本日紹介する句は句集「花束」(2010)所収
なみなみと大きく一つ芋の露 岩田由美
岩田由美氏は平成最初の角川俳句賞を受賞。
見た物が見たままの鮮度で俳句になった作品は印象的であった。
この句もこんなに素直で良いのかと思いつつ深く納得する。
平凡でもなく、陳腐でもない。星野立子細身綾子の俳句に通じる天真の世界だと、小川軽舟氏は評する。
本当に深く納得する句です。
いいですよね、こんな句。
そこで一句。
正座して折り目正しき芋の露 夕金魚
わずかだけゆれる輝き芋の露 夕金魚 でどうでしょう。
追伸 小川軽舟氏申し訳ありませんでした。
表題部で小形軽舟氏と間違って表記していました。
深くお詫び申し上げます。
9月16日訂正しました。