千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

円高還元

2008-12-31 10:19:28 | Weblog

 電車の広告を見ていたら、輸入家具の大手販売店であるIDC大塚家具の円高還元セールの年末キャンペーンが告知されていました。
 このところの急激な円高で輸出企業の失速が懸念され、非正規・契約社員を始めとするリストラの嵐が毎日のニュースを賑わせていますが、反対に大きくウォン安となっている韓国などへの旅行の活発化など、時々円高のメリットを採り上げたものも見るようになりました。将来的にも石油や鉄鉱石などの原材料、そして食料といった資源の多くを輸入に頼らざるをえない日本にとっては、円高基調の経済の強味という部分も上手く国家戦略に入れていかなければなりません。
 以前、財務官僚として海外で“ミスター円”の異名を取った現評論家の榊原英資さんの本で、円高を前提とした国家戦略への大転換の必要性を読みました。今回の急激な変化に企業はなかなか厳しい対応を迫られるものと想われますが、大きな危機の中でこそ思い切った舵を切れるチャンスであり、新たな発想による内需政策にも留意し安定した景気回復を望みたいと思います。
 先日NHK大阪の人気経済番組『ルソンの壺』の年末特集で、ユニークで元気な関西企業の社長10名を集めてのディスカッションの中で、この不況の回復にどのくらい時間が掛かるかという問いがあり、多くの社長が3年を予想しました。アメリカのサブプライム・ローンの債務不履行者が最終的に発生する予測が2年前の契約のものだということもその理由の一つと考えられます。そして、10年とわずか1年を上げた社長が各1名いました。10年というのは前回の日本のバブル崩壊による「失われた10年」を連想しますが、1年を上げた社長の考え方はとてもユニークなのでご紹介します。前回のように日本だけのバブルではなく、世界中が陥った金融&実体経済の危機の中で、全ての国が努力するので意外に早く新しい経済秩序が回復してくるのではないかという発想でした。実際はどうなるかまだ非常に不透明ですが、このような独自な視点を持てる前向きな経営者が増えて欲しいと思いました。

強い円は日本の国益
榊原 英資
東洋経済新報社
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望遠鏡売り場

2008-12-30 10:17:38 | 満天の星

 商品デザインの定点観測を兼ねて梅田のヨドバシカメラにはよく行っていますが、2Fのエスカレーターを上がったところが広くスペースが空けられ、並べられた望遠鏡で窓外の路上が見下ろせるようになっています。時々人が覗きに来ていました。
 見るとどれもVixenの手頃な価格の望遠鏡で、クリスマスから年末年始の商戦ということもあるでしょうが、来年の世界天文年2009(ガリレオが望遠鏡で宇宙を見た年から400年を記念して制定)を広報する目的もあるのかも知れません。ガリレオが自作した望遠鏡は口径4cm×30倍ほどのものだったと言われますから、ちょうどここに並んでいる機種はそれに近いクラスだと思われます。この冬休みに子供達にガリレオの気持ちになって、宇宙の不思議を体験させてあげて下さい。
 近くのラックには、Vixenから無料で発行されている科学情報季刊誌「So-Ten-Ken」の冬号も置かれていますので参考にされればと思います。

※ 2009年7月22日は日本で皆既日食が見られます。ヨドバシカメラ全店はVixenの日食観望グラスの取扱店に入っています。
 

年末年始にお薦め本!

2008-12-29 10:52:50 | Weblog

 昨日、千里山駅前のカフェで知人と待ち合わせ本をお貸ししました。年末年始にじっくりと読める本はないかと前にお会いした時に言われ、最近ブログでもご紹介した三橋貴明さんの『本当はヤバイ!韓国経済』『本当にヤバイ!中国経済』が、読みやすくて国際経済が良く分かるということで推薦し、同著者による最新刊の『ドル崩壊!』もちょうど読み終えたばかりだったので合わせて持って行きました。
 僕ら一般人の知識ではなかなか「百年に一度の危機」の実態が良く分からないというのが正直なところで、国際金融や経済が“ヤバくなった”理由や今後の世界の有り様や行方を知ろうと思えば、学生でない社会人としてはメディアに頼るしか無いのが現状でしょう。しかし、一番身近なメディアであるテレビ・新聞などニュースを見ていても、情報が細切れであったり情報規制をかけたようなものであったりと“本当のところ”が良く見えてきません。このような時にはより自由な環境にあると思われる本と、現代ではインターネットが多様な意見や見識を自律的に集めることができるものだと思います。
 また最近は暗くて重い情報ばかりが流れているように感じて、日本の景“気”を必要以上に削いでいくことも気になります。「大変だ、大変だ」というのはもう良いので、日本や個人それぞれがどうしていけば良いのかを、この年末年始にこれらの本を読んで自分なりに考えてみるのも良いのではないでしょうか。

