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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

オンリー・ザ・ブレイブ

2018-11-03 20:51:44 | 洋画
11月2日リリースの実話映画
それも山火事と闘う男たちのお話
これぞ実話の持ってる強みを生かした映画ですが
ファイアーマンたちの日常を淡々と描くことでクライマックスの感動をある意味強調してるものの
ラストクレジットでは実際の本人たちの生存時の写真が涙を誘う
みんな家族がいて、家族もろとも人々の平和を守っているのがよくわかる

しかし、やまかじの消火中に19人もの消防士の命を失わせる山火事って結構恐ろしい事象なんですね
火の手を避けるために防火繊維の防火テントを被って避けるっていうのも結構無謀やねぇ
防火繊維でも結構な薄さだし、体全体覆っても相当な熱量を感じるだろうし
やっぱ四方八方から襲ってくる火力には勝てないよね

お話としてはアリゾナ州プレスコット市の市職員としての森林消防隊員たち
指揮官のマーシュの指揮のもと防火線を作り、迫ってくる火災焔を迎え火を焚き、
火をもって火災を抑え込もうとする消化方法
防火線は穴を線状に掘り、回りのブッシュとか樹木を伐って延焼を防ぐ方法なんですね

見張りが一人いて火線の動きを読んで彼らに伝える旧態の方法
木と竹と紙で作られていた江戸時代の日本の消火法と一緒だが、
これは実に効果的に燃えるものを無くす訳で確実な防火方法なんですね

で彼らは“市”の天然記念物の大木を守った実績もしっかりと描写してくれています
そんな消防隊に麻薬に溺れた日々を過ごしていたマクドナウが入隊を希望してくる
別れた恋人に子供ができて一緒に暮らしたいと堅気の仕事を求めて人生をやり直そうと
このマクドナウを演じてるのが「ダイバージェント」シリーズや「セッション」のマイルズ・テラー
かなりの好演です

って言うか20人の消防隊のたった一人の生き残りになる人物というこれまた色んな意味での儲け役でしたねぇ
アメリカ消防隊員の死亡事件では一挙に19人っていうのは9.11以来の多数死亡者ってことで
アメリカ国内ではかなりの人々が知ってるようですが
大平洋をはさんだ日本では殆ど知られていませんし
私自身事前に情報をいれないからマクドナウがなんか事件を起こして・・・
っていうような映画だとばっかり思っていたら
彼は消防隊に入ったことで完全に更生しちゃうんですよね

一人生き残った葛藤を演じさせたかったキャスティングだったのね
淡々と消防隊員たちの日常の会話とかの交流がクライマックスへの伏線になっているんですね

2017年製作、アメリカ映画
ジョセフ・コシンスキー監督作品
出演:ジョシュ・ブローリン、マイルズ・テラー、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・バッジ・デール、テイラー・キッチュ、ジェニファー・コネリー

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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2018-12-25 20:51:18
コメントありがとうございました。
事実を基にしているのもあって余計に胸にくるものがありました。
ホットショットメンバーの関係性を丁寧に描いているので、感情移入はし易かったですね。
それにしても防火シーツの役の立たなさときたらもう、彼らはこれに賭けて被っていたんでしょうけど、信じている中焼かれていく姿を想像したら涙が出てきます。
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Unknown (morkohsonimap)
2018-12-25 23:49:03
ヒロ之さん、今晩は、コメントありがとうございました。
事実を元にした作品ですので結末の悲劇はジンと心に重苦しく残りますよね
特にたった一人生き残った心境やいくばくか・・・
こんだけ科学が発達してるのにあの防火シートはいかがなものか
っていうのが問題ですが結局はシートを各自持っての消火活動っていうとあれが限界なのかも知れませんね
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