セレンディピティ ダイアリー

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RIGOLETTO BAR AND GRILL

2019年02月13日 | グルメ

映画を見た後に、遅めのお昼をいただくことに。息子のリクエストで、六本木ヒルズ内にある RIGOLETTO BAR AND GRILL (リゴレット バー アンド グリル) に入りました。

クラブミュージックがかかっていて一見イケイケな雰囲気ですが、たまにはこういうのも楽しい。お店のスタッフが明るくフレンドリーな、カジュアルダイニングのお店です。パエリア、パスタ、ピッツァなどがありますが、我が家はハンバーガーをいただくことが多いです。

お店の名前を冠したスタンダードなリゴレット・バーガー。ソースはサウザンアイランドです。焼き目のしっかりついたオニオンがおいしそう。

メックス・バーガーにベーコンをトッピング。スタンダードなハンバーガーに、アボカド、チリコンカルネ、サルサ、サワークリームがプラスされたメキシカンなバーガー。見るからにすごいボリュームです。

私は「牛ハラミのスパイスグリル チミチュリソース」をいただきました。ハラミというと以前は焼肉屋さんのイメージでしたが、最近はフランス料理やアメリカ料理でも見かけるようになりました。英語では skirt というんですね。脂身が少なく、柔らかくておいしい。

チミチュリソース(chimichurri)というのは初めて知りましたが、アルゼンチン発祥で、南米でポピュラーなソースだそうです。(Wikipedia) 香草とにんにくの風味がお肉によく合って、さっぱりといただけました。

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ファースト・マン

2019年02月12日 | 映画

ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&ライアン・ゴズリングのタッグで、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描いた伝記映画。クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラーが共演しています。

ファースト・マン (First Man)

久しぶりに家族で見に行った本作ですが、私には少々退屈だったかな...。意外にも、月面着陸やアームストロングを題材にした映画はこれまでなかったそうですが、有名な史実ということもあり、大きなサプライズがなかったからかもしれません。

宇宙映像の美しさや、宇宙飛行の緊張感は、これまでフィクションも含め、さまざまな作品で見ていますし、宇宙飛行士の訓練の過酷さや、彼らを支える家族の苦労については「ライトスタッフ」という名作があるので、あまり新鮮さを感じなかった、ということもあります。

本作を見て知ったのは、アームストロングというのは非常に寡黙で、自分の感情をあまり表に出さない人だったのだということ。同時に自分を律するほんとうの強さを持った人だったのだとも思います。

家族や宇宙飛行士の仲間たちの不幸な死を経験し、自らも危険な任務について死を身近に感じながら、自制心を失わないアームストロングは、どのような場面に遭遇しても常にベストの決断ができる、宇宙飛行士としての資質を備えていた人だったのでしょう。

一番感動したのは、月面着陸して扉を開いた瞬間の完璧なまでの無音の世界。月に足跡がついたということは、着陸した場所は岩ではなく、砂地だったということですね。

アポロ11号には、アームストロング、オルドリン、コリンズの3名が搭乗しましたが、最初に誰が第一歩を踏み出すかでもめなかったのかな?とふと思いました。でも当然といえば当然ですが、念入りな検討のもと上層部から事前に決められていたのですね。(Wikipedia)

しかも、当初はオルドリンの予定だったのが、諸事情によりアームストロングに変更されたのだそうですから、オルドリンがファースト・マンになる可能性もあったのですよね。

それにしても気の毒なのがコリンズです。だって同じように過酷な訓練を受けて、命がけの宇宙飛行をして月まで到着していたのに、アポロの中で待機していなければならないなんてつらすぎます。むしろコリンズを主人公にした方が、おもしろいドラマになったかも?なんて不謹慎なことを考えました。^^;

宇宙開発においてソ連に遅れをとっていたアメリカは、何がなんでも世界に先駆けて月面着陸を実現する必要がありました。そのために貴重な命が失われ、多くの国家予算が投入されたのです。もちろんそれによって宇宙開発技術が大きく前進したという面もあるでしょうが…。ファースト・マンという言葉の重みをかみしめました。

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ハートのチョコレート・マンディアン

2019年02月11日 | 料理

ちょっと早いですが、バレンタインにハートのチョコレート・マンディアン(Mendiants au Chocolat / Chocolate Mendiants)を作りました。

マンディアンはフランス・アルザス地方で生まれたチョコレート菓子。マンディアンとは托鉢修道士のことで、4つの托鉢修道会の服の色(ドミニコ会の白色、フランシスコ会の灰色、カルメル会の茶褐色、アウグスチノ会の濃紫色)にちなみ

