NHK俳句で兼題「蓑虫」で俳句を公募してます。
「蓑虫」は「三秋」の季語です。
ミノガ科のガの幼虫。
ミノガ科のガの幼虫。
体から分泌した糸で樹木の枝や葉を綴り、蓑(雨具)のような巣を作ってその中に潜む。
枝にぶら下がって揺れる様は寂しげ。鬼の子ともいう。
「チチヨ、チチヨ」と鳴く言われ
「蓑虫の父よと鳴きて母もなし 高浜虚子」と言う唄もあります。
例句として下記があります。
蓑虫になりてもみたき日和かな 片山由美子
蓑虫に叶はぬ馬鹿をやつてゐる 櫂未知子
蓑虫に叶はぬ馬鹿をやつてゐる 櫂未知子
句碑裏に小さき蓑虫見つけたり 細見綾子
そこで一句
みの虫もみのなくなればただの虫 最初に浮かびました。
当たり前だなんて言わないで下さいね。
「みの虫も」の「も」がいいと思いませんか。
何かと比較してと言うか、人も肩書きが無ければただの人。
蓑虫は蓑を無視せず使います なんてね。
あまり調子よくないみたいで、もう暫く考えます。