MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

極道の紋章 第十四章

2018-12-10 21:28:19 | Vシネマ
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は、相変わらずの「極道の紋章」シリーズの第14弾です

川谷組と沖田連合の関西共友会はお互いの組織内でもそれを快く思っていない組があるものの
なんとか関東睦会という共通の敵に向かって
沖田連合総長風間、川谷組若頭津波の兄弟分の絆を強めている
そんな中前作では沖田連合は北陸侵攻を図るべく、福井の松井組を傘下におさめたために
沖田連合快しと思わない松井組の若頭は明道会を立ち上げ、沖田連合に反旗を翻したために
北陸金沢の老舗組織天馬組が調停に入るものの納まりはしない

松井、明道会両者の抗争が激化する中、関東睦会の桐生は天馬組組長の天馬に盃を受けることを申し出るのだが
天馬は一応返事を保留する、そこで天馬が桐生の盃を受けるか受けないのかの腹の裡を探るべく津波は天馬に川谷組との親戚付き合いを申し入れるものの・・・

そんな中、韓国ヤクザを殺して日本に女を探しにきたものの
ヒットマンに狙われた男を助けた津浪
韓国人の男になんと山口祥行さん、韓国語喋れるってことでのゲスト出演でしょうか
結局津浪にいいように操られ天馬を暗殺
って言うか、天馬が桐生と盃を交わしていたため川谷組の仕業にならんように
殺しを依頼していたんですね

ってことで天馬の桐生との盃と同時に天馬組の若頭と舎弟盃を交わしてしまう津浪の絵図がピタリとはまり
関東睦会は北陸を閉め出され
松井組も明道会を殲滅させるものの
沖田連合の阿久津は命を落とす・・・

天馬組長に古参の山本昌平さん、いい貫禄です
阿久津がいなくなり沖田連合と川谷組はより強固に結び付いていくようで・・・

2011年製作、日本Vシネマ、シネマコーポレーション21作品
片岡修二脚本・監督作品
出演:白竜、松田一三、小沢仁志、中野英雄、国本鐘健、宮村優、下元史郎、大和武士、武蔵拳、来栖あつこ、木村圭作、山口祥行、山本昌平、安岡力也、桑名正博
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黄泉がえる復讐

2018-12-10 17:27:17 | 韓国映画
シネマート新宿の恒例企画興行<反逆の韓国ノワール2018>で上映された1本
最近その映画的なプロットの面白さにはまってしまい
韓国映画と見ると何でもかんでもレンタルしてしまう私ですが
すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった
ってのも社会派SFミステリー・サスペンスにオカルトと映画としての面白い要素を色々詰め込んでなんともびっくりな作品に仕上げてきた

主人公は検事のジンホン、7年前に母親が目前でひったくり犯に殺害され、
その犯人だと思われていた男が死亡
真犯人が別にいると確信したジンホンは独自に捜査をしていた・・・
そこへ、死んだはずの母親が7年ぶりに帰ってくる
ちゃんと生きて写真にも写るし肉体も触れるし口は聞ける、一応血圧も血液も採取できるものの

現役検事の母親が7年ぶりに生き返ってきたわけなので
国家情報院は、国家機密事項になっていて世界的に同様な生き返って来て
自分を殺して法的に裁かれていない犯人を自ら復讐し
終わるとその場で身体が炎上して消えていくという不可思議な現象が起きていて
子のような生き返ったきた人間を“犠牲復活者(RV)”と呼んでいることと

このジンホンの母は韓国での最初の事項に当たると
本来は国家情報院が取り扱う事項なのだが、警察の女性刑事にも、なぜに犯人は死んでるのに甦ってきたのかを調べる様にと指示を出される
母親の事件を自分でも調べているジンホンと国家情報院と警察との三つ巴の捜査合戦が開始されるというミステリーサスペンス

そんな状態で遺恨を晴らせないまま死んでしまった魂が、その思いを晴らすために
”犠牲復活者”として、この世に戻っきて、復讐するというオカルトにSF的な要素

それらが相俟って実に韓国らしい”恨”を晴らそうという韓国思想に加えて
"息子を思う母の気持ち"や、その母に対して"貧しいことが恥ずかしい”と言った息子の思いが込められちゃんと映画として描かれているんですね
そういう意味でエグくもないしエロくも、更に悪意ある人間を描いてもいないものの
実に韓国映画らしい映画となっていたんですが1
韓国映画の孕んでいる毒がないってところに私自身にはもの足りんかったわけでして
"すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった"
ってことでした

92分の尺も実に丁度いい長さだった

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
クァク・キョンテク脚本・監督作品
出演:キム・レウォン、キム・ヘスク、ソン・ドンイル、チョン・ヘジン、チャン・ヨンナム、ペク・ポンギ、オ・デファン、キム・ミンジュン、イ・ジュンヒョク
コメント (2)
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