干しいちじく、ヘーゼルナッツ、アーモンド、レーズンの4つを、溶かしたチョコレートに飾ったのがオリジナルだそうです。今は、好みのナッツやフルーツを自由に使って作られています。

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なんて改まって書きましたが、要は溶かしたチョコレートにナッツやフルーツを飾って冷やし固めたもので、作り方はとっても簡単。私はテンパリング(温度調節)もしません。用意したものはこちら。

KALDIで買ったブロックチョコレート(ミルク・ストロベリー)とフルーツ&ナッツ・ミックス。右上のハート型は、ずっと昔にボダム(bodum)で購入したものです。

チョコレートを湯煎で溶かし、柔らかくなったらハートの型に入れ、ナッツとフルーツを飾ります。チョコレート60gでちょうど12個分でした。型はシリコン製で柔らかいので、下にカッティングボードなど敷くと移動させるのがスムーズです。最後に冷蔵庫で冷やし固めたらポンと外してできあがり。

お皿に並べるとラブリーなスウィーツに。私は特にストロベリーが気に入りました。

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先日教えていただいたボックスを使ったフラワーアレンジメント。一応バレンタインを意識したデザインでしょうか。紙の箱にアルミホイルと透明なフィルムを敷いて、大きさを合わせて切って水を十分に吸わせたオアシスをセット。あとは自由にお花を挿していきます。

高さのあるボックスを使って、箱からはみ出さないようにきっちり生けると、ニコライ・バーグマンさん風になりますね。^^ これなら空き箱を使って、気軽に作れそうです。

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先日、チョコレートの Jean-Paul Hevin (ジャン=ポール・エヴァン) のマカロンをいただきました。ショコラ、フランボワーズ、ピスタチオなど、ひとつひとつ組合せが違って、見た目に美しくデリケートなお味。自分ではこういうお菓子はめったに買わないので、うれしくおいしくいただきました。

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マーマレードチキン/きのこのチャウダー/ピリ辛坦々鍋

2019年02月09日 | 料理

茅乃舎さんに行くとつけてくださる季節のレシピ本。茅乃舎さんのおだしを使った10品ほどのレシピが載っている小冊子ですが、時々お料理のヒントがいただけて助かっています。

左は和風だし、右は野菜だしを使ったレシピ本ですが、最近作ったお料理をそれぞれ一品ご紹介します。ちなみに先日のピーラー大根の蒸ししゃぶも、左の小冊子に載っていたお料理なんですよ。

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マーマレードチキン。左の和風だしの本に載っていたお料理です。本では手羽中を使っていましたが、骨付きは食べる時にめんどうなので私は鶏もも肉を使い、マーマレードの代わりに先日GRAND・FOOD・HALL!で買った”きんかんゆず茶”を使いました。

鶏肉や鴨肉とオレンジはよく合う組合せですが、これはその和風版といったところでしょうか。ただ、和風だしの魚介の風味がやや強いように感じたので、野菜だしの方が合うかもしれません。上に刻んだアーモンドを散らし、菜の花の辛子和えを添えていただきました。

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焼ききのことポテトのスープ。右の野菜だしの本に載っていたお料理ですが、もともと私はこの手のスープはよく作って、きのこのチャウダーなどとよんでいます。

オリーブ油できのこ(しめじ・しいたけ・舞茸)、じゃがいも、長ねぎを順に炒め、野菜だし、水、豆乳を加えて煮込みます。上に九条ねぎを散らしていただきました。

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息子が帰省したので、彼のリクエストで夜はお鍋にしました。辛いものが好きな彼のために、メルシャンのサイトで見つけた「ピリ辛坦々鍋」を用意しました。

スープと肉味噌をあらかじめ作っておき、土鍋にスープを注いでカセットコンロにかけ、野菜と豆腐を入れて上に肉味噌をトッピングしました。硬めにゆでた中華麺も入れて、野菜たっぷりの坦々麺みたいにしていただきました。

スープは、すりごま、味噌、コチュジャンに、ねりごまもたっぷり入ったコクのある味。豚ひき肉を甜麺醤や豆板醤といっしょにしっかり炒めているので、ピリ辛で旨味があります。ひとつ問題なのは、ひき肉がスープに紛れてしまうこと。^^ いつの間にか下の方にたっぷり沈んでいるのでご注意を。

