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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

にっぽんGメン 特別武装班出動

2023-05-09 20:08:43 | 邦画
東映チャンネルで先月からシリーズ作品としてOAされてる「にっぽんGメン」シリーズ
東映と東横映画がGHQのチャンバラ映画の製作上映禁止令を受けて
そんなら銃撃戦の映画ならって時代劇スターである片岡千恵蔵さんを主演に時代劇オールスターで作った現代劇の“にっぽんGメン”っていうある意味悪党一味に潜入捜査する警官のお話を三部作ったようですが
三本目の1951年に製作された千恵蔵さんの「にっぽんGメン 不敵なる逆襲」はフィルム原版もプリントも残っていなかったんでしょうか
今回東映チャンネルでもシリーズでのOAはありません
 
ってことでなんとシリーズ第三弾としてのOAはこの1956年製作の実質第四作目になる「にっぽんGメン 特別武装班出動」が三作目としてOAされました
っていうかGHQからもチャンバラ禁止令が解除になり東映京都撮影所では時代劇に特化した製作制度をとって量産体制に入っていたために
必然東映東京撮影所は現代劇っていう形になり
今回のこの作品から東映東京撮影所製作になったようですね
 
ちょうど時代的には東映東京撮影所では刑事映画の金字塔「警視庁物語」のがシリーズ製作とシンクロしていた時代で
この作品も千恵蔵さんから5年ぶりに復活させた様ですね
っていうことで俳優も時代劇の御大から若手の「警視庁物語」やTVドラマ「七人の刑事」など、個人的に私は刑事しか演じてない堀雄二さんや
これまた刑事しかっていうか初代「七色仮面」でもあった波島進のお二人に混じって
新人扱いの高倉健さんまで出演されてた作品だったんですね
 
一応犯罪者と手を結んだってことで警視庁をクビになった波島進が潜入捜査のGメンに該当するようですね
っていうか松本克平さんがこの作品でも一課長を演じていたのには・・・
健さん以外ではこの作品のほとんどの人が「警視庁物語」に出演しててるんですよね
松本克平さんの他に須藤健さんとか、そして片山滉さんが相変わらずの鑑識官でしたねぇ
 
お話は偽札団と警察との攻防戦を描いた根本プロットに非情な贋札団に殺される刑事に高木二郎さんでしたが女優さんでは浦里はるみさんしか知らなかったかな
87分の尺があるのでコチラがメインの番線映画だったようですね
ただちょっと画面が全体的に暗くて夜間シーンとか見づらい部分もほの見えていましたが
クライマックスでのお台場での贋札団と警視庁警察官に水上警察官たちとの銃撃戦に贋札団が機関銃で応戦していたのが派手で良かったけども・・・
 
来月にもう一本あるようですね、意外な方が主演されてるようで・・・
 
1956年製作、日本映画、東映作品
小石栄一監督作品
出演:波島進、高倉健、堀雄二、浦里はるみ、松本克平、須藤健、高木二郎、佐原広二、曾根秀介、片山滉、萩京子、山本麟一、岩城力、杉義一、滝謙太郎、高宮淳、三保洋子、不忍郷子、伊藤久哉、加藤嘉、小沢栄太郎
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キラーカブトガニ

2023-05-09 05:05:38 | 洋画
これって単独で劇場公開された映画だったのね、公開に踏み切ったアルバトロスさんは流石にわかってらっしゃるし、公開した劇場側もそれを観に行ったお客さんもみんなわかってらっしゃる作品
 
原発事故の影響で放射線を浴びたカブトガニが狂暴化して人を襲うって言うか捕食するだけでなく、二足歩行するタイプに変身したり怪獣並みに巨大化するタイプにまで変身を遂げていく
そして海辺の町を恐怖のどん底に突き落としていくわけで保安官も犠牲になり、その助手と弟の車椅子の高校生の科学クンがこの巨大化したカブトガニを退治すると言うエログロ満載で送る
さらにいろんな映画とかからのパクッじゃなかかったオマージュで彩られた作品となっておりまして久々動物パニックの傑作に遭遇させてもらった作品でした。
 
オープニング海岸でお姉ちゃんと彼氏がマッパでアヘアヘしてるとこに放射能浴びたカブトガニが二人のアヘアヘを見ていますからお姉ちゃん流石に興醒めしてしまい
まずはこの二人が最初の犠牲者
ってか被害者含めて結構登場人物が多くそれらの人間関係も描いたドラマパートもまずまずの出来ですが、この作品はドラマパートは付け足しでどうでもいいんですよ
要はカブトガニが大暴れし、襲われた人間の吹き出す血飛沫に飛び散る肉片と臓物、笑えるほどの人体破壊描写が楽しい上に
そんなカブトガニたちが泥酔したりゲーム機で遊んだりカブトガニたちも実に楽しく見てる我々を楽しませてくれる姿はあのグロテスクな容貌が実に可愛らしく見れるから不思議ですよね
 
ってか人間もやられてばかりではなく科学クンが精魂込めて作り上げた対抗手段はなんと先に書いた通りサメ形の巨大ロボ
 
対するカブトガニも巨大化して
 
日本のロボットアニメの完全なるオマージュとしての怪獣大決戦に突入するんですね
 
巨大ロボと怪獣が繰り広げる殴り合いに、巨大ロボのピンチの連続に手に汗握って固唾を飲んで身を乗り出してモニターを見いってる自分がいたんですが
 
映画としてはもうハチャメチャでツッコミどころ満載な作品でしたが、おっぱい姉ちゃんもヒロインもそしてヒロインのお色気お母ちゃん(って高校の先生なんですよねぇ)もみんな美人さんだったし
ちゃんとこの映画を作った人は観客が何を求めているかを充分に理解した上でこの作品を作っていたとしか思えない。
 
2021年製作、カナダ映画
ピアース・ペロルゼイマー製作・脚本・監督作品
出演:カート・カーリー、ロバート・クレイグヘッド、アリー・ジェニングス、プライス・ダーフィー
コメント (2)
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