千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

オンリーワン・ショップ

2006-05-31 00:28:19 | 千里山INFO
最近オンリーワン・ショップが千里山で話題になっています。しかしオンリーワンといっても、そのお店でしか出会えないものがある、というだけではなくて、オンリーワン・デイ・ショップつまり一週間(あるいは一月)に一日だけ開業するお店やレストランなどのことです。
千里山には手・工芸を始めとして、料理やアートなど多くの趣味人・セミプロ・マニアがおられるのは良く知られた事実です。そのような方の中から、起業というほど重いものではなく、自分に今できる範囲でマイペースに楽しみながら、作品や成果を世に問いたいという欲求が生まれています。
松が丘の住宅街には、ドール・布小物・リネン小物などのハンドメイド・ショップ「ほうき星」が毎週火曜日だけのオープンで、入り組んだ路地に掲げた案内板を辿って来てくれる訪問客を待っています。
又、西4丁目の「ノーム」は、《月に一回だけの料理店》を完全予約制で始めています。前菜からデザートまで身体に優しいコース・メニューが美味しそうです(しかもおみやげ付きが魅力です)。
千里山にもっと多彩なオンリーワン・デイ・ショップが花ざかりになることを、千里山.NETでも楽しんでサポートしていきたいと思います。

特選素材ソース

2006-05-30 01:26:03 | 千里山INFO
高度成長期時代にもてはやされた言葉で一点豪華主義というのがありましたが、例えばリビングの輸入ソファとか、ブランドもののティーカップなどがイメージできます。料理で言えば米沢牛の霜降りステーキや、新野の早掘り筍の刺身などがあれば、それだけで食卓が華やいで見える、のかどうかは時代の価値観が変わりつつある中で、今ではおぼつかなくなってはいます。
しかし、今回ご紹介する特選素材ソースのように、色んな食材の美味しさを引き立て活かす調味料の一点豪華主義は、少し違った展開になるのではないでしょうか。このソースの素晴らしさは、採れたて野菜を使ってじっくりと、自然熟成に任せた昔ながらの製法で造られているということですが、その成果が何にかけても現れてくるところにあります。
僕の好きな取り合わせは、先ずポテトサラダ、野菜の天ぷら、カレーライス、目玉焼き、そしてスライスしたトマト(トマトは塩という人もおられるでしょうが)、鳥の唐揚げに 、炊き立てご飯にこのソースだけをかけても香しく食べられます!!
こういう意味合いのこだわりのものには、何となく知性的なものさえ感じます。この商品はピーコック千里山店で購入しました。「千里山お気に入り」の一つにエントリーしたいと思います。

石垣の花々

2006-05-29 00:08:14 | 千里山花物語り
千里山ナオミ幼稚園の石垣のわずかな隙間には、色々な種類の野草達が逞しく根付き花を咲かせています。長い時間をかけてその地に繁植した野生の植物というものの生命力は、いかなる環境の不運にも負けないものだということを実感させられます。
植物は種が落ちて根付いた場所でしか生きられません。これが“土”を身体の中に納めた動物の生の在りようと大きく変わるところですが、例えば人はどんなに移動したとしても、言葉を越えていくことも、まして文化を超えていくことにも限界はあります。究極は与えられた環境の中で、精一杯の自分の生命を活かしていくことしか無いのだと思います。
今日は午後から千里山のボランティア・グループ「ペイフォワード倶楽部」のチャリティー・ライブに、天神橋筋商店街を久しぶりに訪れました。ペイフォワード倶楽部は以前にも千里山人(ちさとのやまひと)でご紹介しましたが、「ドイツ国際平和村」を支援する目的でフリーマーケットなど様々なチャリティー・イベントを企画しています。
ライブに交えて「平和村」のスライド報告も行われました。紛争の行われている国から送られてきた傷ついた子供達が、心身共に癒されて帰っていく子供らしい明るさと逞しさが印象的でした。過酷な状況を背負いながらも、強く生きていこうとする姿にボランティアの人達も又励まされることが多いと報告されていました。
ライブで子供達の写真とオーバーラップさせ、「世界で一つだけの花」をみんなで一緒に歌いながら、この石垣の隙間に咲いた野の花を想い出していました。