ドル崩壊!
三橋 貴明
彩図社
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世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)
堀 紘一
PHP研究所
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花梨 (かりん)

2008-12-28 09:51:11 | 千里山花物語り

 千里山のレッチワースロード沿いにある仕出し料理食堂「魚伊」にお昼定食を食べに行き、定位置のカウンター左端に座ると仄かに良い匂いがしてきました。目の前にレモンのような色の果実が盛られていたので、思わず手に取り鼻を近づけますと何とも言えない芳香を放っています。林檎のようでいてもっと甘い、自然の創り出す魅惑的な香りです。
 カウンター内で寿司を握っていた「しんちゃん」が「花梨(かりん)だよ。岡田食堂の横にある植木から道に落ちてたのを拾った。」と教えてくれました。盆栽に小さな果実が生っているものは見たことがあり、また木目の詰まった堅い良材としての花梨は知っていましたが、こんなに大きな果実が生るものだとは初耳です。
「食べられるんですか?」
「堅くって無理! カラスも食べないくらいよ。」
「こんなに良い香りなのに‥‥」と、僕はしばらくその香りを嗅ぎ続けていました。
 帰りに回り道して岡田食堂の横にある木を見上げると、高いところに幾つかまだ残っていましたが、下に落ちているのは見当たりませんでした。今度「魚伊」に行った時に是非一つ貰う積もりです(それ程に良い香りでした)。

年賀メール

2008-12-27 00:03:03 | Weblog

 12月25日が年賀状の三が日配達保証の締め切り日ということで、何かと忙しい年末ですが時間を作り年賀葉書の印刷も終わりました。さあ切手を購入しようと最寄りの郵便局を訪れたのですが、もう既に年賀切手は売り切れで普通のものしかありませんでした。以前はこの時期でも十分に残っていたと思いますが、民営化の影響で無駄になる見込み印刷が合理化された為なのでしょうか。
 普通切手なら事務所に買い置きがかなりあるということでそのまま帰る途中、そろそろ年賀メールに切り替えても良いのかもしれないと考えました。僕はフリー・デザイナーとして仕事をしていますので、個人的な年賀状とクライアントなど仕事関係の年賀挨拶とで毎年300枚程度のやり取りがあります。仕事関係と個人でもメールアドレスが分からない方達は従来の年賀葉書を残しておくとして、個人的なお付きあいでメールのやり取りをさせて頂いている方はそちらの方に切り替えようと思いました。
 葉書ではなくメールでの情報交換が普通になっている今日だからこそ、手間の掛かる年賀状の素晴らしさは捨てがたいという声も理解できます。しかし、年賀状の本来の役目を改めて考えてみますと、普段お付きあいのある方達へは旧年の感謝と新年の願いを伝え、余りお付きあいの無かった方達へは自他の息災と近況を知らせ合うということにあると思います。
 普段お付きあいのある方達とはメールのやり取りも頻繁ですし、余りお付きあいの無かった方達とはその年賀メールを通じて、新たに情報のやり取りが復活する効果も高いように感じます。特に後者は通り一遍な年賀状の交換だけで過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。長年お会いしていなくても必要な時に何時でも手軽に連絡を取り合えるように、年賀メールでアドレスを新年の受信フォルダに残しあうことが素晴らしいように感じてきました。
 そういう気持ちを込めて僕は今年から年賀メールを送らせて頂くことにします。

