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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男

2020-04-24 20:18:08 | 洋画
これも〈未体験ゾーンの映画たち2020〉で上映された一本
タイトルが凄い、って言っても邦題自体原題の「The Man Who Killed Hitler and Then The Bigfoot」のでまさかの直訳だし
映画の内容自体もこのタイトルから全然逸脱してないから、恐れ入るという
B級トンデモ映画という作品
ですからビッグフットなんて想像の生き物だし、ヒトラー自体恋人と自殺してたたんだっけ
っていうことでヒトラーとビッグフットをつなげた監督:と脚本のロバート・クシコウスキの一人勝ち映画
こんなアイデァ誰が思いつくだろう

第二次大戦末期“ヒトラーを殺した”男が、戦後数十年その腕を買われてFBIとカナダ政府から、最近をばら撒く“ビッグフットを殺してくれ”と依頼され
老骨に鞭打ってビッグフットをハントする
このあいい入れない二つの間に横たわる、如何ともしがたいリアリティの壁を合体させるのが娯楽映画というフィクションだからできる技
 
娯楽映画にリアリティはいらないって証明してみせた作品とも言えるけど
そこは映画ですからクソリアリズムはこれまた映画にはファクトとしては必要という矛盾さへ感じさせないサム・エリオットの演技力なんでしょうかね

ヒットラーに会うのにあんな厳重に身体検査されるんですね
そこを見越して携帯ウィスキー容器のサイレンサー、万年筆の銃身、ライターのグリップとか普通に持ってるものを組み立てて
見事ヒトラーの暗殺に成功するものの、なんとヒトラーには4人の影武者がいたっていうことで
彼の成功した暗殺は4番目の影武者だったらしい

そして数十年後、戦地に赴いてるシダに病死したかつての恋人の面影を抱いて平穏にワン公と暮らしてる彼のもとにビッグフット殺害の依頼が・・・
低予算ってことなのかビッグフットは完全着ぐるみで、普通の人間脳大きさだし
細菌保持者で細菌が人間に害を与えるから抹殺って言うことなのに
彼はビッグフットと肉弾戦をするし、その戦いの中で散々ゲロ浴びまくるものの
菌にやられずに生きてるって・・・?
そこいら突っこんじゃいかんだろうってことかな

自分の人生を決定づけてしまったヒトラー殺しを回想していた主人公が
同時に人生で唯一愛した女性との思い出に浸って生きてる老後の人生にちつぜん入ってくるビッグフット
さらにビッグフットとの戦いで死んだことになり
弟が葬式まで出したものの
弟だけに姿を表して、一人静かに生きていこうというこれからに
彼の本当の人生が待ってるんだろうなぁ

この時代VFXを敢えて使わずにビッグフットを着ぐるみにした監督さんに拍手
 
2018年製作、アメリカ映画
ロバート・クシコウスキ脚本・監督作品
出演:サム・エリオット、エイダン・ターナー、ロン・リヴィングストン、ショーン・ブリジャース、ラリー・ミラー、ケイトリン・フィッツジェラルド、エラー・コルトレーン、リズワン・マンジ、マーク・スティガー

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (ヒロ之)
2020-05-02 15:55:59
コメントありがとうございました。
敢えてリアルを追求せず着ぐるみのビッグフットでしたね。
まあビッグフット自体、本当に居るのかどうかも怪しいですし、姿も正確に分かりませんから、そこに時間を割くよりも、主人公の人生に焦点を当てたような内容になっていました。
愛した女性との話や、兄妹の話は結構良いものだと思うんですけど、私としては違う内容を期待していたので、あれ?て気持ちでした。
返信する
ヒロ之さん、こんばんは (morkohsonimap )
2020-05-02 22:57:57
コメントありがとうございます。
誇大妄想的なタイトルでして
これはもうタイトルだけでレンタルしちゃいますよね
ビッグフットは登場した途端“嘘だろ”って思っちゃいました
こういう作品こそが“未体験”作品のいいとこなんでしょうね
返信する

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