千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

蝉時雨の朝

2008-07-31 21:04:15 | 千里山トラスト

 今日は久しぶりに通勤時間帯にクライアントへ出掛ける必要があり、千里山団地の桜並木が陰を作る歩道を通りますと、蝉時雨が耳を痺れさせるほどに強烈な声で落ちてきました。
 僕は徳島の自然に囲まれて育ちましたので、この季節の蝉の喧しさは良く知っていた積もりですが、今朝のそれはこれまで経験した中で一番で、ややもすると頭の中で反響し合って増幅していくような、尋常ではない音でした。
 思わず立ち止まって上を見上げますと、一本の幹に夥しい数の蝉たちが群がっているのが見えました。こんな群れ方を見るのも初めてで、緑の少ない都会の蝉たちの適応したある種の生態系を思いました。子孫を残そうとする蝉たちの本能の声と営みに煽られ、暑さに絶えだえの僕の中にも生命力への共鳴や刺激が蘇ってくるのを感じます。
 帰りに再び並木の下を通ったお昼過ぎにはもういつもの鳴き声でしたので、蝉も朝方のほうがエネルギーも満タンで元気なのでしょうか。明日も同じ時間にこの蝉時雨の下を出掛けますので、また刺激を貰えるのを今から少し楽しみにしています。

※ 写真の幹に最低20匹は見えています(木の反対側にも同じようにいるでしょう)。

黄昏カフェのBGM

2008-07-30 18:05:57 | 作詞・作曲

 一仕事を終えた夕方に時々千里山駅前のコーヒー専門店に行き、レモンティーをちびちび飲みながら本を読んだり、アイデアなどいろいろ雑多な考え事をします。そのような時間にはまたメロディーに繰り返し乗せながらオリジナル曲の詞を作ったりもしています。
 さすがにその頃になると昼間の喧噪はなくなり、客もまばらにそれぞれが好きな場所に座り、静かにBGMに耳を傾けられるようになっています。そしてこのお店のBGMは余り変わったことがなく、いつも同じ音楽が順繰りに流れているようで、もうだいたいの曲を憶えてしまっているのです。その中の一曲にとても気になるギターソロがあり、語りかけるような美しいメロディーがとても印象的でした。
 ウェイトレスの一人にお願いしてCDジャケットを見せて頂きました。『Music from the Coffee Lands ?』というタイトルからも窺えますが、世界中のコーヒー豆の産地から曲をセレクトしたもののようです。Amazonで調べてみますとレーベルからシリーズ化されていて、紅茶をテーマにリミックスされたものも発売されていました。個人的なコーヒータイムを良い雰囲気に彩ってくれる曲集というだけでなく、コーヒー専門ショップで流されるCDとしても世界的に利用されているのでしょうか。
 さてその中でお気に入りの一曲ですが、これは僕がいつか歌詞を作って歌ってみたいとも思っております。多分しっとりと憂いのある良いラブソングになると思います。曲はお店に行って頂くか、もしくは地域情報サイト「千里山.NET」の「千里山の音」に、「千里山駅前のカフェの音楽」として収録していますので聴いてみて下さい。

※ iTunes Storeなど音楽配信サイトには、単曲でも扱われていませんでした。

Putumayo Presents: Music From the Coffee Lands, Vol. 2
utumayo
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【追記】その後、僕なりに曲想からイメージして『さよならYesterday』という歌詞を付けました。

0系新幹線

2008-07-29 23:59:55 | Weblog

 奈良方面への出張の帰りにJR志都美駅のプラットフォームで電車を待っていると、待合いのベンチの後の板壁に一枚のレトロなポスターが目に付きました。初期型に塗装された0系新幹線がこの夏休み期間にも運転中(新大阪・福岡間で11月の定期運転終了までの期間限定)というお知らせ広告です。車両以外の背景をレトロなタッチのイラストで埋めてあるのが良い雰囲気を出しています。
 1964年の開業当時から登場し、幾度かのマイナーチェンジを繰り返し、随分長い間国民に親しまれた新幹線でした。ちょうど時期が重なった日本の高度成長のシンボルと言っても良いでしょう。世界一の速度で走る「夢の超特急」は、僕ら当時の子供達にとっても非常に誇らしく、そういう技術のある日本という国の力を海外に示す存在だったと思います。ヘッド部分の放物線の球面が、空気抵抗と一緒に時代を切り裂き力強く進んでいくイメージがありました。
 ブルーと白のツートンカラーが日本を表す色として使われたハシリでは無かったかと思います。今では航空機のANAやサッカー日本代表なども同じ配色です。青は海や空の色とともに技術・知能や平和も連想させます。また水の流れのように美しく走り、地上の航空機のように速いというイメージがあったのかも知れません。
 それにしても約40余年経過してもスピードは衰えることなく安全に走行できるというのは、日頃のメンテナンスも含めてそれこそ日本の物づくりの象徴とも言える姿ではないでしょうか。蒸気機関車が田舎の風景の中を今も走るのを見てロマンを感じるのと同じように、初期の新幹線が現代の高層ビル群の間を快走するのを見るのはそれも又楽しいものです。今年の11月まででいよいよ運転終了となるようで、機会があればもう一度乗ってみたいと思います。

