上海帰りのリルです。

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日本語弁論大会

2004-10-10 21:33:52 | 日本語の授業
 10月27日に上海市の大学生による日本語弁論大会があります。
今日それに出場する我が大学の代表SHさんに会いました。
私とお隣のM先生とこの大学で教えるのは3年目、日本では高校で30年以上も国語を教えていらしたというO先生と3人で。

 課題テーマ「私の夢」でSHさんは2つ作文を書いてきました。
「母親になりたい」と「声優になりたい」2つとも読んでもらった
私の感想は、両方とも今一つインパクトが足りない。
 M先生は優勝を狙うかどうかはっきり訊いた上で、
彼女が「やるからには」と答えると
「いい点数をもらうためにはテーマをもっと大きい夢、
社会貢献にかかわるような夢に変えたほうがいい。」と。
 O先生は「審査員にうけそうなこと書いてもダメだから
まず自分の心に聞いてみて本当にやりたいと思うことを
まとめなさい。」と。

 さて、困った。M先生とO先生が別々のこと言ってるもんね。
まぁ、原稿が今のままではダメなことはダメなので、
とりあえず、明日もう一度会うことにしました。「私の夢」で
思いつくもの10コでも20コでも箇条書きにしてもらいます。

 さっきM先生と一緒にご飯食べたら、M先生は反省してました。
「元広告屋だから結果から考えちゃう。」と。
「たぶんねぇ、彼女はファンタジータイプなんですよ。」と私。
「じゃ、俺だめだ。おまかせします。」だって(^^;

 私は個人的には「おかあさん」でも「声優」でも
テーマはいいと思うんです。「どうしてなりたいか」だけじゃ
なくて「なって何をしたいか」を話せばいいんじゃないかな?
そして日本語との関わりがある内容にまとめたほうがいい。

 あ、「私も声優になりたかったのよ。」って話はしました。
「声優にはならなかったけどね、発声、発音、アクセント勉強
したことは役にたってる。だから好きなことって続けたほうが
いいよ。」って…ああ、なんか私のほうがファンタジーなこと
言ってるなぁ。

 よし!「弁論」にはならなくても日中のファンタジー娘
(私だって心は娘だから…)が協力して「夢」を語って
みましょうか。「叶うから夢なんだよね!」