ライブ写真

欧州バイク・ツーリング

2006-05-28 00:42:23 | Weblog
昨日の記事でオートバイのことに触れましたが、僕がバイク好きだということは千里山周辺では意外であったらしく、どうもイメージし難いというコメントが寄せられましたので、今日はもう十数年前になってしまいましたが、楽しかったヨーロッパ・ツーリングの想い出を振り返ってみます。
デザイン専門学校からの親友2人と一緒に、北海道一周ツーリングを卒業間近に終えた時に、又行こうという話になったのですが、一応北海道一周ツーリングというのは、国内では最終目標的なイベントです。次は海外しか無いということで、その何年後かにヨーロッパに出掛けることになったのです。
候補地はカナダ・ロッキー山脈の麓をアメリカンバイクで行くというのが一つ、又オーストラリアの草原や星空の下をというのが一つ、そしてヨーロッパの街並みとアルプス超えというプランがありました。先ずは三人共にデザイナーとしての興味からヨーロッパに照準し、その他は続けて行ければ良いということになりました。
ところが当時ヨーロッパだけにレンタル・バイクのサービスが無く、結局自分達のオートバイを搬送することになりました。僕を含めて二人(赤路俊八君)が神戸港から、そして卒業後上京していた一人(長迫正英君)が横浜港からマイ・バイクを木枠で梱包し、ドイツ・フランクフルトの運送会社に船便で送ります。それからの一ヶ月間は、宿泊予約や日程計画のミーティング、国際免許の申請などで楽しく過ぎて行きました。(つづく)

写真はドイツ・ロマンチック街道の終点ノイスバーンシュタイン城手前の脇道でのスナップ。
国際ナンバープレート

趣味の粋人

2006-05-27 00:12:05 | 千里山人(ちさとのやまひと)
事務所のマンションから千里山駅へと向かう途中の「おかべガラス店」のご主人は、年はだいぶ先輩に当たりますが、多趣味の粋な方でとても気が合うお友達です。夕食の買い物帰りやアイデアに煮詰まった時に、お気に入りのカフェに出掛ける時など、立ち話をさせて頂き長い時間が過ぎることもよくあります。
岡部さんはハーレー・ダビッドソンに乗られていて、僕もヤマハSR400を持っているのでオートバイ談義に花を咲かせます。どちらかと言うと小柄な方なのですが、僕の経験から細身の小柄な人は大体オートバイが上手です。これは騎手と同じようにバイクと一体になって運転するイメージがあります。僕は今岡部さんからハーレーのV-RODというややモダンイメージの新しいタイプを奨められていますが、最近めっきりバイクに乗る機会が減ったので、なかなか難しいと思っています。
岡部さんは週末にはカルチャー教室でお習字の講師もされています。ガラス店の前の電柱には、週替わりで季節の標語や暮らしの呼びかけが毛筆でしたためて掲げられます。
そしてこの写真は卵から孵化させて何代も飼われているメダカです。深い瓶の中で水草も多くてここのメダカ達は幸せそうに見えます。広島のお友達と品種を交配させたりと本格的ですが、それもそのはずかつてはレース鳩をやられていたというお話も聞きました。レースに勝った賞状なども見せて頂きました。
ガラス店自体もリタイアしての楽しみと健康維持でされているという事ですが、千里山という街は岡部さんのような好奇心豊かな方が本当にたくさんいらっしゃいます。

朝露のラベンダー

2006-05-26 00:38:31 | 千里山トラスト
千里山団地では華やいだ桜の記憶がようやく遠のき、今は初夏の豊かな雨に濡れた草花が、わずかに覗く晴れ間の朝陽に眩しく輝いています。名もない野の花に混じって、ラベンダーの花色がひときわ爽やかな空気を漂わせ、あちこちで鳥たちの囀りが恋を競い合っています。生命感に満ちあふれ、まるで野山のキャンプ場に居るかのような癒しの時空(ときそら)。
最近よくこの一帯に僕の足を向けさせるのは、建て替えプロジェクトにより、あと数年の後にはこの景色が失われてしまうかもしれないという惜別の情なのか、或いは僕の生命力のわずかな陰りを蘇生させようとする想いなのか、いずれも正しいようでいて、でもその全てではないような気がします。
これもまた耽美というべきものなのでしょうか、錆び付いた消火栓やひび割れて雨水が染みついた壁肌にも異様に美しさを感じます。久しぶりにデジカメ等ではなく、かつての愛機NEW FM2にリバーサルフィルムを充填して、気が済むまで撮り尽くしてみるのも面白いと思う今日このごろです。

