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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

スパイと貞操

2024-08-05 18:40:36 | 邦画
8月2日に旧新東宝作品を“新東宝キネマノスタルジア”シリーズとして国際放映から毎月リリースされてる一本ですが
実はこの作品以前にディアゴスティーニから“東宝新東宝戦争映画シリーズ”の一本として出版されており
当時は1500程度の価格帯だったと思うのですが
今回は消費税込みでまぁ単体DVDケース入りで約二倍の3000円弱ですか
この8月リリースの作品は終戦8月ってこともあっての戦争関連作品でしょうか
暇があったら随時見ていくということで今日はこの作品
 
時は昭和14年の日本
大分きな臭くなってきた東京で軍事情報は盗まれる憲兵のカバンが横須賀線車内で盗難に遭うという中で
なんとそのスパイ調査にあたっていた憲兵の情死死体がホテルの一室で発見されるところから映画は始まる
その調査に出動中に軍関係に務める三田恭子演じる女性が出動中の憲兵車両にはねられて
ちょうど通りがかった細川俊夫演じる会社社長に助けられ
憲兵沼田曜一は細川に後を託して情死任務にあたる
 
まぁそういうことで主役三人はオープニングでしっかりと接触を果たして
案の定細川と三田は恋に落ちっていう寸法
実際に細川は中国のスパイ団のかボスであり、二人の数奇な運命は細川の部下である万里昌代さんまでも巻き込んで
そうなんです万里さんはこの作品で唯一お色気専門でスパイとして憲兵に捕まり
拷問シーンというこの作品唯一のお色気担当だったのね
 
一応沼田曜一さんが主演名のね切れ者憲兵隊長として捜査にあたる中
三田と細川の恋仲から三田が情報を盗みっていう段階にまで行くものの
三田さんにおかぼれしていてのかなんとまぁ甘い甘い取り調べだったりとか
大団円ではスパイ団と憲兵隊との銃撃戦ですが
そんな中で三田も細川も銃弾に倒れ
なんと死んだ二人の手と手を重ねてやる沼田曜一さん
 
一応製作大蔵貢とクレジットされてはいますが、もう新東宝が断末魔をあげてる時に作られた作品だったようですね
 
1960年製作、日本映画、新東宝作品
山田達雄監督作品
出演:沼田曜一、三田泰子、万里昌代、細川俊夫、江見俊太郎、杉山弘太郎、月野百合子、守山竜次、御木本伸介、新宮寺寛、黒岩三代子、草間喜代四、岡竜弘、広瀬康治、渡辺高光、津川豊

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