社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

株取引でのナンピン買いの失敗は何倍もの損を生む

2014-02-10 19:39:42 | 投資

私の株式投資は中短期の逆張りを基本としている。つまり底に近い所で購入して株価が上がれば売る方式だ。この逆張りでの問題と言うか失敗は、2つ。

  1. 株価が安い。或いは底まで下落している。また底のままで株価が維持されている等の場合、なかなか株価は上昇しない。ほとんどフリーズの状態となる
  2. 底と思って買ったが、止まらず、更に暴落した。

昨年の実績で言えば、幸運にも株取引での損はなかった。つまり全線全勝だったと言う事になる。上記の失敗が実はなかったと言う事になる。1.の場合だが、超低位株も含めて、おおよそ3ヶ月で売却できた。早ければ数日だった。底と思って買った銘柄が底でなく、更に暴落したのが実は4件あった。つまり上記の2のパターンだ。

もっとも底(最安)と言うより、ボックスの底と見て買ったパターンだ。サントリー食品インターナショナルと日経平均ブル2倍上場投信で読みが見事に外れた。この時どうしたかと言うと更に下落した時にナンピン買いを行って平均購入単価を下げて、次に上昇するのを待った。結果割りと短期間で、利益を生むことができた。実はこのサントリー食品インターナショナルと日経平均ブル2倍上場投信と言う銘柄はボックスの底は外したが、おおよその底が実が私におおよそ見えていた。だから速攻でナンピンがを行った。

ボックスの底ではなく、本当の底を見誤った銘柄はと言うと2件あった。超低位株の新日本建物と低位株の昭和電工だ。同じように更に下がった時にこれもナンピン買いした。この銘柄もおおよそ底が見えていたからだ。結果は上昇した時に売却した。それ程利益が出なくても・・・。

さて、最近購入した銘柄が4つある。なんとこの4つ共、底を完全に見誤った。特にその内の一つが、もう完全に失敗した。底が全く見えなかった。そして上記と同じようにナンピン買いを行ったが、これを結局3回繰り返す事になった。

この銘柄だが、パソコンの周辺機器メーカーで昔から私は知っていた会社だった。昨年の5月には1,500円ぐらいの株価をつけていたが、昨年末に突然1,000円を切って下落。下落のきっかけは業績見通しの下方修正だった。200円以上の下落だった。

  1. 底とみなして、約900円で購入。500株。45万円
  2. 900円で止まらず更に下落。800円でナンピン買いを500株で実行。プラス40万円の合計投資額は85万円
    この時の赤は▲5万円(=▲100円×500、株手数料等は含めず)
    赤の絶対額は変わらないが、平均取得価格が850円となり、且つ損益率も▲11.1% -> ▲5.8%
  3. 800円でととまらず更に下落。700円でナンピン買いを500株実行。プラス35万円の合計投資額は120億円
    この時の赤は▲15万円(▲200円×500+▲100円×500)
    赤の絶対額は変わらないが、平均取得価格が800円となり、且つ損益率も▲5.8% -> ▲12.5%
  4. 700円で止まらず更に下落。600円でナンピン買いを500株実行。プラス30万円の合計投資額150万円
    この時の赤は▲30万円(▲300円×500+▲200円×500+▲100円×500)
    赤の絶対額は変わらないが、平均取得価格が750円となり、且つ損益率も▲12.5% -> ▲20.0%

そして、その後600円でも下げ止まらず550円前後まで下落した。そう先週の日経平均が下落した時だ。この時は日経の255の内2社と除いて全て下落していたので、ある意味仕方がないとは思ったが・・・。

ナンピン買いは何回もするものではない。しかし、今回は底が見えなかった為、それでも将来を考えて仕掛けた。最後にどうなるかは今はまだ分からない。まあー今までの経験からするとおそらく損をする事はないだろう。私が損切りしないからだ。

しかしこのような状況を会社の同僚に話した所、やはり普通の方では耐えられない様だ。私が同僚に

  • 今持っている株が6銘柄あるが、全部真っ赤っ赤だよ!
  • その内の一つが30万円以上赤。下落が止まらず暴落しているよ!

と話すると、同僚曰く、「エー!、そんな恐ろしい事を!どうするんですか?」と言うので

私曰く「どうもしないよ!そのうちまた上がるよ!」と言うと

同僚曰く「そんな!私には耐えられない!でもやはり最後は金銭的に余裕があるかどうかですね!私にはありませんが・・・」

最後の同僚の言葉がそのままを表現している。私も上記の数値を改めて並べて見て、ぞっとした。

「エーあんたアホか!」と言われそうだが、改めてナンピン買いが失敗した時の恐怖を味わった。

そうナンピン買いで、平均取得株価も安くなり、損益率つまり悪化率も薄まるが、損金の絶対額は薄まっているわけではない。且つ下げが止まらない場合、今度は株数が増えた分だけ、マイナス幅は急激に拡大する事になる。

というような状況に4銘柄が陥ってしまっている。

が、これで今の所株取引をやめる気はない。且つ損をする気もない。おそらく1週間でまた状況は変わりそうな気がする。全て勉強と考えてトライしている。

やはり株は面白い。そしてやはり心臓に悪いのも確かだ。


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