ウォームビズ

2008-12-26 10:09:56 | 千里山INFO

 千里山・佐井寺図書館の玄関脇にある案内掲示板に、吹田市のウォームビズの取り組みが紹介されていました。12月1日から3月31日までの期間、図書館だけではなくおそらく吹田市の行政施設の多くで、このような省エネ・エコロジーへの配慮が実施されているのでしょう。
 時々、雑誌閲覧のために図書館を利用させて貰っていますが、19度という室内温度を意識したこともなく、とても快適に時間を過ごさせて貰っておりました。日頃から比較的薄着にしている僕ですが、今年はユニクロのヒートテックの下着を愛用している効果もあるのでしょうか。
 そこで、仕事部屋の室温も20度にコントロールしてみました。19度ではなく20度というのは精神的な印象の違いを考えてのことです(笑)。それに加えてボア付きの冬用スリッパに履き替えましたが、これは足元がなかなか温かい感じがしてグッドです。今年の冬はまだ本格的な寒波が訪れていないように思います。いつも愛用していた赤外線暖房機が仕舞われたままなのに気が付きました。
 ピンポイント天気のweathernews(千里山)では「天気の変化に合わせて、気温もUP&DOWN。寒暖の差が激しい年末です。日曜日からは一旦、気温が上がりますが、月曜日の雨を境に、寒さ厳しい年末へ。」という予報が出ています。マイ・ウォームビズがどこまで続くのかという試金石となる年末です。

『村下孝藏 STORY』

2008-12-25 11:04:11 | 作詞・作曲

 昨日のクリスマス・イブは千里山駅前のコーヒー専門カフェで『村下孝藏 STORY』(ソニー・マガジンズ新書)を読みました。何気なく覗いたホームページで7月に発売されていたこの本のことを知り、在庫の取り扱い書店が少なくなっているということで、そこに掲載されていた梅田紀伊国屋まで行って買ってきました。

 「姉ちゃん、可愛いか子、おったよ」
 姉は内心、クスクス笑ったが、さり気なく聞き返した。
 「なんていう子?」
 「知らん。校庭ば走っとった。テニス部の子じゃないかな」
 「なら姉ちゃん分かるよ。テニス部の友達に聞いといてあげる」
 とたんに孝藏は、顔を真っ赤にしてあわてた。
 「やめて! やめて! いいんよ、いいんだって! 見とるだけでいいんよ」

 代表曲の『初恋』を想わせる、二つ年上の仲の良いお姉さんとの会話も微笑ましく再現されています。夕暮れの東京で先輩の運転する営業車の助手席に座り、カーラジオから流れてきたその鮮やかな歌声を僕は今でもありありと憶えています。背伸びした都会的なセンスが主流のようだったニューミュージックの時代に、青春の夢や切なさを素直な感性で紡ぎ出していた、シンガーソング・ライター村下孝藏の楽曲は没後10年経ってもその輝きを失うことはないでしょう。
 才能あるギタリストとしての一面も描き出しながら、生い立ちから青春時代そして早すぎる突然の死まで、多くの愛情ある人達の証言で構成され、ファンならずとも興味深いSTORYに仕上がっています。

※ 写真は『CARDI'S CLUB COFFEE』の、小さなカップに甘くてほろ苦い『初恋』によく似合うエスプレッソ・マキアートです。

キャンドル・ライト

2008-12-24 21:38:51 | 千里山INFO

 昨日の23日が天皇誕生日で祝日になってから、カップルやグループ・家族連れはこの日に繁華街などに遊びや買い物に出掛け、24日のクリスマス・イブはどちらかといえば家や恋人の部屋でゆっくり過ごすというパターンが増えているように思います。梅田の行きつけの喫茶店で、顔見知りのウェイトレスに尋ねてみてもそういう意見でした。
 千里山キリスト教会で今夜7時から行われたキャンドル・サービスも、去年お誘いを受け初めて参加させて頂いたのですが、何か僕の中では家(地元)で過ごすアットホームな雰囲気があり恒例になりそうです。
 先ずイエス誕生の物語が、聖歌隊の賛美歌と吉川牧師の聖書朗読との掛け合いで、厳かにでも子供にも分かるような形で進みます。続いて説教「イエス・キリストというともしび」で、キャンドル・サービスの灯りがさり気なく意味づけられていきます。全員で歌う賛美歌は僕ら一般者にも馴染みのあるものばかりでしたが、最後の『ハレルヤ・コーラス』の四重唱はさすがに途中からどこを歌っているのか分からなくなってしまいました。
 最後に集会所での恒例の温かい「ぜんざい」が振る舞われ、吉川牧師や知り合いの信者そして街の人達としばし歓談した後、楽しみにしていた大きなクリスマスツリーを眺めて帰りました。

