MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

神田川のふたり

2023-05-28 20:08:11 | 邦画
いまおかしんじ監督のエロの全くない作品でした。
全然知らなくていまおかしんじさんならこれは・・・
って期待がありつつ購入したきてジャケットの裏表隅から隅までレイティング表示探しました
まじレイティングがありません(本編のはエンドロールでは”G“扱いでした)
本当に男女の高校生がアオハルしてる映画で終始しておりまして
 
私個人的にはアイドルって言う存在にハマったのは森高千里さんが最初だったんで
高校二年生のアオハル映画だから
劇中カラオケ館で歌うのが『17歳』ってことなのねっってだけで見てましたが劇中の台詞はオリジナルの南沙織さんって出てきちゃいましたねぇ
そうか世代的にもいまの高校生って篠山紀信さんって知らない世代でもあるんでしょうねぇ
 
そんな高校二年生の二人が中学の同級生の葬儀で何年かぶりに出会い
彼のこの世に残した想いを伝えるために西永福から井の頭公園まで神田川沿いに自転車で小トリップするアオハルロードムービー
っていう映画なんですがいまおかしんじ監督もやりたかったんですかねぇ
主人公二人の出会いからタイトルインするまでの40分間
そう全尺83分の映画ですがほぼ前半の半分をワンカットで撮影すると言う荒技を見せてくれておりまして
これを本番二回リハ一回の三回回してられたって舞台挨拶の特典映像では語られていましたが
まぁ演じる方は台詞飛ばしや噛み噛みをアドリブでカバーしてたり
撮る方は神田川沿いの遊歩道ですから自転車で後ろ乗りでの撮影にさらにピンマイクで音っていうか台詞を拾っていたようですね
 
後半は普通にカット割で撮られていましたが
ってだけ後半は二人の愛っていうか思いが交錯していくシーンの積み重ねですか
それとゲーセン等カラオケ館っていうシーンがなければ全編ワンカットでも行けたかもしれませんが、それでも結局はオールロケ作品ですが
それでは二人の心が通じんしってことなんでしょうね普通にカット割りして撮ってるってことは
 
私自身が偏ってるんでしょうがいまおかしんじさんでもお色気作品以外でもこんな爽やかな作品が撮れるんだって、これ自体偏見でしかないんですが
改めて・・・
まぁ黒子を画面に出させたりって、ラストこの黒子の正体までをも明かしてしまったり
なんとエアコンビニって言うパントマイムを役者にさせたりと
神様が具現化されて現れて?みたりと
映画表現の可能性をこの作品の中に詰め込んでの83分間
存分に楽しませてもらいました
低予算作品だからこその映画作劇でしたねぇ
 
2021年製作、日本映画、Sunny Rain作品
いまおかしんじ監督作品
出演:上大迫祐希、平井亜門、椎名糸、岡本莉瑚、橋本達、内藤光祐、有永結咲、美波愛子、たきみずなお、村田美輪子、佐藤宏、石綿宏司、逢澤みちる
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スーパー30 アーナンド先生の教室

2023-05-28 05:05:44 | アジア映画
映画の情報入れないから、ジャケットからインド映画だとは思わなかった
円盤回って初めてインド映画だって知った、どうりで尺が154分もあることに納得がいったけど
ここんとこ続けて長尺の映画ばっか見てる気がしてならないんだけど・・・

これはインド映画っていうかボリウッド感覚のダンスや歌曲をプロットをブツ切りにして入れられないなぁって思って見ていたら
まぁ最近のインド映画ではボリウッドダンスを全く入れない作品もありますが
民族意識の中ではあまりそう言った廃ボリウッド感覚の映画はしっかり受け入れられないのか
この映画ではきっちりドラマプロットに絡めて物語をブツ切りにさせないようにちゃんとお姉ちゃんたちの群舞をいれてきてるのね
 
まぁ今でもカーストっていう階級制度が厳然としてあるインドでは
この映画の惹句にもあるような“王の子は王”っていう身分制度が生きてて、今や人口が世界一の国ではありながらお金持ちは一生お金持ちで、貧乏人は一生っていうか末代までも貧乏人で生きていかねばならない中で
貧乏人の子として生まれた人は学問に秀でていても一生ウダツが上がらないカースト制度の中で生きていかねばならない国
主人公のアーナンドは特に数学に秀でており、なんと英語もできない
 
そうなんですよね貧乏人は高等教育も受けられないから英語ができない
英語ができないのは貧乏人だろうが大金持ちだろうが日本人はほとんど英語教育を遍く等しく教育受けられるのにできないよねぇ
これはある意味まれなことだと思えるが、根本的に英語教育の方針というか教育システム変えていかないとあかんのよね
個人的には先人が英語わからんでも済むように必要な英語を日本語に訳して置き換えてしまったから仕方ないよねぇって自分を納得させて満足してましたからねぇ
 
まぁアーナンドはお金持ちに拾われてITT進学塾の教師としてお金を得るようになっていくものの
そうある意味出世街道を歩む人物になっていったものの
ある日貧乏人の学のある子供と出会ったことから、ここまで稼いできた全財産を投げ打って貧乏人の子供でお金がなくて進学断念していた30人の子供たちを集めて無料で私塾を始める
ってことで事実を元にして作られた作品だったようで
 
お金持ちの私塾の経営者は政治家と組んでアーナンド先生の無料私塾の潰しにかかるように・・・
っていうかおっかねぇのは殺しにかかってきたことで
なんと塾生の子供までITT受験させるなってことで一緒に殺しちゃえっていうのがおっそろしいお話がクライマックスになっていたんですね
銃で狙ってくるんですからねぇ
 
いや受験させるのはいいんですがITTって大学ですよね
国立だとは思うんですが
進学してからの学費って言うのはどうなるんだろうってずーっと見てたんですが
合格したら学費って言うことは作品の中では全く語られていなかったのはちょっと不満でした
その点はインドってどうなんだろうか?奨学金っていうのもあるんだろうが
日本では奨学金で社会人になってから返還で苦労してる現実があるんだけどね
 
2019年製作、インド映画(日本公開作品)
ヴィカス・バール監督作品
出演:リティク・ローシャン、マルナル・タクール、パンカジ・トリパティ、アミト・サード、リトゥック・サホア
 
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