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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

女賭博師鉄火場破り

2018-11-03 23:53:22 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は一応やくざの賭場で壷振り胴師を勤めますが
ドンパチだの斬った張ったがなくて
江波杏子さん演じる女賭博師銀子の凛とした感じとクライマックスでの賭博勝負が実にいい


ってことで江波杏子さんの追悼を兼ねて昨日に引き続いて「女賭博師」シリーズ第7作
今回の銀子さんは、原知佐子演じる伸江という女師匠について各国の賭博を巡り
賭場でのイカサマ破りをしていく前半が今作のタイトルがここから来ているのかな
ある地方都市でいかさまを暴いたときに、東京の黒川組の二代目の目に留まり
東京で胴師に誘われるものの、成田三樹夫は胴師銀子とさんというより
女としての銀子としか見ていなくて・・・

ここから伸江の描いていた歯車が狂いはじめて
銀子さんとはプロット通りの未遂ですからねぇ
銀子はこれで伸江と袂を分かち、一人賭場で壺を振りたいと行くけども全国の親分衆に
黒川の回状が回っていて壷がふれないので再び温泉街で按摩をしていたところ
大友柳太朗さん演じる前島と言う親分と再開し、再び胴師に

銀子が壷ふりができなくなったのは黒川に体を許さなかっただけでなくて、
黒川のところでの胴師を賭けて矢ノ上と銀子は対決しており
本引き札に仕掛けがしてあって、銀子が負けたからでもあったのですが
その細工札を作っていた職人留造を前島は知っていて
サマ札を作ることが嫌になって、伝統の蒔絵師として現在は堅気の暮らしをしており、
前島や銀子がお願いしてもサマ札を作ってもらえなかった

今回は前島と黒川の賭場勝負がクライマックスと言うか
クライマックスの勝負が二段構えになっているんですね
前に銀子にサマを見破られ自殺した胴師の娘に大信田礼子さん
サマ札での敵討ちに臨む銀子は、端から負けるつもりで勝負に臨むが
そこにサマ札の製作者の留蔵が踏み込んで来たものの
留造は伸江の元夫だったのだ

その前の黒川との勝負のいかさまを見破ってしまう銀子さんカッコいいですねぇ
まさかの大友柳太郎さんホームグラウンドの東映では任侠映画に一本も出演されてないのに
大映では任侠映画にご出演なのね
流石の貫禄に成田三樹夫さんもある意味霞んで見えるから不思議

1968年製作、日本映画、大映作品
長谷川公之脚本、井上芳夫監督作品
出演:江波杏子、成田三樹夫、原知佐子、大信田礼子、垂水悟郎、内藤武敏、大友柳太朗

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