かいぱん。

美味しい写真とshellbread cafe。

BCLラヂオ。

2012-06-07 23:09:37 | インポート
先日、実家をリフォームするにあたってオイラの荷物の完全撤退を要求されて整理に行ってきました。まあ、こんな時って色々おもろいもの出てくるワケですよ。そして今回のイチオシはこちら!!!Img_2490

ナショナル・パナソニックのクーガーRF-1188です!!!!
もうね、どっから説明したらいいやらってカンジなんですが、買ったのはたぶん1975年の冬休み、それまで貯めたお小遣い&その年のお年玉を握りしめて秋葉原へGoでした(笑)。買ったお店は当時の朝日無線、だったかな、今のラオックスだと思います。写真を見ると分かるかもですが「6 BAND RECEIVER」って書いてありますね。つまり「AM放送、FM放送」ここまではわかりますね? 「短波(SW)放送」…これ、今時の人はわからんですよね。このへん喰いついてコメントする人、ザックリ歳バレますよ(笑)。この「短波放送」が4バンドも付いている、当時としては画期的な機種なんです!!!

ふぅ。

さてさて、短波放送とは?
オイラも理屈はよく解らないですが,周波数が高くて、遠くまで電波を届かせるのに向いている周波数帯です。ようするに各国が海外に向けて放送する為の周波数帯なんです。例えば「ラジオジャパン」は海外の邦人に向けて日本語の放送をしたり、日本を海外に宣伝する為に英語で放送したり…なんてことだったと思います。これを世界の国々もやってるので、それを受信するために買ったのがこのラジオです。じゃあ、なんでそんなの受信するのか??

ふぅ。

「BCL(ブロード・キャスティング・リスナーズ)」!!!!
あっ、ここ喰いついちゃったアナタ、長生きしてますね(笑)。
今から35年程前に超流行ったBCL、海外の放送を受信してその内容を記した受信報告書というものを海外の放送局に送ります。そうするとベリカード(受信記念カード)というものがもらえます。このカードが各放送局が趣向を凝らせていて、これを集めるのが流行ったんです。

The Voice Of America(アメリカの声)、旧ソ連のモスクワ放送、オーストラリア放送、BBC、平壌の声、南アフリカの声、オランダ放送、フィリピンやベトナム、とにかく色んな放送局を受信しましたよ。この中でダントツに受信難易度が高かったのが南アフリカの声でした。遠いうえに電波も弱く、オイラのこのラジオでも絶対無理と思っていた放送局です。それがある深夜、ほんとに微かに、数秒受信できたんですよ!! なんで判るかっていうと、各局が放送をはじめる時にコールサインっていうんだったかな? テレビでいう主題歌的なものが決まってるんです。たとえばオーストラリア放送だと確か「ワライカワセミ」という鳥の鳴き声から始まるとかね。それが微かに聞こえたんです!! もう感動でしたね。でも放送内容がわかるほど受信できたワケじゃないので、受信報告書は書けず、ベリカードもゲットできませんでした。

そんなこんなのBCLライフをおくっていたオイラが使っていたこのラジオ、 驚いた事に現在も完動品でしたっ!!! もうね、ピカピカに磨いてやりましたよ(笑)。え~っと…1975年1月生まれだから…37歳!! 1954年生まれ58歳のNkaipanHに置いてやる事にしました!!

今ってネットの時代じゃん。短波放送ってまだやってるのかな??
受信しようとしたのだけど、そもそもパソコンやら携帯電話の電磁波のそばでは短波は受信しづらいらしい…。だいたい周波数思い出せないしね(笑)。今度調べてトライしてみますね!!
Img_2492



Comments (2)
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