千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

北風の章

2013-12-31 18:22:33 | 作詞・作曲


北風の章

北の酒場で
涯ない夢を見ていた
涙に生きてるような
一度きりの恋をしていた

カクテルグラス煌めく影に
映り行く想い出たち
傷つけても許しながら
求め合う切ない程

あなた凍えている夜の風に
帰さないと肩を抱き寄せて
目を閉じる私に胸の時めきを
伝えてプロローグ


北のホテルで
港の船を見ていた
息で曇る窓ガラス
指で拭い立ち尽くしてた

ハーバーライト揺らめく波に
渡り行く海鳥たち
濡れ落ちても向かいながら
飛び立つ季節の中

あなた凍えている白い部屋で
悦びも哀しみも忘れて
例え綺麗な言葉を失くしても
綴って物語り

今は狂おしく刹那願うだけ

《 間奏 : Strings 》

あなた凍えている冬の海に
柵を全て沈めましょう
水面に降る雪も溶かす温もりを
探してエピローグ


作詞・作曲 : コバタイサオ
Copyright (C) 2013.Skyfull Stars. All Rights Reserved.

※ 歌謡曲タッチの作品で、北国出身の林あさ美さん(三木たかしさん作曲の『手のひらの愛』が素晴らしい!)の歌唱をイメージして作りました。

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ 音楽配信サイトSoundCloudや動画投稿サイトYouTubeでも楽曲をアップしています。

『雪の降る街を』(2)

2013-12-30 14:46:22 | 作詞・作曲


 先日から引き続いて読んでいる中田喜直さんの評伝『夏が来れば想い出す』の中に、代表曲『雪の降る街を』が作られた当時の状況が書かれていました。
 Wikipediaにも紹介されているように、1951年のNHKのラジオ・ドラマ「えり子とともに」のある回の脚本が少し短くて、最後のシーンでその時間を埋めるために、1番だけの歌詞が作家の内村直也さんにより書かれたものに、前任者に替わり音楽担当になったばかりの中田喜直さんが、わずか30分程でメロディーを付けたもののようです。
 その評判が良くて改めて2、3番の歌詞が追加され、シャンソン歌手の高英男さんでレコード化すると大ヒットしたということで、今も僕らの冬を温かく彩ってくれています。
 最近はサウンド重視ということからか、詞先(しせん)という歌詞に後から曲を付ける方法は流行らないようですが、僕的には1番だけを作って貰った歌詞に作曲して、後からそのメロディーをイメージした歌詞を完成させて貰うやり方は、作詞家とコラボレーションで歌を作る時にもっと採用しても良いように想います。
 それにしても名曲は短い時間で作られたものが多いです。僕らのようにあれこれ捻くり回して作っているようでは‥‥。

グランフロント大阪のオフィス・ショールーム

2013-12-28 18:09:16 | お薦めします

 先日、グランフロント大阪のタワー・オフイスビルC棟11階にある、コクヨのショールームにオープンして初めて行ってきました。
 年末の慌ただしい時期ということかビジターも比較的少なくて、詳しい説明をして頂きながらゆっくりと見て歩きました。
 最初に従来のオフィスのイメージと問題点がよく分かるスペースを通過することで、その分新しい解決提案が明確に表現されたショールームに導かれます。
 特に最新のワークスタイルに対応した、フリーアドレスのオフイス提案が興味を引きました。
 またリラックスした中での創造性を引き出す、コミュニケーションやミーティングのためのスペース作りにも、色々と個性的なアイデアが感じられます。
 エグゼクティブ・チェアでは、オリジナルはもちろん輸入製品も合わせて、グレード感と現代性を感じさせとても魅力的でした。
 C棟の上階にはインターコンチネンタルホテルが入っているということで、宿泊する経営者や重役・ビジネスマンなどの見学にも適しているなど、情報発信基地として良い環境を活かしたショールームと言えるのではないでしょうか。
 目立つ場所にはパナソニックのショールームもあります。グランフロント大阪に行った時には、こういった大阪を代表する企業のショールームを巡るのもお薦めです。

町が公認した居酒屋

2013-12-27 16:05:31 | ウェルかめ

 先日、北海道の地域特産物を活かした料理を東京で提供する居酒屋のことがNHKで放送されていました。町の公式認定証を掲げて信頼感や差別性を高めた店内では、逆にその町の特産物や観光地などをポスターやパンフレットでPRして、お互いにWin-Winの関係が築かれているということでした。
 酪農と漁業が盛んで、木彫り熊発祥の地であり、バター飴の元祖でもあるという、北海道渡島半島の八雲町がその例として詳しく採り上げられていましたが、このように田舎と都会の相互連携のビジネスが全国的に盛んになりつつあるようです。
 僕の故郷である徳島県美波町でも山海の豊かな食材や、風光明媚な海岸線そして八十八カ所巡りなど、物心両面で特徴的に自慢できるものがたくさんあります。最近では大阪のデザイン事務所がサテライト・オフィスを設けて、物産の販売会社の経営にも乗り出すという地域ニュースも聞きました。
 僕もかなり以前のことになりますが、地域雇用も期待できる加工場やシニア・ケア事業など、故郷の町の多様な展開については資料化して町長さんに提案してこともありました。時代がそのような方向性で活発に動き出しているのをとても興味深く想っています。