千里山.NETカード

2006-05-25 00:15:17 | 千里山.NET
今朝早く千里山.NETの宣伝カード20,000枚が、かねて発注依頼をしていた馴染みの印刷所から送られてきました。これでいよいよ千里山.NETを地域の人達に、本当の意味で知って頂くことになります。
正月からプレオープンを始めて以来、サイト構成の概要を整えていく中で、徐々に身近なところからサイトの活用を促してきました。コンテンツ的にもだいぶ埋められてきている今、新たな段階に進む時期かと考えています。
やはり地域ポータルサイトは、お店や事業所そしてボランティアといった情報を発信する側の人達と、その情報を享受し活用して頂く住民の方達の間に立って、地域活性化に有用なツールとして相互に価値を認めて貰うことによって成り立つものと思います。そして先ずは存在を知って頂くことから全ては始まります。その為にはどこかの時点で、デジタル・ネットワークだけではなく、従来のアナログ的な印刷物によるアピールが絶対に必要だと考えてきました。
こうして刷り上がった千里山.NETの宣伝カードを前にして、時間的な制約と人的能力の限界はありますが、情熱を持ってサイト運営を続けていくことを再確認しています。カードを置いて頂くお店の方や、個人的に千里山.NETを広めて頂ける友人・知人の方達には、ご支援とご協力をこれからもよろしくお願い致します。

【追記】2006年9月1日から、千里山駅の乗車券売機の横でも配布させて頂きます。

エンザイム

2006-05-24 00:25:55 | お薦めします
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

サンマーク出版

このアイテムの詳細を見る

僕がただ何となく考えていたイメージですが、植物と動物の違いについて、植物はその土地に根を下ろして、微生物などが分解した栄養や有用物質を吸収して育ち、そして次の世代の命を生みだしていきます。一方、動物は“土”にあたるものを身体の中におさめることによって、胃腸の消化や微生物の作り出す酵素による栄養素などを、腸管絨毛という“根”から吸収して生命を繋ぎ、そしてそのことで自由に移動することができるようになりました。植物も動物も“土”がとても大事なんだろうと漠然と思っていました。
さて、この本は現在90万部を超えるベストセラーとなっている健康本です。著者は胃腸内視鏡外科医であり、日頃から胃腸の「相」と健康・病気との密接な関係に注目し、豊かな臨床データと実績を背景に、或る意味では今の医療に挑戦する内容となっています。
人の身体が生きていけるのはミラクル・エンザイム(酵素)の量にかかっているという仮説をあげられていますが、学問的なことはもちろん僕には分かりませんが、より自然のシステムに則った(食)生活をすることで、胃腸内つまり“土”の質を高めることから始めようということかと僕流に解釈します。農薬や化学肥料に汚染された農産物や畜産からの脱却が求められているのと同じように、身体の中の“農地”をオーガニックにもう一度再生することが、僕にとっても必要な時なのではないかと思います。
タイミング良く「おから豆腐」に出会ったことから、その豆腐を高く評価しているという著者とこの本に多くのことを学び・納得しました。生活の価値観が大きく変化する時代に、できるだけ多くの方に読んで頂きたい、時代の方向性を示した本でもあると思います。

ツバメの巣作り-2

2006-05-23 00:02:32 | 千里山トラスト
今日のブログの予定は、昨日開催された千里山子供カーニバルのことでしたが、急遽切り替えて報告をさせて頂きました。以前の記事の続編です。
今日も昼食の休憩から帰ってくると、お隣のグランドハイツ駐車場から、ツバメの番が飛び立ちました。しばらく姿を見なかったので、ここに巣作りするのを諦めてしまったのだとばかり思っていました。しかし今日は僕が現場を離れるまで、近くの電線に並んで止まり、じっと見下ろしていました。
そして先程夜の蒸し暑さに外に出て、辺りを散歩して帰ってくる途中、ふと想い出して覗いてみました。初めはやはり巣作りはしていないなと思ったのですが、よく見ると仄暗い導雨パイプの陰に、二羽のツバメが仲良く眠っているではありませんか。思わず家まで急いで帰り、デジカメを持ってとって返し、静かにしずかに何カットか撮影したものがこの写真です。ここに巣を築くのを決定してくれたのかどうか未だ分かりませんが、もしそうであれば車のオーナーさん達のやさしい気持ちに期待したいと思います。
ちょうど道を挟んで向こう側を、回送の阪急電車が音を立てて通過していきましたが、ツバメ達はぐっすりと