一転にわかに掻き曇り‥‥

2008-07-28 17:21:12 | 千里山INFO

 連続しての真夏日の予報はどこへやら、千里山上空はお昼休みの直後から積乱雲で一気に不安定な空模様になりました。昨日のニュースでは敦賀や彦根で突風によりテントが飛ばされ死傷者も出たということも報じられていたので、風にも注意していたのですが幸いこちらでは強い風雨にはならなかったようです。
 積乱雲は急激な上昇気流が発生することにより作られますが、同時にダウンバーストという下降気流も起こす場合があり、その名の通りに急激に下降してきた空気が地面付近でバーストするように広がり、それが突風となって被害を起こすというメカニズムが気象予報士により説明されていました。竜巻のことは知っており日本では数少ないといわれていますが、ダウンバーストのことは今回初めて聞きました。
 程なくして雷雨になりましたので、一時パソコンワークも中断してボーッとして過ごしました。というのも、僕は子供の頃に家族団欒中に近くの松林への落雷により、デレビの後ろ側からボッと火が出て故障したという経験があり、雷には少しナーバスになってしまうのです。パソコンの機器がやられたり、それまでのデータが飛んでしまったりしては大変だということで、テレビもつけずに2時間ぐらい休んでいました。
 今日仕上げてしまう必要があるので仕事を再開しましたが、手始めにこのブログ記事を書いている遠くでは、まだ時々小さな雷鳴が不気味に聞こえているようです。

3D立体写真

2008-07-27 23:29:09 | Weblog

 コンビニで週刊誌のコーナーを見ていたら、『週刊大衆』の特集で「地球温暖化の大ウソを暴く」という挑発的なコピーが載っていたので買ってみました。最近はエコ“ブーム”とまで言われ、CO2の削減目標が洞爺湖サミットの中心話題になったり、エコ関連のビジネスやプロジェクトを巡ってグローバルな駆け引きが行われたりしていますが、その根拠となっている地球温暖化についても、ようやく冷静な検証が一方では始まっているようです。
 さてそのことはさておき、今回の記事はこの週刊誌の売りの一つである袋綴じに、3D立体ヌード写真が掲載されていたことです。懐かしい赤青色のセロハン眼鏡も付録され、確かにキャッチコピーにも書かれているように、モデルの胸の膨らみもかなりリアルに感じられます。紙製のチープな眼鏡が何か幼稚に思えますが、アイドル写真集などにもっと採用されても良いほどに思いました。
 3D立体写真と言いますとこのような赤青眼鏡を使うもの(アナグリフ)の他に、本もたくさん出版されて以前ブームとなった、眼鏡を使わない(裸眼立体視)交差法・平行法という3D立体写真があります。これは視点をずらせて撮影した写真を並べ、特殊な見方でじっと見ていると段々と立体視されてくるというものでした。少し見方にコツが要りますが、慣れてくれば直ぐにできるようになります。
 「3Dphoto」で検索すると多くのサイトがあり、風景写真やアイドル写真、また星空写真や最近人気になった工場萌えな写真など、あらゆるジャンルにわたるものが楽しめます。交差・平行法だけでなく赤青眼鏡を使うサイトもあり、個人的には今回手に入れた眼鏡がありますのでこちらが快適に感じられます。
 ハイビジョンや有機ELパネルも良いですが、早くTVやインターネットの中で、眼鏡などを必要としないで普通に感じられる立体ディスプレーが出来ないかと思ってしまいます。

・ステレオカメラ「ホースマン3D」 ・東京の夜景 ・星のホームページ
ステレオ写真ギャラリー ・立体写真リンク集

夏ですね !

2008-07-26 17:20:25 | 作詞・作曲


夏ですね !