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天才作家の妻 40年目の真実

2019年02月08日 | 映画

名優グレン・クローズがノーベル文学賞受賞作家の妻を演じる、サスペンスフルなヒューマンドラマです。

天才作家の妻 40年目の真実 (The Wife)

夫ジョゼフ(ジョナサン・プライス)がノーベル文学賞を授与されることになり、妻のジョーン(グレン・クローズ)と息子デヴィッドも同行し、授賞式が行われるストックホルムへと向かいます。セレモニーを前にジョゼフとジョーンはお祝いムードに包まれますが、2人には長年抱えてきたある秘密がありました...。

グレン・クローズの演技がとにかくすごいと聞いて、楽しみにしていた作品です。ジョゼフとジョーンが長年抱えてきたある秘密というのは、序盤でまもなく明らかになりますが、実はジョゼフがこれまで発表してきた作品は、すべてジョーンが書いていたというもの。

才能があり、若き日に作家を夢見ていたジョーンですが、女性の名では売れないという当時の状況もあり、ひょんなことからジョゼフのゴーストライターとして作品を発表し続けていたのです。

同じような設定の作品に、ティム・バートン監督の「ビッグアイズ」という、実話をもとにした映画がありました。本作は実話ではありませんが、妻が長年抱えてきた葛藤や怨念、心の叫びがひしひしと伝わってきて、同じ女性として考えさせられる深いドラマとなっていました。

本作は、夫がノーベル賞を受賞することになったことに嫉妬して「ほんとうは私が書いたのよ!!」と言い出した身勝手な女の話では決してないのです。彼女の積年の思いをくみ取ると、よくもまあ、ここまで連れ添ってきたと思いますが、時代背景もあるし、この夫婦にしかわからない機微もあるのでしょう。

そもそもジョゼフがジョーンの指導教授で、知り合った時に既に妻子がいたという時点で、この男がいかに信用できないかわかりそうなものですが、どうしてジョーンはジョゼフを好きになったのかな? ダメな男ほど愛おしいということでしょうか。しかも今も夫をかいがいしく世話し、浮気を黙認しているなんて。

ジョーンにとっては、自分の作品を発表するのにふさわしい”器”を見つけたということでしょうか。ふつうは人の書いたものを自分の作品だと発表するなんて、恥ずかしくてできないもの。ジョーンには、ジョゼフの軽薄さが必要だったのかもしれません。

ノーベル賞受賞者たちが集まっている時、ジョゼフはきっとむなしさをひしひしと感じていたでしょうね。世界の天才が集まっている時に、自分だけが偽物だという真実。思えば彼がこれまで味わってきた劣等感が、彼をジョーンへの裏切り行為へと掻き立てたのかもしれません。

2人の分業はこれまでうまくいってたのでしょう。でもそれも互いが互いを尊重しあってこそ。ジョゼフは”内助の功”なんて陳腐なことばでジョーンを語るべきではなかった。しかも「彼女は書けない」だなんて...これはジョーンはブチ切れて当然でしょう。

グレン・クローズの凄みのある演技は圧倒的でした。ジョーンは、誰にも自分が書いたとは一言も言っていません。それどころか、ジョゼフの伝記を書こうとしているジャーナリストには「彼の名誉を傷つけたら承知しないわよ」とさえ言っています。でも目ははっきりと真実を物語っていた...。大人のドラマを堪能しました。

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カキのカツレツ & 塩もみ白菜と豚バラ肉の鍋

2019年02月07日 | 料理

”goo blog アプリが新しくなった”とのことなので、試しにダウンロードして使ってみることに。アプリは以前からあったようですが、これまで使ったことはありませんでした。

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日経夕刊の発酵学者・小泉武夫さんのコラムにあった「カキのカツレツ」を作りました。カツレツはもともと子牛肉にフライ衣をつけて揚げ焼きにしたお料理ですが、日本では豚肉で作るとんかつがポピュラーですよね。

 
軽く塩こしょうしたカキに、小麦粉、溶き卵をつけて、粉チーズを混ぜたパン粉をまぶし、オリーブ油で揚げ焼きにしました。付け合わせは、紫キャベツのコールスローと、菜の花のオイル蒸し焼き。カキにはソースは使わず、レモンをぎゅっとしぼっていただきました。

いつものカキフライとちょっぴり気分が変わって、おいしくいただきました。カキフライよりずっと手軽に作れるのもうれしい。オードブルにもいいですね。

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これはまた別の日。家庭画報のオンライン版にあった「塩もみ白菜と豚バラ肉の鍋」を作りました。塩もみにした白菜と豚バラしゃぶしゃぶ肉だけを使ったシンプルなお鍋。どことなく妹尾河童さんのピェンローに似ています。レシピは一人分だったので倍量で作りました。

