄になりつ
つあるステージだったと思う。やむをえないという状況があったにせよ、もう
少し衣服などに心配りが必要だったとこれだけは少々反省というか心残りのと
ころである。そんな余裕はなかったと居直ってしまえばそれだけのことである
が・・・・・・。手を握りしめたり、足を擦ってやったりしたことはあったが
髪を梳かすとかはしてあげられなかった。頬などもタオルで拭ってあげればさ
ぞや気持ちよかっただろうに。自分が身だしなみに無頓着であることもあり、
姉の衣服には余り気配りができなかった。