アコーステイック・ギターの最高峰と言われるマーチンですが、梅田阪急三番街にあるナカイ楽器に久しぶりに立ち寄ると、マーチンOOO-28ECの中古ギターが安く展示されていました。
スタッフのEさんに「確か以前は50万円近くしていたのに、やはり中古になると半額以下になるもんなんですね」と聞きました。
「新品でもずいぶんお求めやすくなってるんですよ!」ということで、新品の方も見ると32万円くらいになっています。
「本当ですね、流石にマーチンもデフレ価格にですか?」
「いえ、最近は円高で‥‥」
「あっ、そういうことですか。じゃあ、今が買い時ということですかね‥‥」
このマーチンOOO-28ECはエリック・クラプトンのシグニチャー・モデルということで、サウンドホール近くの指板にネーム飾りがあしらわれています。
「人気の定番でボディーが大きいD-28と違って、OOO-28ECは厚さも薄く抱えやすくて良いんですが、下手クソな僕としてはこのマーキングがちょっと恥ずかしいんですよね」と僕がこぼすと、Eさんも微笑を浮かべ同調してくれました。
「コンパクトサイズにショートスケールで日本人的に一番フィットしやすいですし、弦高も2.2-2.0mmと低めで弾きやすい設定です」とWEBサイトのコメントと同じことを補足してくれました。
「良いなあマーチン!、でもやっぱりタカミネで暫く我慢しておこう‥‥」
以前に読んだマーチンとの出会いを個人的に書いた文庫本を想い出しました。その想いが嵩じてアメリカのマーチンの会社・工場を訪問し、社長や企画部長にもインタビューした興味深いものでした。
僕のマーチン君 (文庫(041)) | |
田村十七男 | |
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マーティンD-28という伝説 (エイ文庫 (025)) | |
ヴィンテージ・ギター編集部 | |
エイ出版社 |