東映チャンネルで先月からシリーズ作品としてOAされてる「にっぽんGメン」シリーズ
東映と東横映画がGHQのチャンバラ映画の製作上映禁止令を受けて
そんなら銃撃戦の映画ならって時代劇スターである片岡千恵蔵さんを主演に時代劇オールスターで作った現代劇の“にっぽんGメン”っていうある意味悪党一味に潜入捜査する警官のお話を三部作ったようですが
三本目の1951年に製作された千恵蔵さんの「にっぽんGメン 不敵なる逆襲」はフィルム原版もプリントも残っていなかったんでしょうか
今回東映チャンネルでもシリーズでのOAはありません
ってことでなんとシリーズ第三弾としてのOAはこの1956年製作の実質第四作目になる「にっぽんGメン 特別武装班出動」が三作目としてOAされました
っていうかGHQからもチャンバラ禁止令が解除になり東映京都撮影所では時代劇に特化した製作制度をとって量産体制に入っていたために
必然東映東京撮影所は現代劇っていう形になり
今回のこの作品から東映東京撮影所製作になったようですね
ちょうど時代的には東映東京撮影所では刑事映画の金字塔「警視庁物語」のがシリーズ製作とシンクロしていた時代で
この作品も千恵蔵さんから5年ぶりに復活させた様ですね
っていうことで俳優も時代劇の御大から若手の「警視庁物語」やTVドラマ「七人の刑事」など、個人的に私は刑事しか演じてない堀雄二さんや
これまた刑事しかっていうか初代「七色仮面」でもあった波島進のお二人に混じって
新人扱いの高倉健さんまで出演されてた作品だったんですね
一応犯罪者と手を結んだってことで警視庁をクビになった波島進が潜入捜査のGメンに該当するようですね
っていうか松本克平さんがこの作品でも一課長を演じていたのには・・・
健さん以外ではこの作品のほとんどの人が「警視庁物語」に出演しててるんですよね
健さん以外ではこの作品のほとんどの人が「警視庁物語」に出演しててるんですよね
松本克平さんの他に須藤健さんとか、そして片山滉さんが相変わらずの鑑識官でしたねぇ
お話は偽札団と警察との攻防戦を描いた根本プロットに非情な贋札団に殺される刑事に高木二郎さんでしたが女優さんでは浦里はるみさんしか知らなかったかな
87分の尺があるのでコチラがメインの番線映画だったようですね
ただちょっと画面が全体的に暗くて夜間シーンとか見づらい部分もほの見えていましたが
クライマックスでのお台場での贋札団と警視庁警察官に水上警察官たちとの銃撃戦に贋札団が機関銃で応戦していたのが派手で良かったけども・・・
来月にもう一本あるようですね、意外な方が主演されてるようで・・・
1956年製作、日本映画、東映作品
小石栄一監督作品
出演:波島進、高倉健、堀雄二、浦里はるみ、松本克平、須藤健、高木二郎、佐原広二、曾根秀介、片山滉、萩京子、山本麟一、岩城力、杉義一、滝謙太郎、高宮淳、三保洋子、不忍郷子、伊藤久哉、加藤嘉、小沢栄太郎