佐井寺への路

2006-05-22 01:09:44 | 千里山ウォーカー
今日は久しぶりの陽気の中、千里第二小学校での子供カーニバルや千里山から吹田市立博物館までの散策イベントなど、多彩な催し物が行われました。僕は迷いましたがお昼から子供カーニバルを一時間ほど覗いてから、かねてから計画していた佐井寺地区の写真撮影に向かいました。
佐井寺地区は千里山駅から東の方角へ、「ちさと図書館」を過ぎて松が丘を抜け、田園風景を見渡せる坂道を下って伊射奈岐神社に至る、今も旧い佇まいの残る情緒ある一帯です。その成果は追々千里山.NETの「街並み案内」のページでご覧頂く予定ですが、伊射奈岐神社については今日早速アップしていますのでお楽しみ下さい!!
さて、その「佐井寺への路」の入り口にあるのが、今回ご紹介する河田新池です。ずいぶん昔になりますが、お付き合いしていた人を夜遅く送ってよくこの路を行きました。そしてこの池の側を通る時に牛蛙のボーッという不気味な鳴き声を聴いた想い出があります。今は水草が覆い葦の葉が青々として綺麗に見えますが、生活排水が流れ込むのかどうしても汚れがちになっています。そこで年に2回ほど周辺の自治会の皆さんがお掃除をされています。最近参加された様子をgogonetさんのブログに見つけましたのでご紹介します。
ちなみに、千里山.NETの連載絵小説「RABINI」のプロローグで、猫のティッキーが夢中でモンシロ蝶を追いかけていき、脚を滑らせて溺れてしまった池は、この河田新池がモデルになっています。
全景写真

たかいたかこさんのこと

2006-05-21 00:22:47 | 千里山人(ちさとのやまひと)

千里山駅前の海原ビル2Fに昨年子育てCoCoステーションがやって来てくれました。子育てに悩む母子の支援をミッションとするボランティア・グループです。吹田市の「子育て広場事業運営団体」の認定を受けて精力的な活動を続けています。
スタッフのひとりでイラストレーターでもあるたかいたかこさんとは、カフェ・ド・ゴーシュで時折お会いして、親しくお話をさせて頂いております。たかいさんはご自身が子育て中に鬱に罹られた経験から、「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」というゆるやかな言葉とほっとするイラストで、子育てに悩む若いお母さん達の心の相談相手になっておられます。以前の記事で千里山が“鬱にもやさしい街であってほしい”と書いたのも、身近にたかいさんの存在を感じていたからだったと思います。ご自身の辛い体験を振り返り、同じように悩む人達を少しでも癒せたらという彼女の静かな戦いに、共感し応援していきたいと思います。それは将来の千里山というまちの本質を考えることにも繋がっていると思っています。
たかいさんは最近マスコミや講演など、各方面から注目されています。そして下記に紹介させて頂く評価の高い本の続編が、もうすぐ出版予定ということですので、今から楽しみにしています。ちなみに初本の中で僕の好きな絵ことばは、「動かそう」という題の「寒い時、カラダを動かすと ポカポカ、あったかくなってきますよね。それは、ココロも同じ。元気のない時、ココロを動かすと ポカポカ、あったかくなってきます。‥‥(略)」という詩です。


