胴体着陸

3月13日、全日空機が着陸体制に入ったときに、前方の車輪が出ずに高知空港で胴体着陸をした。

日本以外の外国のメディアは、何より先にどのように着陸したのか一部始終を映像で映し、機長の沈着冷静な判断、テクニックを絶賛した。

日本のメディアは、着陸後の映像を流し機体のどこに異常があったのか、責任はどこにあるのかを報道した。

どちらが的確な報道であったかは賛否両論ではありますが、前輪が出ずに胴体着陸した機種ボンバルディア社の

「ボンバルディアＤＨＣ８」は、平成17年だけで44件のトラブルが発生していて車輪の格納関連のトラブルがその中の8件と最も多い。

こうなる可能性は低くはなかったのでは。想定の範囲だったのではと思わざる得ません。

その一方、乗客、乗員すべて怪我もなく無事で、着陸する際の衝撃はほとんど感じなかったと乗客は言っています。

今時、インターネットの掲示板の影響力はすごいものです。

掲示板において、この度の報道の方向性の真偽を問われています。それはそれは大変な数の書き込みだそうです。

それに伴い、マスコミは事故から2日経った今、乗客乗員の安全を守り沈着冷静な判断をした機長の報道をしています。


私は問題が発生したとき、結論を出さなければならないとき、いつも真実、本質はどこにあるのか、を模索します。

最初に感じた、真実、本質は頭の中から削除するようにします。

最初に感じる事は、感情の入った自分のエゴから出てくる歪んだ発想だからです。

感情の入ったエゴから出てくる発想の真実は、いずれ、自らに妬み、恨み、嫉妬をもたらすでしょう。

常に真実は意外なところにあるものです。




<Photo> PiahairSalon Staff