 
薄味なので、ポン酢につけながらいただきました。〆のおうどんもおいしかったです。
 
 
少し残ったので、翌日のお昼に細うどんを入れていただきました。九条ねぎを散らして、黒胡椒を粗挽きにして。ポン酢で味を調えました。こちらもほっとするおいしさでした。
 
 
追記: アプリはスマホで編集、見ることを前提としているので、PCビューに合わせるにはあとから手直しが必要。それとやはり長文の入力がスマホでは面倒なので、たぶんこれからもPCで記事を作ることになりそうです。^^;
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蜜蜂と遠雷

2019年02月06日 | 

国際ピアノコンクールを舞台に、音楽に魅せられた若きピアニストたちの挑戦と奮闘を描いた群像劇。2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞しました。

恩田陸「蜜蜂と遠来」

一流ピアニストへの登竜門として注目されている、芳ヶ江国際ピアノコンクール。今年も国内外から話題のコンテスタントたちが集まっていました。養蜂家の父とともに各地を転々とし、自宅にピアノをもたない風間塵(16歳)。かつて天才ピアニストとしてデビューするも、母の死去以来ピアノが弾けなくなった栄伝亜夜(20歳)。

音大出身で楽器店に勤務している高島明石(28歳)。ジュリアード音楽院に在籍し、優勝候補と目されるマサル・C・レヴィ・アナトール(19歳)。他にも強豪が集う中、予選を勝ち抜き、本選で優勝するのははたして誰なのか...。

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昨年読んだ本ですが、遅ればせながら感想を...。上下2段で500ページ以上ある長編小説ですが、第1予選から第3予選、本選というコンクールの展開が、臨場感あふれる生き生きとした筆致で描かれていて、最後までわくわくしながら読み進めました。

本編の前に、課題曲に関する主催者の説明資料や、小説のメインとなる4人のコンテスタントが各予選、本選で弾いた曲が一覧になっているのも、リアリティがあって引き込まれました。(ただし最終頁にはコンクールの最終結果が書かれているので、ネタバレNGの方はご注意を)

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本作の魅力はなんといっても、緻密な人物描写、そして音楽描写。長編小説ということもありますが、4人のコンテスタントのキャラクター造形が丹念に描かれているので、読んでいるうちに彼らのイメージが自分の中にしっかりできあがり、行動や感じ方が手に取るようにわかるのが不思議でした。

4人のキャラクターと、彼らの選曲を見比べてみるのもおもしろい。特に選曲が私好みだったのが栄伝亜夜です。ショパンのバラード第1番や、ドビュッシーの喜びの島など、どれも好きな曲なので、彼女がどんな風に演奏したのだろうと想像しながら読むのが楽しかった。

そして目に見えない音楽を、これほど多彩な文章で表現していることへの驚き。まあ、結局のところ比喩のような表現になってしまうのは致し方がないですが、それでも情景を頭に浮かべながら音楽を”読む”ことは貴重な経験でした。

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この小説を映像化するのは難しいだろうな...と読んだ時には思いましたが、なんと今年の秋に映画が公開されるそうです。一度言語化された音楽を、今度はどうやって生身の音楽として表現していくのか。難しい作業になるでしょうね。

おそらくピアノの演奏部分は吹き替えになるのでしょうが、誰が演奏するのかも気になるところ。特に蜜蜂王子の風間塵は、コンクールの台風の目で、コンテスタントから審査員までいい意味で引っ掻き回す存在なので、どうなることやら...と今からにやにやしています。

この作品、4人のライバルが、互いを尊重し、高めあう存在というのがまたすてきなのです。他の人の演奏を聴くことで、自分自身と向き合い、自分の表現を研ぎ澄ましていくところがとても好きです。

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この本で唯一フィクションの課題曲「春と修羅」が映画ではどのように表現されるかも気になります。タイトルは宮沢賢治の詩集から来ているようですが、現代音楽でちょっと和のテイストが入った曲になるのかな?と勝手に想像しています。四者四様のカデンツァも楽しみです。

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GRAND・FOOD・HALL! :六本木ヒルズのグロサリーショップ

