竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

アワビの陸上養殖の道程

2013年08月17日 | 行政視察&要望活動・研修勉強会
 アワビの陸上養殖のルーツは、”産官学”の取組として、何がよいか試行錯誤しながら、陸上養殖を取り上げてみました。そして、色々調べるなかで四国の西条市・高松市へ視察にいったのがはじまりです。

 平成24年1月16日~17日の二日間で、四国、愛媛県西条市の<さつきますの陸上養殖>と<イチゴの周年栽培>の取組、香川県高松市屋島、独立法人 水産総合研究センターの<環境保全を目指した閉鎖循環飼育システム、とらふぐの養殖等>の取組を視察、勉強して参りました。


独立法人 水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 屋島庁舎にて、閉鎖循環飼育システムの説明を受ける。

 平成24年5月25日 あわびの種苗生産について、愛知県立三谷水産高等学校に我々蒲郡自由クラブ8名と無所属の会3名の総勢11名で勉強にいってまいりました。
鈴木校長先生、小林教頭先生から三谷水産高等学校の概要とアワビの養殖についての説明を受けて参りました。

左:小林教頭先生 鈴木校長先生

 そして、平成24年7月30日 愛知県田原市小中山町にある、愛知県栽培漁業センターへ、蒲郡自由クラブ11名で視察にいってまいりました。今我々蒲郡自由クラブが産官学の取組として、あわびの陸上養殖ができないか、5月25日に三谷水産高校に出掛けてお話を伺ったりして、模索している段階です。


 栽培漁業とは、生物を人為的な設備、環境下で育成し保護した後、自然へ戻して、漁業の促進を図るシステムである。つくる漁業ともいわれる。また、栽培漁業において稚魚を育てることを種苗生産、育てた稚魚を海に放すことを種苗放流という。
 

我々はあわびの陸上養殖の可能性を求めていま活動しております。産官学の力を借りて実現する様推進してまいります。

そして、平成25年度予算にて、10,000千円計上
<水産業振興施設設置>
がまごおり産学官ネットワーク会議と三谷水産高校、愛知県水産試験場が協力して水産物の陸上養殖の事業化を目指す。平成25年秋から3年間で、県の助言や支援を受け、三谷水産高校が中心となって、高校発ベンチャーとして陸上養殖装置を利用した水産物の試験養殖に取組む。また、将来の事業化を目指し、企業の誘致なども支援する。

 そして、平成25年1月28日 蒲郡自由クラブ8名で、産官学の産を求めて、株式会社 平松食品 御津工場へ企業訪問させて頂きました。
 平松食品さんは、愛知県蒲郡市、愛知県立三谷水産高校とのコラボつくだ煮!船の上でも食べられるジュレ状のつくだ煮【愛知丸ごはん】を商品化された会社です。
今回、産官学の取組として、あわびの陸上養殖を進めていく中での販路先としての今後のご協力をお願いする意味での企業訪問ですが、代表取締役の平松賢介氏が快く承諾し、実現したものです。



工場内は、衛生管理が非常に厳しいです。


やはり産官学が一体となっての商品開発が今後求められることをあらためて認識いたしました。


老朽化で閉鎖した市民プールの管理棟を活用して、完全閉鎖循環式陸上養殖装置を設置し、三谷水産高校海洋資源科栽培漁業コースの生徒が10月ごろから、飼育や管理を始める。


以下は、千葉県富津市議会 平野英男議員のブログから引用させて頂きました、
2013-05-03 11:52:23
4/24(水)掲載の私の Blog 、「 全国初の試み! 水産業復興特区 」 を見た地元漁業関係者の方からお題をいただきました。

「 ひでお君。 毎年漁師を辞めてく家があとを絶たないから、アワビの陸上養殖なんて考えるのも一つの手だよね。 」んっ、以前TVで 「 海のないところでの海産物養殖 」 のニュースを観たことがあるような~
・・・ということで頭で考えるより先にネットで検索し調べてみました。 ただなにぶん専門知識がないため、以下調べた内容はひいき目にご覧いただければ幸いです。
なるほど調べてみると、アワビの陸上養殖は、経験がなくても低コストで始めることができ、場所を選ばず設置できるので副業に適しているようです。
また東日本大震災で大打撃を受けた東北地方の海洋養殖業者は、アワビの保全と養殖のリスク回避のため、陸上養殖にシフトチェンジしていることがうかがえます。
養殖アワビは天然アワビに比べて漁獲制限がなく、計画的な生産出荷が図れるなど多くのメリットがあります。
更にこれまでの、大規模な養殖場でなければ事業は成り立たないというのは過去の常識となるようです。
例えばある農家は畑の片隅に養殖用のコンテナを設置。またある建設業者は空き地に養殖用の水槽を設置。またある精密機械会社は工場内に養殖用の水槽を設置しています。
養殖用水は海水が入手できれば Best ですが、水道水に人工塩を溶かすことでも利用可能なようです。
ただしアワビはデリケートな面も持ち合わせています。水が汚れると死にやすいため、水に溶け込んだフン尿の処理をするろ過装置の設置が必要です。エサは昆布やワカメなどの海藻類から、人口配合飼料などがありますが、年間を通じて安定購入できるルートの確保も大事です。
私たちのまち富津は、一次産業のまちであると同時に観光産業のまちでもあります。このような、季節にかかわらず生産できるアワビ養殖は地産池消の産業として有望であり、温泉などを有する宿泊地や観光地で消費されることで、富津の特産品として注目を集めることも期待できます。
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