脳腫瘍の家族の交流の場 生命のメロディ 

そよかぜと申します。脳腫瘍を患ってみえるご本人を支え介護する家族のみなさんの交流が広がればと思っております。

姉にしたこと 姉の自己表現(自己実現)を支える(2)

2011-03-04 21:46:32 | 介護保険
姉のターミナル期にしたことは姉をスケッチすることであった。最初のスケッチブックはどういうわけか数枚描いて紛失した。病院内に置き忘れたことは確実だったが、いろいろ尋ねてみたが行方知れずになった。姉が描かれることを「拒絶」したのだろうか?また同じスケッチブックを購入してまた描いた。十数枚描いたが彩色はしなかった。看護師さんがよく似ていますねと言葉を掛けていただいたが、姉の顔にはもうすでに血の気がなかった。12月になって、病状が悪化して個室に入ることになった。廊下から室内が見えるように、呼吸の状況と血圧・脈拍がドアごしに見えるようになっていた。新しい年を迎えようと「いわさきちひろ」のカレンダーとドイツグラムグラムフォンのクラッシクのカレンダーを用意したが、姉は「いわさきちひろ」を選んだ、後者は黒塗りのカレンダーだったので・・・。ピカソのカレンダーも用意したが、病室がカレンダーばかりになるので断念した。

4 コメント

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お返事 booさんへ (そよかぜ)
2011-05-03 22:34:27
お嬢さん、頑張ってみえるのですね!2008年10月のコメント欄ですよね!発症されて10年お嬢さんきっときっと成長されたことでしょうね!
文に綴れないことも多々あったことでしょうが
お嬢さんをしっかりしっかり見守ってこられたのですね!お嬢さんとしっかり病に向き合われるbooさんに大きな拍手です。難しい話もあるということですが、ゆっくりゆっくりクリアーしたいものですね。
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Unknown (boo)
2011-05-03 18:26:16
ご無沙汰しています。覚えてますでしょうか?娘も発症してから今月で10年目に入ろうとしています。しかし、レベルはあまりよくなく入院、退院の繰り返しを続けながら自宅療養をしてきましたが、家族の生活にも支障が出てきた為、日中はドクターがいて看護師もいる施設の入所をきめました。決めたからと言ってもすぐに入る訳でもないのですが、現在も昨日私が会社に出社してから体調が悪くなりヘルパーさんやデイの職員さんお世話になっている支援センターの方が集まって救急車で病院へ運んで頂きました。おかげさまで大事にいたらず、私のわがままでこんな事を何度も続けながらここまでやってきましたが電解質がすぐに崩れてしまうのでもうどうしょうも無いと半ば諦めがつきました。入所にあたって支援センターの方は、延命や見取りの事などどうするか厳しい話も出てくることも覚悟してください。と
頭ではわかっているけどどうしても気持ちがわりきれず・・・

聞いてもらいたくここにきました。
また話の内容もまとまってなくて分かりずらくてすみません。
  
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ご主人の状況を慮ってのご投 (そよかぜ)
2011-03-25 22:08:22
稿有難うございます。これまでは姉の介護についてはあまり綴ってはいませんでしたが、小生にしか分らないこともありますので、綴っていこうと思います。姉の旅立ちというか、ひとりの人間が旅立つということは、本当に重いことです。小生の場合は貴女のケアと比べたら、とうてい及ばないというのが正直なところです。
でも比べるということじたいがあまり意味がないようにも思います。ご家族のみなさん、それぞれが知恵を絞って、最善を尽くされてみえるのですからね!ご主人は貴女の支えにどれほど
励まされていることでしょう、それにご主人の
お姉様のご支援、ご主人きっときっと小躍りされてみえると思います。ご返事になっていませんよね!
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そよかぜさんへ (ごんまま)
2011-03-25 09:03:08
お姉様のためにそよかぜさんが心をこめて書かれたスケッチの数々…それを書かれる間のお姉様と向き合われた時間はどんなにか素晴らしい時間だったことでしょう。

今、夫はそよかぜさんとは反対の立場でお姉さんのお見舞いを受けています。
お姉さんは電車で1時間半かけて病院を訪ねて下さいます。
姉と弟とはどんな関係なのか…時々二人を見ていて思います。

そよかぜさんのお姉様もきっと弟さんのことが愛しくてたまらなかったことでしょうね。
そして年下の弟への気遣いもおありだったことでしょうね。
今夫を気遣って下さるお姉さんを見ていて、立場は違ってもお姉様のお気持ちを思い、そよかぜさんのお気持ちを考えています。

夫は心の中ではお姉さんに甘えながらも、表面上では「男の兄弟」としてお姉さんを支えなければという気概を今も持っているように思います。
夫のそんな気持ちをこれからも大切にしていきたいと思っています。

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