ガンバ大阪3位を見て

2008-12-23 18:01:29 | Weblog

 日曜日に終了したサッカーのクラブ・ワールドカップで、地元千里をホームタウンとするガンバ大阪が、世界3位決定戦で中南米代表のパチューカを破りました。超攻撃型チームを掲げどこまでも追求する姿勢は、試合を見ていてもわくわくするものがありました。特にスター選手を揃え優勝したマンチェスター・ユナイテッドの胸を借りる形となった準決勝では、強敵相手に3点も得点でき負けたとはいえ不思議に嬉しく感じられました。
 ただ、それで世界で第3番目に強いクラブになったかというと、もちろん決してそうでは無いわけです。対戦して撃破できたアジアやオセアニアそして中南米といった地域より強いとは言えても、同格で対戦していないアフリカそして決勝まで行ったヨーロッパと南米地域のクラブについては上位だとは言えないと思います。それでも前年の浦和レッズに続いての活躍は、日本のサッカー・クラブのレベルが世界的にアップしてきているのを実感させられました。
 自己責任を負うことを回避しがちな日本人のメンタル性からもよく論じられる、フォワードの決定力不足の点でも少しずつ遺伝子変異が見られるようになってきたと思います。ガンバ大阪のカラーとしている超攻撃型チーム作りを続ける過程で、そのような決定力効果が蓄積されるのではないでしょうか。
 MVPに輝いたルーニーのようなタイプ(ガッシリした体格でありながらスピードとテクニックを持つ)は、日本の多くのスマートなサッカー選手の中には余りいないタイプだと思います。スタミナを求められるサッカーというスポーツでは大成しにくい、ルーニーのような屈強な才能が育つことが将来的にJリーグや日本代表に欠かせないと思いました。

日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018)
湯浅 健二
アスキー
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パン工房『エメ・ラ・ヴィ』OPEN

2008-12-22 18:26:26 | 千里山INFO

 20日オープンした千里山パン工房「エメ・ラ・ヴィ(仏語:人生を愛しましょう)」に行ってみました。実は土曜の夜お店の前を通りかかったのでウィンドー越しに様子を覗いていますと、女性オーナーの田中さんがご近所の挨拶回りから帰られたところで、お店の中で少し立ち話をさせて頂きました。今年のフリーマーケット・イベント千里山平和カーニバル「Rua Feliz (幸せの街路)」や、上方落語寄席「ちさと亭」などで田中さんとお話ししたことがあり、その時にパン工房をやりたいと覗っていたのです。
 「いよいよ出来たのですね」ということで、早速お奨めのパンを一切れ頂きました。パン焼き教室と併設カフェとで暫くは進めていかれるようですが、頂いたパンは手の込んだケーキ菓子を想わせるもので、美味しいコーヒーに絶対合いそうなお味でした。
 工房の中で作業をされていた大野さんとも少しお話しをさせて頂きましたが、カフェのシンプルなテーブルなども彼の製作です。それもその筈、芸術大学を出て共通のパン焼き教室でオーナーと知り合われ、今回のお店作りにスタッフとして協力されているということでした。また一つ特徴のあるパン屋さんが出来て、千里山のパン好きには嬉しい年の瀬です!

オープニングのチラシ
※ 早速、「千里山.NET」の「新着ショップ」でもご紹介しています。

間違いやすい漢字

2008-12-21 17:00:39 | Weblog

 もう随分懐かしい高校時代の話ですが、現代国語の時間に起立して本を読まされた時に、「云々」を「でんでん」と読み間違え皆にクスクス笑われたことがあり、その恥ずかしかった経験が今も忘れられない記憶となっています。誰でも一度くらいはそのような恥ずかしい想い出や、或いは現在でも間違って憶えていた漢字の読み方を知り、密かに胸を撫で下ろすことがあるのではないでしょうか。
 最近世間では漢字ブームとやらで、漢検1級のクイズがテレビ番組になったりしています。紀伊国屋書店の検索システムで漢字というキーワードを引くと、とても多くの本が出版されているのが分かります。そして麻生首相の漢字読み間違い報道で、そのブームに拍車が掛かっているようです。僕もこれは他人事では済まないという思いで、面白おかしく論うニュースを見ていました(アナウンサーも結構間違っているのに‥‥)。
 おそらく同じ思いの人達が多くいたのでしょう、ベストセラー紹介で(新刊で無いにもかかわらず)この本が良く売れているそうです。もちろん分かりやすい構成と500円という買いやすい値段でもお奨めです。

読めそうで読めない間違いやすい漢字
出口 宗和
二見書房
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噴水での作品展示