『すぐに作曲ができる本』

2013-12-21 17:59:49 | 作詞・作曲

 月刊の宅録情報誌『サウンドデザイナー』は、自宅録音で音楽を制作する人達のために、新機材の情報や作詞・作曲の仕方などが詳しく載っています。プロのアーティストの宅録環境の紹介やニュー・アルバムのインタビュー解説なども、立ち読みをしたり時々買って興味深く読んでいます。
 別冊で『すぐに作曲ができる本』という本が出ていたので、今月は“永久保存版”と書かれたこちらを買いました。
 内容的には過去の月刊誌に特集された記事をベースに、補筆したものが一冊に集められたという企画本なので、幾つかのコーナーは見覚えがありましたが、やはり一括して纏められると読み返すのには便利です。
 初・中級の人を対象にしたレベルだと想いますので、これから作詞・作曲のことを知りたいという方にはお薦めです。年末・年始の9連休の合間にソング・ライティングを齧ってみるのも良いのではないでしょうか。

ハマボウ岬

2013-12-20 23:20:19 | 作詞・作曲


ハマボウ岬

都会(まち)の片隅
届いた手紙
「どうしてますか?」の言葉
「日々の暮らしに
夢を失くしても
大丈夫だよ」と微笑んでいる

その想い抱きしめても
今は遠い故郷
波寄せる砂浜に
佇む影は一つ

ハマボウのように咲いていた
君を忘れない


幼な友達
並んだ写真
「憶えてますか?」の言葉
「想い出の岬
行ってみたけれど
淋しかった‥」と呟いている

その笑顔見つめていると
浮かぶ海の煌めき
溢れくる愛しさに
震える胸の傷み

風になりたい故郷へ
続くあの空を


《 間奏 : Strings 》

いつの日か帰りたいけれど
遙か遠い潮騒
蘇る温もりに
会いたい心揺れて

ハマボウの花咲いている
君の故郷へ


作詞・作曲 : コバタイサオ
Copyright (C) 2013.Skyfull Stars. All Rights Reserved.

※ この曲は、夏の終わり頃にYouTubeにアップした『潮騒のまちへ』のカップリング的な発想で作りましたが、最近ようやく近くのリハーサル・スタジオでボーカルを録ることができました。僕の故郷である徳島県美波町そして田井ノ浜にも群生している、ハマボウというハイビスカスに似た黄色い花をテーマにしています。この花は西日本一帯に広く自生しています(韓国の済州島にも咲くようです)。
※ イメージ写真はこちらのブログの「黄槿 (はまぼう)」から拝借しています。
※ デモ音源を音楽配信サイト「SoundCloud」にアップしています。

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ 音楽配信サイトSoundCloudでも楽曲をアップしています。

零戦

2013-12-19 19:28:01 | 作詞・作曲

 昨夜のNHK『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~』(前編)を視ました。一人の20才の飛行士の日記を中心に、ドラマと取材・資料で構成され、時代的な共感を感じやすく工夫された内容でした。
 アメリカの敵機グラマンとの死闘も、当時の零戦の飛行兵の証言から状況がリアルに浮かび上がってきます。
 今年は宮崎駿さんの最後の長編アニメーション『風立ちぬ』が、零戦の天才設計エンジニアの堀越二郎さんをモデルにした作品で話題となり、アカデミー賞の外国語映画部門の候補にも挙げられています。
 昨日のブログに続きますが、今ちょうど評伝を読んでいる作曲家中田喜直さんも、上野音楽学校の繰り上げ卒業後の終戦までの約一年間を少尉として飛行機乗りとなりました。南方の戦場も転々とするのですが、幸運が重なり生き延びることができました。特攻兵としての覚悟をされたり、戦後の責任追及も予想される極限状況の中で、生きていることの大切さを実感されたことが、その後の作品作りの基調になったことは想像されます。
 今夜も10時から後編があるので、多分重い内容になると想われますが、忘れずに視ようと想っています。

『雪の降る街を』

2013-12-18 17:14:53 | 作詞・作曲

 今日は日本全国で雨や、そして東京方面では霙混じりになるとのことで、クリスマス・年末を前に冬らしい厳しい天気が続いています。
 昨夜、NHKで「歌謡チャリティコンサート」が放送(19:30~21:00、北海道)され、偶々チャンネルを回したら『雪の降る街を』をミュージカル俳優の山崎育三郎さんが歌われているところでした。その人気も納得できるクリアな声質で雰囲気も良く表現されていました。
 ちょうど僕は作曲者の中田喜直さんの評伝『夏が来れば思い出す』を読んでいる最中ということもあって、より興味深く聴きました。この曲はマイナー曲ですが、途中から同主調のメジャー・キーに対比的に転調して、心が救われるように終わる印象的な作りになっています。
 しかも『雪の降る街を』に続いて歌われた『早春賦』の作曲者が、父親の中田章さんということも評伝で改めて知ったばかりでしたので、作曲者の親子競演となるNHKの粋な計らいに、僕は私かに心温まりました。
 出演者は演歌歌手やシンガーソングライター(畠山美由紀さん)、また平原綾香さんなどチャリティー・コンサートに相応しく多彩な顔ぶれで楽しめました。

※ ちなみに僕のオリジナルで『風のクリシェ』という曲は、山崎育三郎さんをイメージして作ったものです。そういえば、名曲と同じタイトルの『早春賦』も以前に作っていました。