上海帰りのリルです。

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スピーチ最後の練習

2004-10-26 23:31:33 | 日本語の授業
 明日が弁論大会の本番なので最後の練習です。

 私は午前中会話の授業を終えてから、M先生は授業はないけれど
この練習のために大学に来てくれました。
そして1時にSHさんが大学の私達日本語教師のための部屋に来て
練習を始める。

 SHさん、ちゃんと原稿を覚えてきました。
そしたらね、昨日とぜんぜん違って、声も出てるし、表情もついてる。
発声練習なんて必要ないや。
 スピーチ、録音、注意点を言う、というのを3回くりかえして
質疑応答の練習、そしてあと2回やってもらいました。
 繰り返すたびに力強さもまして、ポイントもつかんだ話し方に
なってきて…いい感じです。

 あとは 明日楽しんでやってくれればいい。

 M先生とコーヒー飲んだときに
「Sさん、SHさんのアクセントもっとあきらめてたでしょう。」
って言われちゃいました。確かに。
私ひとりだったら、あんなに徹底的には直さなかった。
どこまで直すかって難しいなぁ。
私の目標は「音声指導が上手な先生」なのだけど(^^;

 今回もM先生は「おかしい」「ここも」と指摘する横で
SHさんにアクセント記号を書いたり、ゆっくり発音してあげたり
したのは私なんですけどね。M先生があきらめなかったのが
よかったのかな。
 結果的にふつうの日本人が聴いて違和感を感じない日本語に
できたのはよかったです。

 でも一番えらいのはへこたれなかったSHさんなんだけど。

 あしたはドキドキ。そして楽しみ。

アテレコ会

2004-10-26 00:15:50 | 上海つれづれ日記
 そして例のアテレコ会。

 50人ぐらい入る教室に授業でスライド観るときのスクリーンを下ろして、PCでDVDの映像を映す。

 英語科の学生と日本語科の学生合同のアフレコ会と言っても私とSJくん以外の出演者はみんな英語スピーカー(英語科以外に経営学科の学生もいた)。
でも観客には日本語科の学生も多くて、おたくチームのリーダーSJくんは女子の後輩たちに「せんぱーい、ガンバ!」って日本語で言われた(^^;

 DVDって英語スクリプトの字幕がついてるのがありますよね。英語科の学生はそれを口に合わせて読むんです。
でも日本語でやろうとしたら、日本語を聞き取って書くところからしなきゃならない。手間が多いんです。それで日本語科の出演者が少ないのかな。

 英語科は「フォレストガンプ」「ファインディング ニモ」
「ライオンキング」「タイタニック」など。
俳優さんたちのスピードで英語のセリフを言うのってすごく練習になるよね。
英語ってリズムが大切だもの。感心。

 さて、私とSJくんの「アニメ」ですが、拍手もらっちゃった。
ギャグアニメなので、女の子がプロレス技かけたり、2人乗りの自転車ごとジャンプして空飛んだりするんです。

出番の前にSJくんが
「この会場の中で先生より日本語がうまい人はいないんですから、
思い切ってやってください。」
と言ったのよ。よし!わかった。

 で、セリフ以外の叫び声とか、息とか、笑いとか
がんばってみました。日本語がわかるお客さんばかりじゃないからね。

 とりあえずウケてよかったです。
2年生会話クラスの男の子がわざわざ「先生スゴイです!僕は先生のセリフを聴いてるとき何も言えなかった。」って、言いにきてくれた。

 SJくんは「やっと夢がかないました。」って言ってた。
(ホントにそう言ったんです。)
以前にも企画したんだけど声の出演者が揃わず、実現できなかったんだとか。
英語科に比べておたく率の高い日本語科は、
台本作って、練習して…っていう人と協力してやる作業が苦手なのか…と心配になってしまいます。

 正門まで私を送ってくれる途中SJくんが、
「こんどは何をやりましょうか。」って言いました。
なんか芝居の打ち上げのあとみたいな感じ。
「またやろうね。今度はもっと出演者集めて。」って
言ったら、「はい(^^)」って。
「ちゃんと勉強もしなきゃダメだからね!」と言ってさよなら。

 明日は中間試験です。