事務机に落ちた陽差しが
本当に眩しい窓
あなたも知ってる
今日子さんが見えます
今は昼休み
彼女は木陰で居眠りしてる
退け時にあなたのことで
何時も揶揄われるから
この隙に手紙開くの
彼女いい人です!

下手くそなお世辞が優しい
それとも冗談なの?
最近頂くお手紙はバカばかり
それが待ち遠しい
何だか親しく慣れすぎたようで
あなたがあなたである限り
安心ですから
きっとのんびりするのよ
あなたの所為です!

裏切って仲直りして
これまでに大きくした
色んな出来事
懐かしい想い出
ご一緒できますか?
今年も夕暮れ風鈴の市
鈴虫や色硝子が
風に鳴るでしょう
友達と浴衣着て
並んで行くのよ!

※ (間奏)

ご一緒できますか?
あなたの浴衣も用意したのよ
お揃いはきまり悪くて
あなたが照れるでしょう
友達とどこかではぐれて
人混みに紛れ込むのよ
二人で紛れ込むのよ!


作詞 : HIRO 作曲 : コバタイサオ
(c) 2008, Skyfull Stars

※ 夏の風物詩として想い浮かぶものはたくさんありますが、日本人の僕には何と言っても風鈴・朝顔・鬼灯(ほおづき)の市に花火そして浴衣姿です。写真はスーパーKOHYOの2010年度「夏のお取り寄せ」表紙からお借りしました。

たれぱんだ&リラックマ

2008-07-25 22:27:10 | Weblog

 夏休みに入って平日であっても子供連れが多く見かけられる梅田阪急三番街のキディーランド界隈です。最近スヌーピーの専門ショップもでき、また周辺には可愛くてセンスの良い子供服のお店も賑わっています。
 近くにはカラフルでデザイン性もアピールしているカジュアル雑貨のFrankfrankがリニュアル・オープンされ、親子連れで回遊している様子が見受けられます。そして食事など楽しんだ最後に催し物広場で「たれぱんだ&リラックマ」のアニバーサリー・キャンペーンで、癒しのキャラクターを買って帰るというコースが出来上がっているようです。この広場ではよく子供対象にアニメ・キャラクターのライブなどが行われ、コーヒーを楽しんでいる喫茶店までその音楽や寸劇が流れてきます。フロアを見下ろせる大きな階段にも子供達が陣取り、落ちたりしないかと少し心配になることも屡々です。
 今回はキディーランド主催のたれぱんだ&リラックマのコラボ・キャンペーンが開かれ、それぞれのキャラクター生誕10周年・5周年になるそうです。パンダもクマも人気の高い動物ですが、その上に工夫を重ねることでより魅力的なキャラクターが創られています。そしてもちろんネーミングの妙も大きな成功の要因でしょう。両方ともに癒しのゆるキャラというポジショニングで、不安やストレス時代のニーズを捉えた企画と言えるのかも知れません。もうそろそろ癒しばかりではなく、少したるんだ僕の心にカツを入れてくれるようなキャラクターが出てきても良いのでは‥‥。

『みんなで発信! 千里山ブログ』の改訂

2008-07-24 23:55:59 | 千里山.NET

 携帯電話でも写メール投稿ができる『みんなで発信! 千里山ブログ』のサイト画面をワイド化して、推奨写真サイズを横幅320ピクセルから160アップし480ピクセルに改訂しました。ワイド化のご要望は以前からお聞きしていたのですが、合わせて新しいヘッダー・イメージも1年半使用した千里山団地内の「桜坂」から「第一噴水」の写真へと一新させています。
 実はお世話になっている地域ブログサービスの「オオサカジン」のサイト制作のCさんに、ワイド化のテンプレート調整・変更のお願いをしまして、直ぐに対応して頂いたのですが、Cさんからのご連絡のメールが僕の方で迷惑メールのフォルダに入ってしまっていて、それを確認したのが約半月ほど後の今日だったという次第です。Cさんはとてもお忙しい方なのでこちらから催促するのも遠慮していたのですが‥‥。Cさんいつも有り難うございます、お世話になりました!
 ところで迷惑メールやスパムメールなどの自動処理設定は、最近ではメールソフトにも簡単な機能が付いており、またインターネット・プロバイダーやWEBメールなどのサービスの方でもかなりのフィルターを掛けることができるようですが、例えば差し出し名が英語だったりすると大事なメールも時々迷惑メールの扱いにされていたりします。WEBメールでよく利用されるグーグルのGmailも、それを転送先に指定して一括管理する場合などに、大事なメールをスパムメールと判断し勝手に撥ねてしまうことがあり、気を付けた方が良いという情報をサーバー会社に勤めるネットプロの友達がmixiに書いていたのを思い出します。
 さて、やはり480ピクセル幅の写真はさすがに迫力がありますが、データ量も大きくなりますのでサーバー容量や表示時間のことを考えますと、画質設定などで配慮をお願いできれば有り難いと思います。これからもワイド版『みんなで発信! 千里山ブログ』をよろしくお願い致します。