2008-12-20 23:54:21 | 千里山ギャラリー

 今年も千里山第一噴水が商栄会によりクリスマス・イルミネーションで飾られていますが、この週末から可愛い光の作品展示が加わりました。千里第三小学校の工作クラブの生徒さん等、住民4グループによりそれぞれのテーマで創作された夢の世界が、噴水周辺の仄暗い草木の中に浮かび上がっています。
 通勤帰りにこの空間を通る人々が覗き込んだり、ベンチに座り遠目で小さな世界を眺め楽しんでいるカップルも見られました。
 これらの作成や展示のお世話をされている、え・もじ田中さんからご紹介メールも頂いております。
「‥‥千里山第一噴水で毎年展示されている、千三小学校工作クラブのグループ作品の展示と『土曜・ぐう・ちょき・ぱあ』のものづくり探険隊の作品展示、そしてほのかな灯りもついて展示作業が終わりました。グループ(4班ですので4作品)例年になく出来がよろしいので‥‥。」

クリスマス二胡コンサート

2008-12-19 09:57:10 | 作詞・作曲

 地域情報サイト「千里山.NET」では3地区の「公民館だより」と「千里山交番便り」を毎月転載させて頂いておりますが、いよいよ「公民館だより」の方も2009年度の正月版となっています。雑誌などの出版物では昔から今月発売のものが新年号ということが多く、話題や情報でも今年を振り返ったり来年度の予測が掲載されます。「公民館だより」も新年のご挨拶が載っていたりして、年末便りの雰囲気を感じさせてくれます。
 でもまだ12月ということで、千里山新田地区の「公民館だより」に載っている、21日(日)に行われる「二胡のクリスマス・コンサート」のお知らせをご紹介します。
 申し込み連絡期限は今日19日(金)までなのでまだ間に合います。何かと忙しい年末の休日昼下がりの一時、二胡の幽玄な音色に耳を傾けてみるのも良いのではないでしょうか。

国際収支から見た中国経済

2008-12-18 09:51:43 | Weblog

 以前ご紹介した『本当はヤバイ!韓国経済』や『トンデモ!韓国経済』は、国際収支という“国の家計簿”に表れた多様な経済数値をベースとして、韓国資本主義経済の異常な危機的状況を指摘し、分かりやすくまた未来視点として非常に参考になる部分が多くありました。その同じ著者による『本当にヤバイ!中国経済』が新たに出版されたので早速購入し読んでみました。
 いつもの週刊誌的なタイトルは効果的でも少し軽い感じがしますが、内容的には著者である三橋貴明氏の中小企業診断士という、企業を見る専門的な目と分析ノウハウを活かした、ユニークで実態に則した議論になっています。
 家計簿も企業の経営もそして一国の国際収支も、その数値の中からいろんなものが読み取れるものです。中国資本主義はいわゆる『大本営発表』的な数値が信憑性に欠けるとしながらも、緻密なバイアスを掛けながらその実態と今後の状況を予測していきます。それは彼の国の抱える多くの社会矛盾を数え上げる議論とは別に、その経済構造的な脆弱性を冷静に洗い出して見せてくれます。
 世界金融破綻の影響によるウォン安で危機に陥った韓国への、日本からの緊急支援融資が再び検討されているという先日のニュースは、この著者のシリーズ本のアプローチの説得力を僕の中で一層高めるものがありました。

本当にヤバイ!中国経済―バブル崩壊の先に潜む双頭の蛇
三橋 貴明
彩図社
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とどろみの森クラブ

2008-12-17 00:53:09 | 千里山.NET

 地域情報サイト「千里山.NET」の「コラボレーション」メニューでは、千里山の住民や関係のある方達の興味深いブログをご紹介しています。
 先日、千里山まちづくり協議会の定時総会に出席した帰りに、親しくさせて頂いている理事の一人のJさんから申し出があり、「とどろみの森クラブ」のWEBサイトとブログをリンクしました。
 「とどろみの森クラブ」は新御堂筋を延長し新たに開通した箕面グリーンロード(有料)で繋がる、箕面森町の活性化と情報発信を目的に、豊かな里山の自然や人々の交流を楽しむイベントを企画するNPO法人です。その事務局長をされているのがJさんです。リーズナブルな入会金・年会費で会員(個人と法人)になれ、また登録によるボランティアも募集されています。
 田植えや椎茸栽培また炭焼きなどの里山体験や、自然の中でハイキングなど毎月のようにイベント・スケジュールが組まれ、たくさんの一般会員の方達が参加されています。興味のある方は下記のホームページをご覧下さい。

法人名  特定非営利活動法人 とどろみの森クラブ
住 所  〒563-0256 大阪府箕面市森町北1丁目1-1
電 話  080-5357-7605  地図