上海帰りのリルです。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

美容院

2004-10-31 21:27:58 | 上海つれづれ日記
 美容院に行ってきました。

 ひとりでは無理なので、元教え子が経営する会社の若手女子社員SOさんにつきそってもらいました。つきそい付きで美容院なんて子供の頃以来
です。

 バス&地下鉄に乗ってSOさんの会社の最寄駅まで行って、SOさん
が前日下見をしたという駅前で一番大きい美容院に行きました。

 宿舎の近くにも美容院は多いのですが、鏡の前でいすに座ったまま
ホットドッグにケチャップかけるように髪に直接シャンプーかけられて
泡立てられるシャンプーの仕方はちょっと…(^^;と思っていました。
それに髪型がへんだと一ヶ月ぐらい気分がわるいし…。

 まず、席に座ってヘアカタログを見せてもらう。そこにある写真の上に
青山あたりの店の名前がついていて、美容師のお兄さんが
「日本風のカットは上海でも人気があります。」と言っていました。
肩下10cmぐらいの長さで、全体的にウェーブがかかってる髪形が
多く出てたので、その中のひとつを指差して
「これで お願いします。」と言うとSOさんが通訳してくれます。
通訳つきなんて贅沢(^^)
イケメン風美容師のお兄さん、ニッコリして「OK。」

 イケメンではなくイケメン風なのです。アルフィーの桜井さんを
茶髪のロン毛にした感じ。はい。メガネに口ひげが特徴です。

 シャンプーとパーマのカーラーを巻くのはもっと若い茶髪パーマの
お兄ちゃんがやってくれました。ちゃんとシャンプー台は別にありました。

 パーマ液を洗い流してから仕上げのカットはまた桜井お兄さん。
 …あ、スライスカット。スパイラルカットだっけ?おー、手際がいい。
やっぱりこの人日本風のカットを学んだ人なんだ。
「先生はおでこが広いから、前髪をつくったほうが顔の印象が
柔らかくなると言っています。」とSOさんが通訳してくれたので、
伸ばしてた前髪も切ってもらう。たしかにおでこ広いのよ…。

 まぁ値段高めだったんですが、SOさんも似合っていると
言ってくれたし、ひさびさに前髪ありの髪型も若く見えて
満足です(^^) 

魯迅故居を訪ねる

2004-10-30 22:27:05 | 上海つれづれ日記
 今日はお休み。いい天気。いつものように隣のM先生と朝ご飯を
食べてから、この前魯迅公園に行ったときに見つけられなかった
魯迅故居(魯迅が亡くなるまでの3年間家族と住んだ家)に行ってみる
ことにしました。

 地図で確認しながら40分ぐらい歩きました。
M先生はハンディデジカム持参。
 観光ではけっして通らない道が面白い。

 この前は「葬儀屋さん通り」を見つけたけど、
今日は「ガスレンジ通り」を見つけました。道でガスレンジを売って
いるんです。お祭りの出店みたいにズラっと見本を並べて。
 建設中の高級マンションの向かいにボロっとした古い集合住宅
…そこに干された洗濯物が生活感があっていい感じ。

 魯迅故居のあるとおりはその頃の街並みを再現しているので
雰囲気があります。レンガ造りの西洋風の家なんだけど
古くて重みがある。
 入場料を払って魯迅故居に入ると1階から3階まで
係のお兄さんが案内してくれました。最初中国語でペラペラ
って話されたので「ウォ ブドン ハンユ」←「私 中国語わかりません
。」と中国語で!言ったら、「テーブル」「机」「息子写真4歳」
「寝室」など少しだけ日本語の単語を言ってくれました。
 やっぱり日本人のお客さんが多いので覚えたんでしょうね。

 そうそうこの魯迅故居の前にその説明を書いた看板があって
上から中国語、日本語、英語と説明文が並んでいるのですが、
日本語の文がところどころ助詞が違っていたり、言い回しが
おかしかったりするんですよね。
 M先生と「誰か日本人が見て直してあげなかったんでしょうか。」
「うん、これははずかしいね。」と話しました。
 でも私達は中国語が話せないので教えてあげられなかったんですが。

 中国語が話せる日本語教師の方、上海にお越しの際には
魯迅故居に行って、看板の説明文がおかしいと言ってあげてください^^

 来週、精読の授業で魯迅の「藤野先生」を読みます。
その時代のことには詳しくないので偉そうなことは話せませんが、
魯迅さんの住んでた家を見てきたことは学生に話そうと思いました。