DHC

2008-07-23 22:01:39 | Weblog

 mixiやブログなどのWEB無料サービスの多くは、企業からの広告掲載をその収入源としていますが、たまにそこに張られているバナー広告に心惹かれてクリックすることもあります。
 最近DHCの栄養補助食品が気になりました。DHCはコンビニで展開されている化粧品やサプリメントのメーカーとしても身近で有名ですし、僕なども洗顔石けんにはマイルドで冬でも泡立ちが良いDHCのものを愛用しています。DHCは「大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)」の意味で、創業は大学の研究室を相手に洋書の翻訳委託業を行ったことに始まり、今でも有数な翻訳会社だということは面白い話です。しかし、そのようなお堅い素性の会社が開発・販売している商品ということが、消費者ニーズを的確に捉える商品力と共に、ある種の信頼感に繋がっている部分もあると思われます。
 そのDHCが広告を出しているのがこの精力増強サプリメントの『トンカットアリエキス』です。僕はセクシャルなパワーとしての精力ももちろんですが、やはり生命力や体力一般としての精力増強という面の方で大いに興味をそそられました。特に梅雨明け後の真夏日の連続で、ややもするとサッパリした軽い食事や冷たい飲み物などとなり勝ちで、全体的にパワーダウンを痛感しているところですので尚更です。手軽な値段もあって早速に試しに発注をしてみましたので、生命力アップとしての効果をまたご報告をしようと思います。
 来年の4月からコンビニでも医薬品が販売されるようになるそうです。またコンビニの利用者の比率では中高年者がトップを占めるようになっていますので、この種の健康補助食品や一般的な医薬品がたくさん並び、ついつい手に取ってしまうことも多くなるのではないかと思います。

【追記】その後、近くのドラッグストア「スギ薬局千里山店」で買い求めましたが、値段は20日分が1,800円でした。ネット・キャンペーンのものは確かにお買い得なようです。

Vixen

2008-07-22 23:55:45 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラの2Fはデジカメやビデオの売り場ですが、レンズ繋がりというのでしょうか天体望遠鏡も色々並べられています。マニア的なメーカーまで扱われている天文関連の専門店に比べると、一般の人にも知られたビクセンやタカハシなどのブランドに限られますが機種はかなり揃っています。
 その中の望遠鏡メーカーであるビクセンの広告を兼ねたフリー情報誌『So-Ten-Ken』をご紹介します。タイトルは双眼鏡のSo天体望遠鏡のTen、そして顕微鏡のKenのようです。総点検(?)という意味はいまいち伝わりにくいと思いますが、商品の紹介をさり気なくしていきながら、季節の自然のいろんな楽しみ方を情報発信しています。
 So・Ten・Kenそれぞれの内容に大きくは分かれていますが、圧巻はやはり天体望遠鏡・Tenのページでしょう。今回の特集は「夏休みはガリレオになろう!」と題して、木星とガリレオが発見したと言われる4大衛星の観察を採り上げています。また8月にはペルセウス座流星群という流れ星のよく見られる時期になっており、今年は12日(火)が極大(一番多く見られる)と教えて貰えます。その他に8月までの夏の天文カレンダーや、季節の星座盤も掲載されています。
 どこか田舎を旅行したりお盆に帰省した折には、これ一部あれば十分星空が楽しめそうです。梅田に出られた時には立ち寄られてはいかがでしょうか。

