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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

修羅のみち7 暴力金融列島

2024-09-08 18:35:27 | 邦画
続けて見てきてる「修羅のみち」シリーズももう7話ですか
監督が小澤啓一さんから佐々木正人さんに代わり
ゲストの又野誠治さんと清水宏次朗さんが居残りってことで
この第7話と次作の第8話と
二本撮りだったようですね

一応お話の手順として龍馬が大神組の三代目を継承し兄の南條が最高顧問
そして大和武士さんが組長代行という最高幹部に就任しての襲名披露から本編が始まり
そこに先代時代の清水宏次朗演じる百瀬がなんと10年ぶりに務所から出てきて
っていうか大神の若者とお約束の悶着もきちんと用意されて見せ場も十分

さらに関西の黒田もなんと殺し屋として軍事会社経営の又野誠治演じる戦闘エキスパート熊沢を雇っており
襲名式での熊沢の先生パンチを浴びる大神組
今作はまた銃弾を顔に被弾すると首が爆発するCGを結構使ってきてまして
劇終直前に龍馬の弾が黒田の顔に命中し黒田は顔をなくして倒れますが
これは影武者だったのね

まぁ関西山王組はなんとか東京に足掛かりをと闇の資金3000億を使ってダミーの金融会社でボロ設けを企むもの大神のシマうちということで蹴散らされ
さらにアメリカマフィアとの連携で政治家と結びついての企業買収をも南條によって潰されてしまった黒田に
龍馬は精鋭を連れて大阪に乗り込み黒田を追い詰めて
先程書いたように黒田を倒したものの影武者だったのね
清水宏次朗さんは黒田に取り入っての二重スパイとして活躍を見せてくれたり
松田優さんと互角にタイマン勝負してましたねぇ
っていうかようやっと、多分隠し撮りなんでしょう
銀座通りを闊歩する大神組の連中の映像も流れましたねぇ

2003年製作、日本映画、ナック作品
佐々木正人監督作品
出演:原田龍二、渡辺裕之、小西博之、力也、松田優、亀石征一郎、清水昭博、大和武士、永倉大輔、又野誠治、若翔洋、横山エミー、C.スピルマン、奈良坂篤、坂本万里子、織田無道、清水宏次朗、力也、松方弘樹
コメント (2)
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マッチング

2024-09-08 05:05:52 | 映画
これを最初に書かせてもらいますともう完全ネタバレですが
ラストシーンの水族館で水槽を見つめながら輪花の手が吐夢の手をそっと握る
これって恋が芽生えたってことでしょう
輪花は預かり知らないこととは言え輪花と吐夢って腹違いの姉弟だよね
完全近親相姦だよね
こんな終わり方で良いのかよ
 
現代社会を取り巻くIT環境の発達はめざましく、いまでは出会いの少ない男と女はスマホのマッチングアプリで趣味や生き方の近い人をさがし
それによって性欲のみを満たす人がいてもおかしくないし
真面目に結婚相手を探す人がいてもおかしくない時代
そんな時代を反映して作られたサイコミステリー作品
オープニングからマッチングアプリで結婚したカップルが新婚一週間以内にカップルでの惨殺死体が発見されると言う事件が頻繁に起きている
 
輪花の仕事は結婚式場のウエディングプランナーであるが
自身の結婚には完全に置いてけぼりされたアラサー女子
多少の焦りからマッチングアプリを友達が使ってマッチングした吐夢という男性が現れるものの
かれの性格がストーカー化してくるみたいでだんだん避けるもののしつこさが増してきて
マッチングアプリ会社の影山という男が色々と輪花の相談相手になってくれる中
 
輪花の周りでは彼女がプランニングし結婚したJK時代思いを寄せていた教師夫婦が惨殺死体で
同じくマッチングアプリで背中を押してくれた同僚が彼女の目の前で殺され
極付は父親まで死体で発見され
ここまでミステリー作品のセオリー通り一番怪しいやつが一番怪しくなく親切な奴が一番のワルだったって言うセオリー通りに運んできたシノプシスをもう1回転させるという映画
 
まぁこれには輪花の父親の25年前の不倫が影響を及ぼしており
この二転三転する作品が25年前の復讐劇の集大成であることがわかり
ようやっと吐夢を信頼に足る男と信じた彼女にこの後待ち受けてるものはなんなのよ
 
ってとこで映画は終わる
25年前の父親の不倫が現在に不吉かつ血生臭い殺人をおこさせていて
それが解決したと思うのは輪花一人であって
ドロドロした肉親の愛憎劇と並行して起きる新婚夫婦惨殺事件との関連も何もかも解決せずに勝手に映画は終わってしまうのよね
 
多才な才能でいろんなジャンルの作品を作る内田英治監督が原作本を書きさらに脚本まで描いて自らメガフォンをとっての作品ですから面白くないはずがないのに
なぜにこんなに説明も省略したような作品としたのかが不思議
続編作る気でこのようなモラルに反した結末にしたのだろうか
 
見終わって色々調べると腹違いの姉弟に関しては誰もなにも言ってないのよね
こんな重要なことなんで誰も気にも止めないのかなぁ
そんなこんなで普段は絶対しないネタバラシから敢えて書いてみました。
 
2024年製作、日本映画、「マッチング」製作委員会作品、KADOKAW製作幹事&配給
内田英治原作・脚本・監督作品
出演:土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、杉本哲太、片山萌美、永瀬莉子、石田佳央、真飛聖、後藤剛範、円井わん、前原滉、瀧川鯉斗、畦田ひとみ、片岡礼子、斉藤由貴
コメント (2)
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