ココロに種まき

ウインかもがわ

このアイテムの詳細を見る

おから入り豆腐

2006-05-20 01:39:16 | 千里山INFO
正確に言うとまだ「千里山お気に入り」というものにはなっていないのですが‥‥これは理由ありの新しい豆腐です。
おからを丸ごと固めていて、それにより製法特許を取った豆腐で、他では真似のできない商品ということです。食物繊維をたっぷりと含んでいるのはもちろんですが、その上に腸内微生物が多く発生しやすい環境を作り、健康づくりにとても役立つと言われています。
人は誰でも生きていく中で、宿便を体内に滞らせていますが、その除去に絶大な効果が期待できます。3ヶ月ほど食し続けていればその効果が現れると言われていますので、今回は僕自身が試用してその結果を又ご報告します。僕は青年時代に一度10日間の断食をした事が有りますが、断食の大きな目的が宿便除去そして自然治癒力の増強ですので、美味しく豆腐を食べながら3ヶ月でその効果が得られるとすれば、とても素晴らしいことだと思います。
興味のある方にお店をご紹介しておきますと、千里山西4丁目の「煎りたてや」さんで試しに購入できます。もし気に入られてまとめて一括購入するご要望があれば、僕にご連絡頂ければお手配も致します。特に便秘気味でお困りの方や、おそらく新陳代謝が良くなることで美容効果も期待できると思われます。先ずは3ヶ月間のお試しを僕と一緒にしてみませんか?

メゾン千里山の遊歩道

2006-05-19 00:22:54 | 千里山ウォーカー
先日、千里山ロイヤルマンションや「ハーブの丘」と共に訪れたメゾン千里山は、千里山でも東の平野部に開発された集合住宅地です。千里山の地形の特徴である斜面や丘もほとんど無く、建物的にもごく普通の印象を受けました。
しかし、その中でも西外周を巡る遊歩道には、昼間であるにも関わらず、頭上を覆う木立の枝葉によって、仄暗く感じる程の自然が保たれていました。
隣接する千里山公園の東屋付近から遊歩道へ踏み入ってみると、途中の道端でたんぽぽの綿毛が折から風もなく、完全な姿ですっくと立っていました。余り人通りも無く、これほど静かな遊歩道は千里山には珍しいということが、より強調される小景でした。

雨に‥‥

2006-05-18 00:49:26 | 作詞・作曲


雨に‥‥

雨降る街角人影色に濡れ
傘もなく揺れる少女
路行く人は「黙し通り」を
慰め差さず過ぎ行く
忘れられぬ優しさに
指先も戸惑う
雨の別れに誘われて
雨の雫に打たれて
たったひとつの戯れに傷ついたね

雨降る街角見知らぬ横顔に
ずぶ濡れた身体寄せて
「刹那通り」を足音潜め
流れ行くには哀しい
髪は乱れ頬冷めて
やるせない灯
雨に心を閉ざして
雨に涙も無くして
たったひとつの無邪気さも壊れたね

瞼ふさぐ虚しさに
忍び寄る面影
雨は情けも掛けずに
雨は降りしきるばかり
雨はコートに木立に
雨は降りしきるばかり
呟きひとつ気紛れ雨に濡れるだけ

夜の舗道に浮かんだ靴は赤く
滲む灯の海に遷ろう
遠い温もりの名残り胸溢れて
消えた幻に足を留める
「忍ぶ通り」に慰め差さぬ人ばかり
想い出濡らす雨に‥‥


作詞・曲:コバタイサオ
(c) 2006, Skyfull Stars

※ 今年の梅雨はいつもの年より長くなりそうな気配です。

里道(さとのみち)

2006-05-17 00:08:06 | 千里山ウォーカー
千里山.NETの「街並み案内」の冒頭にも記しましたが、千里山はフラットでリーズナブルな周辺地域とは違って、山丘の自然形状に添って曲がりくねった道が、迷路のように分岐していきます。それが長く住宅開発の障害にもなり、又同時にその趣きや面白さにも繋がっていると思います。
近隣地域の人達が、昔互いに往来した道を里道(りどう・さとのみち)と言いますが、千里山では合理的に割り切れない地形であったために、そのような里道が幾つか残されています。分断されて今はもう全く人の踏み入れない草道が、昔日の郷愁とロマンを感じさせてくれます。
写真の道は、昨日撮影に訪れた千里山ロイヤルマンションの、共有ガーデン・スペースを貫通していた里道を残し、現代的な空間にリニュアルしたものです。
里道の行く先には、レッチワース・ロードに続く幹線道路を横断して、竹林の中を春日地区へと越えていく、昔のままの姿の里道の入り口が見えてきます。