良く分かる経済の本

2008-07-21 22:53:14 | お薦めします

 一頃よく日本の国の借金総額1,100兆円という危機的な財政状況が言われ、カウントダウンのような感じで毎秒利子が嵩んでいく様子を見させられたりしましたが、最近は余りニュースでもそのような採り上げ方はされなくなりました。もちろん厳しい状況が変わったわけではないと思いますし、現在はより具体的な郵政民営化や年金問題、談合や天下り問題、また大阪府を始めとする地方自治体の財政立て直しなど、各論的に踏み込んだものとなってきています。
 ただ僕などは1,100兆円と聞いてもなかなか身近な感覚で理解し難いというのも事実です。今回ご紹介する新書本は導入部分で家庭の会計、つまり家計簿の感覚で国の財政状態を比喩的に語ってくれるので、それは大変な事だと実感が少し伴ってきます。家庭の会計に例えると年収が600万円であればローンでマンションを購入するとしても5倍の3,000万円くらいしか貸して貰えないところを、この家庭の夫婦は見栄っ張りで8倍の5,000万円ほどのマンションを購入し、30年ローンを組むとしても利子が付くので1億円ほどを払わなければならない状況のようです。そのような厳しい状況で新車を買う計画や子供の教育などにもお金が必要で、その上にこの夫婦はかなりの浪費癖があるのだと説明されています。
 また国の家計簿は一般会計とか特別会計など多くの家計簿に別れていて、そのことが国民に対して行政の誤魔化しや無責任さの隠れ蓑になっているということも分かり、「家計簿はやっぱり一括して作らないとそれじゃきちんと把握できないよ」、と庶民的なレベルの突っ込みも納得して入れられました。そのような調子で省庁の多重行政の無駄や問題山積の社会保障制度、そして時代意識との乖離が大きくなってきている官僚制度など、現状の課題と改革すべき方向性を示していきます。
 『中国が笑う‥‥』という書名は、「社会主義的な資本主義」が一番成功していた日本という逆説的な意味で使われています。金融資本主義の行き過ぎが地球規模の問題を提起している昨今を読み解くサイドブックにもお奨めできると思います。

中国が笑う日本の資本主義 (ヴィレッジブックス新書 8)
跡田直澄
ヴィレッジブックス
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※ 同じ慶応大学教授の竹中平蔵さんの北京大学で行った講演本も、構造改革行政の現場がよく分かり面白かったです。
竹中平蔵、中国で日本経済を語る
竹中 平蔵
大和書房
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※ 次期政権を狙うと噂される政治家の立場から、官僚の劣化と学閥ネットワークを「ステルス複合体」として批判して話題となっています。
官僚国家の崩壊
中川 秀直
講談社
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バナー広告の紹介

2008-07-20 21:59:24 | 千里山.NET

 先日「千里山.NET」へのプチページ掲載の依頼を、阪急豊津駅の近くにある剛柔流空手道「心塾」さんから頂きました。空手を通じて多くの子供さん達の心の在り方にも熱意を持って取り組まれているのが、ホームページを見せて頂くと良く分かります。ただ大変有り難いお申し出だったのですが、今回はお断りをせざるを得ませんでした。
 プチページでは千里山地域に限ったお店や事業所の情報発信をお手伝いするという方針・使命を掲げています。直ぐお隣のまちとはいえそこまで広域に広げることは、ローカルに特化した情報サイトとしても輪郭が曖昧になりますし、その後の対応やサイトの運営も実際的には難しくなってきます。残念ですがそのような運営方針と現状をお話し了承して頂きました。
 その代わりにバナー広告をお奨めし紹介をさせて頂いたところ、早速にご快諾を頂きましてバナーの掲載が始まっています。バナー広告は地域の住民の方達にとっての情報価値が認められる、企業や商品また団体など対象をやや柔軟に広くして掲載しています。リーズナブルなサイト運営協力金で年間サポート契約をして頂き、ホームページなどへのリンク紹介をしています。
 プチページバナー広告共にまだ十分に情報が充実しているとは言えません。地域情報サイトとしても、地元のお店や事業所の詳しい情報を少しずつでも増やしていきたいと思っていますので、これからも「千里山.NET」のご活用やご紹介をよろしくお願い致します。

剛柔流空手道「心塾」〈三つの心〉
〈一つの心〉……剛柔流空手を通じて
      「健康で柔軟な身体と、くじけない心を養う」
〈二つの心〉……剛柔流空手を通じて
      「自主的、積極的なイキイキした心を養う」
〈三つの心〉……剛柔流空手を通じて
      「いじめのないおもいやりある優しい心を養う」
●対象:5才~小六
連絡 : 06-6267-2590 ・地図