2019年02月04日 | グルメ

映画のあと、六本木ヒルズの毛利庭園の横にできたというGRAND・FOOD・HALL!(グランドフードホール)へ。

芦屋発のデリ&グロサリーショップで、DEAN & DELUCAみたいな感じのお店ですが、外観はちょっと派手め。イタリアのマーケットをイメージしているのだそうです。昨年9月にオープンしたそうですが、最近まで知りませんでした。^^;

ショップの中にレストランが併設されているので、そこでお昼をいただくことにしました。

パスタに前菜がつくセットをいただきました。前菜は、フリッタータ(イタリア風オムレツ)にサラダ、モルタデッラハム、右は鶏肉と根菜を焼き浸しにしたようなお料理でした。

フォカッチャにオリーブ油をディップして。

本日のパスタその1。タコとほうれん草のトマトソース。

本日のパスタその2。ベーコンとじゃがいものオイルソース。

シェアしていただきました。ベーコンとじゃがいもの方はバリカタなゆで加減でしたが、どちらもふつうにおいしかったです。食後のコーヒーは他でいただくことにして、ショップをひと回りしました。

この日買ったものいろいろ。正直にんにくみそは、早速この日の夜に焼いたお肉に添えていただきましたが、おいしかったです。マリベルのチョコレートはプレゼント用ですが、ちゃんとショップの袋が用意されていて、細やかな配慮に感激しました。

あと、神戸の和菓子屋さんが出張販売に来ていたので、いちご大福を買ったのですが、白あんが苺の酸味を引き立てて新しいおいしさでした。先日千葉で買ったキサイチマヨネーズもありましたし、その場で挽いてくれるピーナツバターも、今家にあるのがなくなったら試してみたいです。

お買い物のあとは、麻布十番から西麻布、元麻布を散策して...

途中、OSLO COFFEE(オスロコーヒー)でひと休みしました。コーヒーのお店ですが、私は紅茶をいただきました。ポットで来ましたが、一杯分だけ入っています。カップに注ぐ時に紅茶の葉っぱも入ってしまいました。^^;

ケーキも食べたくなって、一番北欧らしい苺のプリンセスケーキをいただきました。まわりの薄緑色はマジパン。底の方にリンゴンベリーのジャムがはさんであります。

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メリー・ポピンズ リターンズ

2019年02月03日 | 映画

1964年のミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の続編。前作から数十年後のロンドンに、メリー・ポピンズが帰ってきました。「シカゴ」のロブ・マーシャル監督を監督を務め、エミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じています。

メリー・ポピンズ リターンズ (Mary Poppins Returns)

大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケル(ベン・ウィショー)は成人し、結婚して3人の子供たちの父親となっていましたが、一年前に妻を亡くしてからというもの家の中はてんてこ舞い。さらには借金をかかえて、家を失うピンチに陥っていました。そんなある日、かつてバンクス家の教育係だったメリー・ポピンズが風に乗ってやってきます。

予告を何度も見て楽しみにしていた作品。「メリー・ポピンズ」は2006年にブロードウェイのミュージカルを見ていて、その時に予習のために1964年の映画も見ました。今回は復習しませんでしたが、前作を見ていなくても十分楽しめる作品になっていたと思います。

ロブ・マーシャル監督らしい、ミュージカルの王道を行く、愛と夢と音楽に彩られたすてきな作品。前作と同様、クラシックなミュージカル映画のテイストはそのままに、最新のテクノロジーを使って、古くささを感じない、洗練された映像になっていて感動しました。

冒頭の Lovely London Sky から、一気にミュージカルの世界に引き込まれ、そのままバンクス家の子供たちといっしょに、わくわくしたり、どきどきしたり、ドラマティックな音楽に思わず涙したり... 夢と冒険の世界をたっぷり堪能しました。

エミリー・ブラントの歌も見事でしたが、メリー・ポピンズを何かと気にかけ助けてくれる街灯の点灯夫ジャック(リン・マニュエル=ミランダ)の歌がすばらしくて、映画を見ながら彼はいったい何者?!となりました。きっと只者ではないと、あとでググってみたら...

