脳腫瘍の家族の交流の場 生命のメロディ 

そよかぜと申します。脳腫瘍を患ってみえるご本人を支え介護する家族のみなさんの交流が広がればと思っております。

サポーターが判断(選択)を迫られる時

2009-08-06 23:49:10 | 看護・介護
姉が看護師さんの食事介助では傾眠などがあり食事に多くの時間(短くて一時間長くて二時間)を要するようになった。看護師さんも一人では大変なのでお二人でして頂くことになった。一食を摂取するのにその食事をする姿勢を保つのが困難になりつつあり、傾眠の様相になってしまう。咀嚼や嚥下の力も弱まってきている。こういう情況では口からの栄養補給が不十分で必要な栄養分が確保できない、鼻に管を挿入して、経管による栄養補給(液状の物を管を通して)なら確実に栄養を補給できるとのことであった。ただそうすることによって咀嚼・嚥下の機能は確実に低下するし、姉自身が自分で食事をするという意識が消失してしまうことになる。たとえ長時間であっても食事介助であれば、今から食事をするんだという気持ちに本人はなる。この提案(方針)があった時は、姉は音声によるコミュは難しい情況で、説明をしても理解しにくく、本人が選択することは難しかった。その場合は姉の介護のキーパーソンである私が判断をしなくてはならない局面であった。

延命治療は姉との話し合いで、望まないという意思を確認してあったので人工呼吸器は装着しなかった。意思確認はしてあることでも、いざ選択を迫られるとそれは言いようもないほど苦しかった。ご本人の意思確認を出来る限り尊重したいけれど、それをご本人が出来ない場合、サポーターがせざるえない。事前に本人と意思確認が出来ていれば、それにこしたことはないが、意思確認ができていなかったことも多くあった。何週間後にお返事を下さいということもあったが、即断即決の場合もあるのでる。

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