竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

英霊の言乃葉 部下と共に散らん

2023年01月29日 | 英霊の言乃葉
令和5年1月29日(日)
お早うございます。

今日は久しぶりに「英霊の言乃葉」を紹介いたします。
<部下と共に散らん>
陸軍少佐 市川 清義 命 
歩兵第215連隊
昭和21年7月15日(27歳没) 
ビルマ・ラングーンにて法務死
福島県出身 

前略 不肖戦犯者としてラングーンの獄に投ぜられしより早や半年を過ぎ連日枕辺に雨ダレの音を聞く雨期の候と相成候。
その間ラングーン初頭の裁判に絞首刑の宣告を受け、中隊長(部下)三名と今は其の執行を待ちをる次第に御座候。
朝に咲き夕に散るは世の慣ひ今南国の獄に死すとも自己の過去を貫く誠の心は、信念に生きた足跡は、自らの心を静かならしめ、亡ぶる肉体のさだめは敗戦の犠牲として唯運命として、武人の諦めの裡に有り、父上母上、兄上、弟よ悲しみ給はざる可く候。
多数の部下達の戦死せし戦場に当然散るべき身なりと諦め被下度候。
元より我々の行動たる死生を超越し自らを捨て戦争目的達成の為に邁進したる事に有之、何等恥づる所無之候。
親子の情愛も交はさず疎き事八年に至り候へ共国家の為一身を捨てたる事、考の最大なるものと自認致し居り候。
亦連日不肖の武運長久を祈り給へる父母の恩に対しては深謝措く能はざる次第に御座候。
先づは此の世の別れに一筆心境御報らせまで如斯に御座候。
敬具

第二次世界大戦当時のラングーン(現在のヤンゴン)の風景
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