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ビートルズの作曲法

2012-12-02 00:00:20 | 作詞・作曲

 今年でちょうどレコード・デビュー50周年となるビートルズに関する企画本がいろいろ出ていますが、この『ビートルズの作曲法』はその名曲の中から幾つかを採り上げて、作曲・アレンジ的な技法というかその魅力の源泉をより深く分析・理解し、楽しみながら自らの作曲にも活かして欲しいという意図で書かれています。
 著者は映画美学校や東京芸大大学院などの作曲講座で教えておられて、前には『ポピュラー音楽作曲のための旋律法』という、特にメロディー作りに関して要素を網羅したような教科書を出されています。今回のビートルズ楽曲の分析・解説本はその具体的な応用として、学生や前著の読者に副読本的に読まれるものと位置付けられているのでしょうか。
 例えば「Yesterday」では倚音(いおん)や繋留音(けいりゅうおん)が上手く使われているとか、小節数が普通は8小節ですがAメロが7小節で構成されている理由とか、ポール・マッカートニーは曲先(歌詞を後で付ける)が多いということなど、これまで多くの参考本で解説されているやや常識的な部分も含めて、とても多面的な分析が興味深く進められています。ビートルズ・ファンには作曲やレコーデイング時のエピソード、またサウンド・プロデューサーであったジョージ・マーティンの係わりなども面白く読めると想います。
 実は、僕は以前からこの種の楽曲分析・解説本を「作詞・作曲セミナー in 大阪」でお世話になっている、ビートルズ・マニアの野口義修先生に書いて頂きたいとお会いする度にお願いしていました。今春のセミナーでも『Let It Be』の楽譜を使い、細部に亘って詳しく解説して頂きました。
 多くの優れた先生方がこのようにスタンダードをより身近に感じさせてくれるのを有り難く想いますし、それを通じて歌づくりの奥深さそして楽しさを改めて感じるところがありました。
 
 ビートルズの作曲法 名曲に隠されたメロディ/コード/アレンジの秘密を解明する
 高山 博
 リットーミュージック

 ポピュラー音楽作曲のための旋律法 聴く人の心に響くメロディラインの作り方 (DVD付)
 高山 博
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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY