昨日、高校の同窓会に出席してきました。
同級生の顔をみると、昔の面影がそのまま残っている人も、まったく変わってしまった人も。
しばらくぶりにあってもばっちり話が合うのは、先生のあだ名や当時起こった学校の事件、あるいは学校近くのパン屋の話題など。
しかし、私が僧侶であるということでお寺に対するたくさんの質問も。
「お肉は食べるんですか?」
普段の生活では特に精進料理ということはありません。
「修行ってどんなことするの?」
あんなことやこんなことや・・・・
「お寺でやるお葬式って葬斎場でやるより高いんでしょう?」
いいえ、お寺でやる方がはるかに安くできると思いますよ。
「座禅とかしているんでしょう?」
日蓮宗ではとくに座禅は致しません。
「お坊さんってみんな字がうまいんですよね?」
そんなことはありません、うまい人もいればそうでないひとも、ちなみに私はうまくありません。
塔婆に文字を書くのは紙に書くのと違ってちょっとコツがいりますけどね。
「写経とかやってないんですか、やりたいんだけど。」
いずれやろうとは思っていますが今のところはまだ未定です。
写経といっても本格的にやるものや、薄く書いた文字をなぞるだけものもあるし・・・
「ぜひやって、絶対行きたいから、簡単なのがいいな。」
そうですか、写経をしたいというニーズは結構あるものなんですね。
一般の方にとってお寺というのはこちらが思っている以上に未知の世界なんだということがよくわかりました。
そして、思いがけず貴重な意見を聞くこともできました。
お寺に何が望まれているのかを一番知らないのはお寺なのかもしれませんね。
こんなことをやってほしいというリクエストを募集しましょうか。
場合によっては皆さんの御希望に合わせた催しを開催することができるかもしれません。
お寺にこんなことを希望している、そんなご意見をお聞かせいただければ幸いです。
ピエールドロンサールも咲いてきました。