※ 夏休みを機にお子さんに「心塾」の空手を習わせてあげるのも良いのではないでしょうか。

マカロン

2008-07-19 18:41:15 | 作詞・作曲


マカロン


※ 覗けば君のサンバイザー
濡れてる長い睫毛
魅惑のほてった頬に
彩るマカロン

真昼のカフェテリアに
木漏れ陽落ちてる
崩したジグソー・パズルのように
大切なラスト・ピースを
探そうとしてるね
『どうして、教えて、
信じたくない!』

瞼に残る別れのエピローグ
立ち尽くしてる君のトゥモロー
少し俯いた心に
素直になれなくて
君のため息パープル・マカロン


切ない胸の傷み
揺れてる深い瞳
無くした愛のゆくえ
占うマカロン

夕暮れのカフェテリアに
明かりが灯るよ
懐かしいホーム・ドラマのように
小さなラッキー・カードに
触れようとしてるね
『お願い、もう一度
チャンス下さい!』

忘れないで悲しみ凝視めて
独りの時間(とき)に満たされても
いつか傷ついた心に
素直になれるかな
君の眼差しオレンジ・マカロン


感じている出会いのプロローグ
動き出してる君のトゥモロー
そして前に向かう心に
素直になれたなら
君の微笑み虹色マカロン

※ (繰り返し)


作詞 : HIRO 作曲 : コバタイサオ
(c) 2008, Skyfull Stars

※ Macaron(仏):カラフルなメレンゲ・クッキーで、クリームがサンドされてお洒落で可愛く、どこか懐かしい感じがするお菓子

蝉の羽化

2008-07-18 20:55:10 | 千里山トラスト

 昨夜8時頃に千里山駅から団地の周りの生け垣の道を月が丘方面に帰っていましたら、前を歩いているおじさんが時々生け垣を覗き込んでいます。
 「蝉ですか?」と僕は思わず問いかけました。先日の記事でも書きましたが、蝉の羽化は深夜にならなければ見られないと思い込んでいました。
 「はい」とおじさんは少し駅の方へ戻って、葉陰のあるところを指差しました。見ると駅ホームの遠明かりに浮かび上がって、今まさに脱皮の真っ最中です。
 「こんな時間に見られるんですね!」と、早速携帯カメラで撮ろうとしたのですが、光量不足で上手く写りません。近くの自転車ショップ「ブーメラン」さんに入っていき懐中電灯をお借りしました。でも羽化をずっと見守るにはとても暑かったので‥‥。

‥‥そして11時頃、余りの蒸し暑さに冷たい飲み物を求めて外に出た時に、蝉の羽化のことを思い出しました。再び駅の方まで行って見ますと脱皮は完了していましたが、柔らかそうな半透明の羽をまとい、蝉はまだその葉陰でじっとしていました。しばらく見ていると若者の人影が通りかかりましたので声を掛けました。
 「蝉ですよ」
 「羽化ですか!」と直ぐに近寄って来きます。
 「写真撮りたいので、携帯で照らして貰えませんか?」
 10分位の間二人はそれぞれの携帯で写真を撮り合いながら、静かに眺めた後どちらからともなく挨拶を交わし別れました。薄暗かったのでこの近くに住んでいるということの他は、若者の顔もはっきりとは憶えていませんでしたが、僕には心の交流が感じられる楽しい時間でした。

‥‥そして今日のお昼前に同じところを通った時に確認をしていましたら、またタイミング良く「飛んで行きましたか?」と声が掛けられ、振り返ると昨夜の若者が微笑んでいます。
 「もういませんね。ところでお名前は?」「Eです。」「E君は学生さん?」「今は大学院生ですが、大学は関西大学でした。」そんな会話を交わしながら駅まで歩きました。

夏の光と影

2008-07-17 23:11:40 | 千里山.NET

 今日は昼食の後で梅雨明けの強い日差しの中を、地域情報サイト「千里山.NET」で掲載しております各地区の「公民館だより」を受け取りに街を縦断しました。
 本格的な夏の到来を思わせる陽光を背中に感じながら歩いていますと、あちこちの建設現場で作業中の人達が頭から水を被る姿や、日傘を差しながら黙々と坂道を上ってくるご婦人たちを多く見掛けます。僕も押し黙って身体に積もってくる熱気に耐えながら、時々に沿道のお店などに用事もなく立ち寄り、少し身体を冷却してからまた歩き出すという状況でした。
 最後に立ち寄った新田地区公民館を後にして、坂道を下りていきジャスコで買い物をしていましたら知人に会い、しばらく話し込んでいる内にようやく少し体力を回復しました。でも今も軽い暑気中りの感じが残っているように思います。長く家中での仕事の生活が続いていますので、この夏を元気に乗り切る体力を本当に付けていかなければと思いました。

※ 写真は真夏の青い空色と、遠くに盛り上がる入道雲、そしてアスファルトに落ちた影のコントラストです。