アテレコ再演

2004-10-29 21:34:09 | 上海つれづれ日記
 えー、火曜日にやったアテレコごっこですが、一部学生に非常に
受けまして、あの日の晩、生徒会からSJくんに依頼があり、今日図書館下のホールで学生祭の他の出し物(歌、ダンス、オペラごっこなど)
と一緒に再演されました。

 SJくん何度も練習してきたようで、「暗唱しました。」と
言ってました。でも今日は音響の状態が悪く、原音が聞き取りにくかった
ため、SJくん最初の長ゼリフからズレ気味で、私もズレてしまった
のであまりよい出来ではありませんでした。SJくん悔しがってたけど。

 それでも、この前より多くのお客さんに見てもらえたし、
私はおもしろかったです。女子高生役なんてもう「趣味の」ミュージカルではできないし(^^;

 こういうのは授業と関係なく、サークル活動としてやると
面白いのかも。今日3年精読のクラスで休み時間に
「先生、アテレコをしたんですってね。」ってちょっと自分も
やりたそうに言ってきた学生もいました。
カラオケ気分で好きなアニメのセリフを言いたいって言うのは
あるのかもしれないな…。

 なので、またアテレコごっこの機会があるかもしれません。

弁論大会結果

2004-10-27 22:59:42 | 日本語の授業
 やったね!SHさん3位入賞。

 今日の彼女はかわいくて堂々としてて素敵でした!

 出場者は17名(うち男子は1名だけ)。リクルートスーツの
ようなダークスーツでキメたスラッとした美女が多いなか、
我らのSHちゃんはとっても小柄。

 出場順も知らされてなかったので「まだかな…。」って
ドキドキしながら待ってたら、演題の後ろの踏み台が置かれました。
 あ!次がSHさんだ。ピンクのスーツに白いブーツ、いつも
ひっつめてた髪を下ろして、ピンクのヘアピンひとつ。
 かわいい!

 踏み台の上に立って、おじぎをし、小さな手でメガホン作って
「お元気ですかー?お元気ですかー?ですかー?ですかー?」
と山に向かって叫ぶセリフ&やまびこから、つかみはOK。
 「ラブレター」を観て日本を好きになって、日本語を勉強して
今私はここに立っている。「好き」だという気持ちが行動の
原動力になる。こんなふうに人の心を動かすドラマをつくるのが
私の夢。そのドラマを観た日本人に中国を好きになってほしい。
「私の作るドラマは日本へのラブレターです。」

…って聴いたあと、私ウルウルしちゃいました。

 休憩時間にM先生と一緒にSHさんのところへ行って
「よかったよ!」と言う。ほんとはもっと何か
言ってあげたかったんだけど、なんか言うと泣いちゃいそうで(^^;

 ドキドキしながら発表を待って、
SHさんが3位に入賞したときには、ホッとしました。
1位ではなかったけど、3位までの入賞者は京都に研修旅行に
行けるんです!SHさんもすごく喜んでました。
よかったぁ!

スピーチ最後の練習

2004-10-26 23:31:33 | 日本語の授業
 明日が弁論大会の本番なので最後の練習です。

 私は午前中会話の授業を終えてから、M先生は授業はないけれど
この練習のために大学に来てくれました。
そして1時にSHさんが大学の私達日本語教師のための部屋に来て
練習を始める。

 SHさん、ちゃんと原稿を覚えてきました。
そしたらね、昨日とぜんぜん違って、声も出てるし、表情もついてる。
発声練習なんて必要ないや。
 スピーチ、録音、注意点を言う、というのを3回くりかえして
質疑応答の練習、そしてあと2回やってもらいました。
 繰り返すたびに力強さもまして、ポイントもつかんだ話し方に
なってきて…いい感じです。

 あとは 明日楽しんでやってくれればいい。

 M先生とコーヒー飲んだときに
「Sさん、SHさんのアクセントもっとあきらめてたでしょう。」
って言われちゃいました。確かに。
私ひとりだったら、あんなに徹底的には直さなかった。
どこまで直すかって難しいなぁ。
私の目標は「音声指導が上手な先生」なのだけど(^^;

 今回もM先生は「おかしい」「ここも」と指摘する横で
SHさんにアクセント記号を書いたり、ゆっくり発音してあげたり
したのは私なんですけどね。M先生があきらめなかったのが
よかったのかな。
 結果的にふつうの日本人が聴いて違和感を感じない日本語に
できたのはよかったです。

 でも一番えらいのはへこたれなかったSHさんなんだけど。

 あしたはドキドキ。そして楽しみ。