上海帰りのリルです。

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アテレコ会

2004-10-26 00:15:50 | 上海つれづれ日記
 そして例のアテレコ会。

 50人ぐらい入る教室に授業でスライド観るときのスクリーンを下ろして、PCでDVDの映像を映す。

 英語科の学生と日本語科の学生合同のアフレコ会と言っても私とSJくん以外の出演者はみんな英語スピーカー(英語科以外に経営学科の学生もいた)。
でも観客には日本語科の学生も多くて、おたくチームのリーダーSJくんは女子の後輩たちに「せんぱーい、ガンバ!」って日本語で言われた(^^;

 DVDって英語スクリプトの字幕がついてるのがありますよね。英語科の学生はそれを口に合わせて読むんです。
でも日本語でやろうとしたら、日本語を聞き取って書くところからしなきゃならない。手間が多いんです。それで日本語科の出演者が少ないのかな。

 英語科は「フォレストガンプ」「ファインディング ニモ」
「ライオンキング」「タイタニック」など。
俳優さんたちのスピードで英語のセリフを言うのってすごく練習になるよね。
英語ってリズムが大切だもの。感心。

 さて、私とSJくんの「アニメ」ですが、拍手もらっちゃった。
ギャグアニメなので、女の子がプロレス技かけたり、2人乗りの自転車ごとジャンプして空飛んだりするんです。

出番の前にSJくんが
「この会場の中で先生より日本語がうまい人はいないんですから、
思い切ってやってください。」
と言ったのよ。よし!わかった。

 で、セリフ以外の叫び声とか、息とか、笑いとか
がんばってみました。日本語がわかるお客さんばかりじゃないからね。

 とりあえずウケてよかったです。
2年生会話クラスの男の子がわざわざ「先生スゴイです!僕は先生のセリフを聴いてるとき何も言えなかった。」って、言いにきてくれた。

 SJくんは「やっと夢がかないました。」って言ってた。
(ホントにそう言ったんです。)
以前にも企画したんだけど声の出演者が揃わず、実現できなかったんだとか。
英語科に比べておたく率の高い日本語科は、
台本作って、練習して…っていう人と協力してやる作業が苦手なのか…と心配になってしまいます。

 正門まで私を送ってくれる途中SJくんが、
「こんどは何をやりましょうか。」って言いました。
なんか芝居の打ち上げのあとみたいな感じ。
「またやろうね。今度はもっと出演者集めて。」って
言ったら、「はい(^^)」って。
「ちゃんと勉強もしなきゃダメだからね!」と言ってさよなら。

 明日は中間試験です。

精読とスピーチ指導

2004-10-25 21:23:10 | 日本語の授業
 久しぶりに3年生の精読の授業をしました。先々週、先週はW先生が
担当していたのです。一度W先生の授業を見学したら、最初に本文を
全部先生が読んで聞かせていたので、それを見習って2段組み3ページ
半の文を音読してみました。ちょっと疲れた(^^;

 そのあと今日細かく読む分の一段落だけ全員音読。
やっぱり声を出して読むのって大切ですよね。漢字の読み方とか、
アクセントとか、区切り方とか、練習になる。


 お昼を食べたあとSHさんのスピーチ練習。
隣のM先生も一緒です。
M先生は「お元気ですかー?」の言い方とアクセントを
徹底的に直す。SHさんはアクセント記号を書いてあげると
直るのです。えらい!

 本番2日前に直し過ぎではないかと私は心配…。
でもねー、SHさんへこたれないの!すごいよ!!
原稿読んで、録音して、聴いて、直す、を繰り返していくうちに
ちゃんと感情が入ってきた!
「そう!それ!!そんな感じのところがもっとほしい!」
ってほめました。
 (私の歌の先生はいつも私がちょっとでもいい声が出せると
「それ!」って言ってくれた。そして「不安そうな顔をしないで」って)

 M先生には悪いけど、明日になったら
「もうアクセント気にしなくていい」って言っちゃおう。
…っていうのはSHさんがきっと今一生懸命ひとりで
アクセントの練習してると思うから。
アクセントが直ったのはM先生のおかげですね。
私だったら繰り返し出てくる言葉以外は見逃してたと思う…。
その努力をしたという前提で、あとは気持ちよくやってほしいのよ。

 「日本人みたいな日本語を話す」のがベストじゃないと私は思う。
それより生き生きした声と表情で語ってくれたほうがいい。

 明日は最後の練習。発声練習からしようかな?

