今回の句は鈴木太郎氏の句集「花朝」(2017) 所収。 白桃の微光両手に残りけり 鈴木太郎 鈴木太郎氏は加藤楸邨・森澄雄に師事した。 両手に押し戴いた白桃の白さが、食べ終えても掌をほのかに明るく 見せる。 森に対する追悼句だとしらなくても、美しく、知ればより美しい。 森が「磧にて白桃むけば水過ぎゆく」で示した無常観を静かに受け 止めるような両手であると小川軽舟は評している。 これが追悼句、凄 . . . 本文を読む
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