黎明俳壇で「蜻蛉」で俳句を求めています。
お題は「とんぼ」(蜻蛉)ですが、お題にそった句でなくても結構ですので、ご自由に投稿くださいと言うことだそうです。
葉書かメールでご応募ください。
送り先:〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-6-27 EBSビル 黎明書房 黎明俳壇係
E-mail:mito-0310@reimei-shobo.com です。
まぁ、蜻蛉で考えます。
そこで一句。
トンボ飛ぶズーンと我を小さくし 夕金魚
飛び立った蜻蛉が私を見ているのです。
私がどんどん小さくなるのです。
羽たたみ蜻蛉は草の揺れるまま 夕金魚
草の上では蜻蛉は羽をたたんでいるのです。
風に揺れる草の上で、揺れるままに任せているのです。
蜻蛉は頑張る羽を見ているか
蜻蛉飛ぶ羽のおかげと知るべきや 夕金魚
目の前を飛んで行く蜻蛉は自分の羽があんなに頑張っていることを知っているのでしょうか。
前だけ見ていて羽なんて少しも見ていない感じです。
蜻蛉行く我に返って引き返す 夕金魚
蜻蛉って目の前で急にUターンしますよね。
あれ何でだろうって思いません。
あんなに急に曲がらなくてもと言うほど急角度で曲がりますよ。
もう蜻蛉 飛ぶ時期なのね そうなんだ 夕金魚
歩いていると急に蜻蛉が目の前をよぎって「蜻蛉の飛ぶ時期なのね」と言われて、そうなんだ。
もうそんな季節になったのだと。
進むでなく、戻るでなく、宙ぶらりんの蜻蛉が二人の関係なのです。
誰に言われたかは、言うだけ野暮。