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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

男の紋章 喧嘩状

2018-12-02 23:38:22 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本はオールインエンターテインメントの極道Vシネマのリリースによって
中断されていた高橋英樹の出世作「男の紋章」シリーズの第六弾です
ちょっと今作は毛色を変えて大島竜次によって懲らしめられるのは
警察権力を笠にきて私利私欲をほしいままに人の女房に横恋慕すれば
夫をあることないことでしょっぴき
所謂戦前の警察権力ですから拷問の限りを駆使して獄殺しては
女をものにし・・・

そんな悪徳刑事を佐野浅夫が好演、小憎らしい刑事役がいいです
深田は、ヤクザの弱味につけこみ、賭博をみのがすかわりに、金をまきあげ私腹をこやす悪徳刑事だ。
竜次は、そんな深田の行為に激しい義憤を感じ、花会を開くために深田に鼻薬をきかせ
その賭博行為は深田によって目溢しを受けたと署長に自首した。

しかし署長は本庁警部の甥である深田に遠慮して事件をもみ消した。
深田は、そんな竜次に激しい憎悪を燃やし竜次を警察権力をもって抹殺しようと花岡組と手を組んで色々と仕掛けて来るのであったが
深田に捕まって竜次は拷問にかけられたりづるのですが
最終的には警察も深田を見放し
その恨みでなんと殺し屋とともに竜次を襲う深田であったが・・・

井沢八郎が前作に引き続いて登場してきて二曲劇中で唄いますが
流しの役で当時の歌謡界の重鎮白根一男が「番外地小唄」ッてのを披露してくれているのですが
♪きらり きらり 光った流れ星
おいらも人の子泣けてくる
せめてあの娘にしみじみと
よせて会いたや 合言葉
ってこの映画の製作年度が1964年ですから、東映で健さんの「網走番外地」の初作が65年ですから、それ以前にこの曲は巷で歌詞を自由に作り替え連綿と歌い継がれて来ていたようですね
で当時は放送禁止歌謡か
に指定されていたようですが
時代が変われば変わるもので健さん追悼という事でNHKのBSでは「網走番外地」がOAされる時代にまで・・・


で最終的には村田の母親が引退を表明して
竜次が大島組長兼任で村田組三代目をも継承するとこで終わるんですね

1964年製作、日本映画、日活作品
井田探監督作品
出演:高橋英樹、和泉雅子、和田浩治、西尾三枝子、小池朝雄、桂小金治、佐野浅夫、高品格、近藤宏、二本柳寛、弘松三郎、嵯峨善兵、鈴木瑞穂、杉江弘、玉村駿太郎、河野弘、清水将夫、轟夕起子
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ゴーストスクワッド

2018-12-02 19:21:56 | 邦画
そういや最近井口昇の映画を見ていなかったなぁ
ってこのDVDのジャケットを手にとって”ノーメイクス”等というアイドルグループも知らないし
って井口昇監督の名前を見つけてレンタルしちゃいましたが
井口昇監督の映画って見る人を選ぶ作品であるにも関わらず
一応海外での評価もあったりしてそれなりにコンスタントに作られてるようですが
私的には「電人ザボーガー」以来全く疎遠になっていたんですね・・・

相変わらずの低予算で自分の趣味主張を映画にしてきてる監督と認識してることにかわわりはないように見終わっての第一印象であるのですが
しかし年齢を重ねて大人になられたのか
井口監督の真骨頂であった中二病的な表現が実に少なくなったなぁ
と喜んでいいのか、悲しむべきなのかどうしていいのかわからなくなったのも事実

第一この井口昇監督が自分の映画のためにオーディションして選んだ女の子たちを
”ノーメイクス”と言うアイドルグループとして映画とのコラボで売り出してきた連中の映画の第二弾ってことですが
第一弾は見てないんですが
どうなんだろうこの連中のビジュアルは・・・
アイドルっていう神話が地上に降りて来てしまったようなビジュアルの女の子たちって
見方によっても撮りかかたによっても美女?とは言えなかい女の子たち
井口監督の狙いは多分そこにあったとは思うのだが
女優さんのDDにとってはちょい首をかしげる女の子たち
ただし演技的には殆ど問題ない

映画としては少なくなったものの昔の中二病がちょびっと出ていたのかなぁ
そこだけはバカバカしくて良かった

お話としては幽霊が見える普通の女の子が、30年前の1989年に
強姦されて殺された女の子が浮かばれずにこの世に未練を残し
幽霊になって復讐するという、重たい話なのだが・・・
なぜか最後のアクションが単調でチープなためか
映画としてのカタルシスが発生していないんだよね

拉致強姦致死させる巨悪の兄ちゃんにオールインエンターテインメントのVシネでお馴染みの
阿部亮平を持ってきてるので
一重にこの映画は彼に全部持っていかれたような気がしてならないんだよね

井口監督らしく幽霊たちの武器が自分の手が肉トンカチとか片腕マシンガンとか
なんだか過去をまんまひきずり過ぎていたような・・・

2017年製作、日本映画、wander head作品
井口昇脚本・撮影・編集・監督作品
出演:神門実里(ノーメイクス)洪潤梨(ノーメイクス)、上埜すみれ(ノーメイクス)、柳杏奈(ノーメイクス)、島津健太郎、なべやかん、中村朝佳、中村瑠衣、阿部亮平
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