ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

似合う。

2010-08-23 | 

「ま」さんのメガネが壊れかけたので 新しいのを作りにメガネ屋さんに行った。

視力を測るときにつけてた丸くてメカニカルなやつ、

むちゃくちゃ似合ってた。ジャン・レノみたいだった。

一番似合ってたかもしれない。

でも 売り物じゃない。残念。

 

新しいのも良かったけどね。


夫の心境の変化。

2010-08-13 | 

実は 我が家に 大異変が起きようとしている。

 

現在私たちは 「ま」さんに出会うず~~っと前から 私が借りていた部屋に住んでる。

大きな問題はないけど 小さな問題が無いことはない。

 

私は正直、もう飽きたし 引っ越したくてうずうずしていて

こそこそあちこち探しまわっていたのだけど

それなりの物件しか出てこないので

「ま」さんはなかなか『YES』と言わない。

住居には さほど 関心が無いのかもしれない。

よっぽど ここが好きなのかもなぁ・・・とは思いつつ

やりたいことはどうしてもやりたいタイプの私は

軽い粘着性の でも しつこい熱情で 

ついに 

<これなら「ま」さんも納得するかもしれない物件>に遭遇した。

 

でも それほど自信があったわけじゃない。

 

 

その物件に関する説明を聞き終えると

「ま」さんはGoogleで位置を確認した。

 『ここなら あれもこれも 楽しめるに違いない!

 

夫のモチベーションは一気に上昇した。

私は心底 かなり意外だった。

 

 

『とりあえず現地を見に行こう!

内見はまだ出来ないので仕方ないけど 周辺を見ないで決めるわけにはいかない。

 

行ってみたら かなり良い。

ちょっと駅から遠いけど あれこれと期待の持てる街だし

商店街もスーパーもある。

おまけだけど 私の兄弟の家とも びっくりするくらい近かった。

 

「ま」さんは 現在出揃ってるカードで シュミレーションをした。

 『やっぱり あれもこれも 楽しめる!

 

 

その日から「ま」さんは一変した。

複雑な書類を 当然のようにさくさくと しかも楽しげに片付け

自ら不動産屋に足を運び あれこれ確認し、

何度誘っても行きたがらなかったIKEAにも 電車を乗り継いで嬉しげに出かけ、

家具のデザインや配置に関する考えを述べ、

実家に置いてある家具の移送プランを口にした。

昨日は大手電器店で 家電売り場をぐるぐる回って洗濯機の最新機能を調べた。

 

具体的にはまだ何も決まっていないけど

頭の中は<転居>に向けて まっしぐらだ。

 

 

壮大な結婚式をしていない私たちにとって

このような頭脳体力お金時間情熱を持って取り組まなくてはならない共同プロジェクト初体験だ!

 ・・・そうかもしれない。

えらいことになってきた。

 

で、

<やらなきゃならないことは とりあえず端から順番に片付けて行く派>の私を

「ま」さんは 百戦錬磨なビジネスマンの顔で 諭した。

 

        (正確には記憶してないけど合いたいこんな内容だったと思う)

 

 

とにかく 具体的プランニング らしい。

 

 

で、

<やらなきゃならないことは とりあえず端から順番に片付けて行く派>の私も がんばった。

日付は確定してないので とりあえず、ToDoリストを作ってみた。

 でも すごく ざっくりしてる。

 

まぁ いいか。

 

 

早く 内見したいなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


頑張り屋の夫が示した抵抗。

2010-08-10 | 

前夜、エアコンなしで頑張り抜いた自信からか 

昨夜も『エアコンなしで寝る!』と言い張った夫。

 

あんなにうなされたり 文句言ったり ぶつぶつ謝ったり 

座ったり 回転したり 相当寝苦しそうにしてたのに、

本人はそれを知らないらしい。

 

で、

寝付いた夫は まるっきり前夜と同じ具合だったので

「エアコンつける?」と聞いてみた。

『いややぁ~~

 せっかく今まで頑張ってきたのに~~~』

いつのまにか全裸になってた汗だくの中年男が 駄々をこねる。

・・・・<今まで>って 前夜とこの30分ばかりのことかしら?

 

余計なところで頑張って 熟睡できないのもどうかと思ったので

「あんたはいつも頑張ってるやないの。あんたのことは私が一番よく知っちょるで!」

関西制作の朝の連続ドラマを真似てみた。

 

汗だく全裸でタオルケットを抱えた中年男は 予想外にも粘りを見せた。

『エアコン いらなぁぁ~~~いぃぃ・・・』

でも 

どう見ても エアコンは 必要だった。

 

私は夫の意思に逆らい ドライ運転を開始した。

 

数分後 すやすやと寝息をたてはじめた夫の顔をながめながら 

自分のしたことは間違いじゃなかったと確信した。