彼はブロードウェイのミュージカル・スターで、今もっとも予約が取れないミュージカル「ハミルトン」で主演している俳優さんなのですね。エミー賞、トニー賞はじめ数々の賞を受賞している大物と知り、大いに納得しました。本作は豪華キャストで、みなさん歌が上手ですが、彼のような人がいるとミュージカル映画は締まりますね。

エミリー・ブラント演じる、一見クールなメリー・ポピンズも実にチャーミングでした。最初は取り澄ましていて、何事にもあまり乗り気でない風を装っているのだけれど、最後は誰よりも一番ノリノリになっているのがおもしろい。カラフルでクラシックなイギリス風ファッションもすてきでした。

バスタブの中や、ロイヤルドルトンの器に入って、いろいろな世界を冒険するのも楽しかったし、メリル・ストリープが、メリー・ポピンズのエキセントリックな従姉を演じるさかさまの世界もおもしろかった。

久しぶりに、マイケルの姉ジェーン役でエミリー・モーティマーが見れたのもうれしかったです。彼女はいくつになってもキュートな女優さん。社会活動家としてがんばっているジェーンと、ジャックとのほのかなロマンスもさわやかできゅんきゅんしました。

唯一、不満だったのはコリン・ファース演じる銀行の頭取だけ空を飛べなかったところ。悪役に罰を与えるのは、ディズニーらしくない!とぷんぷんしました。ラスト近くになって、メアリーが言った「扉が開くまで」の意味を突然理解して、えっ!と泣きそうになりました。このままいつまでも映画の世界に浸っていたかったです。

音楽が旧作の曲を一切使わず、すべて本作のための書き下ろした新曲というのも、すごく勇気のあることだと思いました。でも、エンドロールの曲の最後のワンフレーズに、スーパーカリフラジリスティック~の一節が使われていて、にやりとしました。

ミュージカルの好きな人はきっと楽しめる作品だと思います。私は今度はより音響のいいシアターでもう一度見たいです。

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ボヘミアン・ラプソディのピアノ楽譜 &スウィーツ切手

2019年02月02日 | +映画のよもやま

時々ピアノ楽譜について検索でいらっしゃる方がいらっしゃるので、この場を借りてご紹介させていただきますね。今発売中の月刊Pianoに、ボヘミアン・ラプソディのピアノ楽譜が載っています。

月間Piano 2019年2月号

映画の中でフレディが演奏している弾き語りバージョンではなく、ピアノソロバージョンとなっています。右手が主旋律となっているので、映画と比べると、アレンジはやや単調で物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、弾いてみると頭の中でメロディが補完されて?それなりに雰囲気が楽しめるようになっています。

ボヘミアン・ラプソディは、ヤマハのぷりんと楽譜(楽譜ダウンロードサイト)にもたくさん出ているので、サンプル楽譜を見比べて検討されるのもよいかと思います。

【関連記事】
ボヘミアン・ラプソディ (2018-11-26)
3つのボヘミアン・ラプソディ (2018-11-27)
ボヘミアン・ラプソディ @爆音映画祭 (2018-12-17)

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さて先日、雑誌BRUTUSとの共同企画?で東京を代表するスウィーツの切手シートが2月1日に発売されるというのがネットで話題になっていて、私も気になっていました。昨日歩いている時に、郵便局の前を通ってふいに思い出し、思わず立ち寄ってしまいました。

実在する東京スウィーツが切手に スウィーツ切手特集

温かみのある手描きのイラストがとってもかわいくて、使うのがもったいないほど。特別なお手紙に使いたいと思います。(uu* 紹介されているスウィーツは、誰もが知る名店のほか、知る人ぞ知るローカルなスウィーツもあって、ちょっとうれしい。私のお気に入りもいくつかありますよ。

82円切手

・あんトースト トラヤカフェ・あんスタンド 新宿店(千駄ヶ谷)
・ストロベリーパフェ 資生堂パーラー(銀座)
・元祖あんみつ 銀座 若松(銀座)
・ホットケーキ カフェ 香咲(神宮前)
・水出しコーヒーゼリー 山の上ホテル パーラーヒルトップ(神田駿河台)
・季節のフルーツタルト キル フェ ボン(銀座)
・マロンシャンテリー 東京會舘(丸の内)
・プリン 銀座ウエスト(銀座)
・草だんご 高木屋老舗(柴又)

62円切手

・シガール ヨックモック(南青山)
・レイズン・ウィッチ 代官山 小川軒(代官山町)
・お団子 茂助だんご(豊洲)
・黒松 黒松本舗 草月(東十条)
・しまなみレモンケーキ パティスリー1904(東山)
・豆大福 松島屋(高輪)
・カヌレ オーボンヴュータン(等々力)
・苺サンドショート 近江屋洋菓子店(神田淡路町)
・バウムクーヘン マッターホーン(鷹番)
・フルーツサンド 銀座千疋屋(銀座)

スウィーツ大好きなので、見ているだけで幸せな気分になります。

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