「地方から、国を変えよう会」

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「職員リスト問題で、大阪市議会紛糾」

2012年03月28日 | 日記




本会議は27日午後2時40分すぎに開会したが、会派間の調整がついていない事項が多かったため、数分後に休憩入り。議場の傍聴席にいた市民らから「エー」というどよめきが起きた。

 市議が退席すると、橋下市長は審議が深夜に及ぶことを見越し、傍聴者に冗談めかして、こう言った。

 「これが市議会です。最低でしょ。今日は帰った方がいいですよ」

 最ももめたのは、職員リストの捏造問題だ。午後4時半すぎに開かれた交通水道委員会の代表者会議。

 自民市議は、この問題について維新代表である橋下市長に記者会見を開いて説明するよう要求。民主系市議も2006年の民主党の偽メール問題を持ち出し、「(偽メールを国会で取り上げた)議員は辞職した」と畳みかけ、共産市議も維新市議の責任を追及する協議会の開催を要請した。

 維新側が「いったん持ち帰って対応を協議する」としたため、2時間以上中断。最終的に、交通局長から捏造の経過説明と謝罪を求めることで各会派が合意したものの、維新市議や橋下市長への対応についてはまとまらず、28日に再協議することになった。維新幹部は「なぜ予算を審議する委員会でそんな話を持ち出すのか」と憤った。

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  大阪市議会は28日未明、関西広域連合に大阪、堺両市の加入を認める規約改正案を、賛成多数で可決した。

 加盟している2府5県と堺市の議会も改正案を可決済みで、両市の広域連合加入が4月中にも正式決定する。橋下徹・大阪市長の就任後初の当初予算となる2012年度一般会計当初予算(1兆5163億円)も賛成多数で可決した。

 一方、教育委員会制度や公務員制度のあり方を抜本的に見直すため、橋下市長が提案した職員基本条例案と、教育基本2条例案(教育行政基本条例案、市立学校活性化条例案)は採決を見送り、継続審議となった。

(2012年3月28日05時23分 読売新聞)