スピーチ特訓

2004-10-24 22:05:10 | 上海つれづれ日記
 今日はSHさんが9時に私の部屋に来ました。

 少し原稿を読んでもらって言いにくそうな言葉を直して、
隣の部屋のM先生も呼んできて時間を計りながら聴いてみたら、
やっぱり時間が1分くらいオーバー。
もう一度3人でどこが削れるか話合う。
「ここは削れるかな…」と言ったとき「いえ、そこは…」と
SHさんが言って、いいぞ!と思う。
自分で言いたいことがはっきりしてるってことだもんね。

 それでもなんとか規定の5分以内におさまるようにして、
SHさんが読んで録音、録音を聴いてアクセント、スピード、
間の取り方など注意点を言って、また読んでもらう。
それと冒頭の「お元気ですかー?」のセリフを
繰り返し練習。SHさんがはずかしがるので3人で一緒に
「お元気ですかー?」とやりました(^^)

 そして私がスピーチのお手本をカセットに録音し、
SHさんに持って帰ってもらいました。
あしたまでに原稿を覚えてきてもらいます。

 原稿もやっとまとまったので、SHさん明るい顔をしてました。
よかった(^^)あとは本番を楽しんでくれるといいなぁ。

アテレコごっこ

2004-10-23 23:12:16 | 上海つれづれ日記
 来週の火曜日英語科と日本語科合同でアテレコ会があるんです。

 画面を見ながら台本持ってキャラクターになったつもりで
セリフを言うって、学生も面白いって思うんでしょうね。
でもそれを外国語でやろうっていうのがスゴイ。
まぁ、私も「趣味で」英語ミュージカルに出たことはありますが。

 3年精読のクラスにいるかなり日本語が達者なSJ君が
このアテレコ会の主催者のひとり。でもあいにくアテレコ会の翌日が
日本語精読の中間試験になってしまったため、日本語科の参加者は
少ない…っていうか、SJ君と私だけになっちゃった。
英語科はタイタニックとかライオンキングをやるのだそうです。

 今日SJ君が声をアテる練習のために私の部屋に来ました。
練習の前にDVD観ながら日本語のセリフを書き取るところから
始めたんですけどね。時間かかりましたよ。
でもね、いいヒヤリングの練習になったと思う。

 SJ君と私がやるのは 私は知らない日本のアニメなんだけど
15分1話でほとんど2人のキャラクターが話しているって
ことでSJ君が選んだ学園物です。SJ君と私で男女の高校生役
とちょこっと出てくるその他の役のセリフも全部言うの。
私達のアテレコの様子って観ててもちょっと面白いかも。

 十数年前、声優養成所でアテレコ実習してたときには
こうやって外国人の男の子とアテレコごっこするなんて
夢にも思わなかったなぁ…。
 でも、その経験がこんなふうに役立って嬉しい(^^)
私よりすばらしい日本語の先生はたくさんいますよ。
でも、アテレコごっこにつきあってあげる先生って珍しいと
思うの。火曜日が楽しみです。

私の夢

2004-10-22 23:38:46 | 日本語の授業
 今日もSHさんに会いました。昨日私と話したことを含めての作文
ちゃんとまとめてありました。ちゃんと彼女自身の経験も入ってる!
「そう!こういうの聞きたかったの!」ってほめました。
 
 たいしたことじゃない…日系企業でアルバイトしたときに
「なんで中国人ってみんな声が大きいの?」「なんで道を渡るとき
度胸次第なの?」って言われたってことなんだけど、「文化の違い」
なんてありふれたひとことで言われるよりずっといい。

 最初から通して読んでもらったらちょっと時間オーバーでした。
2人で話し合って原稿直しをして。
もう内容はこのままで行くので、あとは内容について質問されたときに
答えられるように聞かれそうなことを考えておくということにして、
土日が空くと「不安です。」とSHさんが言うので
日曜日に私のところへ来てもらうことにしました。

 なんかもう、SHさんが弁論大会で賞をとってもとらなくても
私が泣いちゃいそうです。
「大丈夫よ。」って肩を叩く役なんだからしっかりしなくちゃ!